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梅雨の季節が来る前に、食中毒対策をしましょう

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この記事の所要時間: 331

暖かい日々が続くと、心配なのは食中毒です。
昨晩の食べ残しを、そのまま放置していませんか。
微生物の生命力を侮ってはいけません。
梅雨の季節が来る前に、食中毒対策をしましょう。

食中毒三原則を守りましょう

食中毒予防三原則と呼ばれるものがあります。
1.つけない
2.増やさない
3.加熱する
最初の「つけない」は、病原菌を洗い落とすことです。
買ってきた食材を清潔に保ちましょう。
2番目の「増やさない」は、冷蔵庫に保管することです。
気温が20度を超えると、微生物は急速に増殖し始めます。
3番目の「加熱する」は、菌やウイルスを殺すことです。
ほとんどは100度以上で加熱することにより死滅します。
なおノロウイルスの場合は、さらに1原則が追加されます。
それは、「広げない」!
言い換えると手洗いの励行です。
患者さんの汚物処理などで、
ウイルスを撒き散らしていることもありますよ。

見落としがちなことは何か

食中毒三原則を守っていれば安心なのでしょうか。
とはいえ油断してはいけません。
見落としがちなポイントがありますよ。

1.熱に強い菌がいる

加熱殺菌すれば食中毒の心配はない?
とはいえ十分に加熱されていますか。
例えば煮物などは、具材の中心まで火が通っていますか。
生煮えだった!ありがちです。
電子レンジで温める際も、冷たい部分が残ったりします。
一方で、熱に強い菌もいます。
例えばウェルシュ菌は、
100度で1時間加熱しても死滅しないことがあります。
またセレウス菌も、100度で30分は耐えるようです。
さらにボツリヌス菌は、100度6時間でも死なないとか。
暑い毎日の中、30分も加熱することはないですね。
加熱は万能ではない!肝に銘じましょう。

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2.毒素は消えない

加熱によって菌やウイルスが死んだとしても、
作り出された毒素は、熱では分解されません。
例えば腸炎ビブリオが作り出す毒素です。
加熱により一旦は効力が失われます。しかし冷えると毒性が回復する?
また二枚貝の毒素も、加熱調理しても無毒化されません。
なお養殖の貝は、毒素を作り出さないように対策が施されています。
つまりエサとなるプランクトンが毒素の原因になるからです。
ただし潮干狩りで採れる貝は、何らの対策も施されていません。
潮干狩りで疲れた身体に、大量の貝を摂取すると、
危険なこともあるので、注意しましょう。

3.保菌者に注意

微生物による食中毒は、見えないだけに厄介です。
発症していなくても、保菌者である可能性はあります。
集団食中毒の感染経路を探していたら?
食材ではなく、調理人だった!
稀な事件ではありません。
もちろん調理前の消毒などをすべきですが、
体内に入ってしまった菌を見出すことは困難です。
なお一度食中毒が発生していれば、
発症していなくても、菌は体内にある!
そう自覚して、菌の拡散を防ぎましょう。

4.涼しくてもノロがいる

食中毒と言えば夏ですね。暑いと病原菌は繁殖します。
とはいえ涼しくても、また冷蔵庫に保管しても油断できません。
例えば冬の食中毒として著名になったのはノロウイルスです。
ノロウイルスは、低温でも死滅しません。
冷蔵庫の温度でも、1年間は活性を保つようです。
さらに冷凍しても、死なないようです。
冷凍保存している食材を電子レンジで加熱する?
それでも100%安全ではないようです。

5.酸素が嫌いな菌も多い

酸素がないと生き物は死ぬ?勘違いしていませんか。
酸素が嫌いな菌も多いですよ。
そのため真空パックや缶詰も、100%安全ではありません。
例えばボツリヌス菌です。
缶やパックが膨らんでいたら?菌が繁殖している証拠です。
絶対に食べてはいけません。
二次災害を防ぐために、メーカーや保健所へ知らせましょう。

免疫力を高めましょう

食中毒が蔓延した時でも、平気な人がいます。
最後は、個々人が持っている体力が勝負です。
日頃から健康管理に気をつけましょう。
免疫力を高めれば、重篤化することはありません。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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