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X線天文衛星「ひとみ」が絶望的?想定される3つの原因

この記事の所要時間: 351

宇宙の神秘が解明されるかも?
様々な期待を背負ったX線天文衛星「ひとみ」が絶望的!
痛ましいニュースが流れました。
高額な税金が無駄になる?それもありますが、
科学的な興味がお預けになる点も、悲しいですね。
とはいえ現状はどうか、今後はどうなるのでしょうか。

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これまでの経緯

ひとみが打ち上げられたのは、2016年2月17日17時45分です。
打ち上げ自体は大成功でした。そして1カ月ほども。
しかし同年3月26日に、突然音信不通となりました。
様々な情報を総合すると、複数の部品に分離している?
最終的に電波を確認したのが、3月28日です。
以後、JAXAでも原因究明、復旧に向けた努力をしています。

3月26日に何かがあった

ひとみの異常に気づいたのは、3月26日の午前4時10分頃です。
姿勢制御装置の異常が確認されました。
太陽光パネルの向きが悪くなるので、電力低下も起きました。
衛星自体の温度分布にも変化が認められました。
月でもそうですが、太陽が当たる面と当たらない面では、
温度が雲泥の差です。熱すぎると、金属だって融けてしまいます。
ではいったい、3月26日に何があったのでしょうか。

推定されるメカニズムは

JAXAが4月19日に発表した資料によれば、
現状において推定されるメカニズムは、次のとおりです。
まず3月26日に、姿勢を変更する操作をしました。
その結果、衛星自体は回転していないはずなのに、
誤作動?誤認識?自分は回転している!
勝手に衛星が判断してしまったようです。
そして回転を止めるために逆回転の操作をした!
強い回転運動を始めました。
回転がどんどん加速されることで遠心力が働き、
外側にある太陽光パネルなどの部品を飛ばした!
つまり複数の部分に分かれてしまった!
そういうシナリオです。

原因はどこにあるのか

ここまで示されていることは、地上の空論?
あくまでも観測結果から推定した地上における理屈です。
実際にどうだったのか?本当の原因究明が待たれます。
とはいえ現状において考えられる根本原因を整理してみましょう。

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1 何故誤認識したのか

そもそも何故、自分は回転している!誤認識したのでしょうか。
人工衛星の姿勢制御系は、太陽を基準にすることがあります。
しかしひとみは太陽センサを姿勢制御に用いていなかったようです。
内蔵されたソフトウェアで計算していました。
だから一度ずれると基準がわからず修正しづらくなるのかもしれません。
利用するシステムの選択ミスだったのでしょうか。

2 最初の姿勢変更は正しかったのか

一説によると、あらかじめ設定されていた数値にミスがあった?
人為的な問題が指摘されています。
3月26日に行われたであろう姿勢変更は正しかったのか。
ここの解明こそ、求められる部分です。

3 チェックの見落としがあったのか

機械にありがちですが、初期不良の可能性があります。
もちろん宇宙空間を飛び散る放射線が影響した?
とはいえ事前のデータチェックに見落としがあった!
一度飛ばしてしまえば、確認のしようがありません。
油断や勘違いなどがなかったのか。
これはいまさら言っても始まらないことですが。

今後はどうなるのか

太陽光パネルが外れていると想定されるため、
いずれにしてもエネルギーが枯渇します。
すると自力での航行、および通信ができなくなります。
宇宙のゴミになる?少なくとも部品のうち2個が、
4月29日および5月10日に大気圏へ突入すると予測されています。
とはいえ地球に落下せず、途中で燃え尽きます。
その他の部品も、早々に消えていくのかもしれません。

ひとみは諦めるのか

原因がどうであれ、太陽光パネルが外れていますので、
エネルギーの補給をどうするか?
当面の課題になるでしょう。
もちろんできる限りの手段は講じるべきですが、
それも税金です。
ひとみを諦めて新しい衛星を作り直すのか?
選択肢のひとつにすべきでしょう。

失敗はつきものですが

宇宙は、簡単に行けない未知の分野です。
わからないことだらけなので、失敗はつきものです。
もちろん、はやぶさ、金星探査機のあかつき、
一次的な失敗を乗り越えて成果を出しています。

見方を変えれば、JAXAは失敗続き!
せっかく日本人ノーベル賞で湧く現状を
なんとか継続してもらいたいですね。

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たくと
たくと
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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