menu

632 views

どこまで禁止すべきなのか?ドーピングの何が問題なのか

スポンサーリンク
この記事の所要時間: 345

2016年の今年はリオ・オリンピックがあります。
何かとオリンピックの話題はお騒がせしていますね。
とはいえホットな話題をもうひとつ!
それはドーピングの問題です。
もちろん一般の人にとってみれば他人事かもしれません。
しかしドーピングの何が、本当に問題なのでしょうか?

シャラポワショック!

アメリカのロサンゼルスで、2016年3月7日、
テニスの人気女子プレーヤー、マリア・シャラポワ選手が
衝撃の記者会見を行いました。
自身が禁止薬物に対して陽性反応を示したことを公表したのです。
すなわちドーピング違反です。
本人曰く、健康のために10年以上服用し続けている薬だとか。
それが2016年の1月から禁止薬物リストに載ったそうです。
もちろんいけないことでしょう。
トッププレーヤーだからこそ、ファンのショックも大きいでしょう。
とはいえちょっと政治的な裏もありそうです。
そもそも今回問題となった薬メルドニウムは
旧ソ連、現ラトビア共和国で開発されたとか。
純粋にスポーツを楽しみたい人は、あまり聞きたくない話ではあります。

何がいけないのか

いわゆるドーピング問題です。これのどこが問題なのでしょうか。

1.パワーアップだから不公平

pwup
禁止薬物における第一の問題点は、パワーアップになるから不公平だ!
例えばメルドニウムは、心臓疾患の治療薬として開発されました。
シャラポワ選手も心臓に持病があるようです。
そもそもアスリートなら、心臓への負荷は大きいでしょう。
突然死する選手も少なくありません。
そういう意味で長年使った薬ならば、簡単には変えたくないですね。
とはいえメルドニウムは細胞内の代謝を活性化し、
持久力を高める効果があるとか。

これがドーピングリストに載った理由です。
しかし心臓の薬であれば心肺機能を高める!科学的には自明の理屈です。
なにをいまさら?そんな気もします。
ならば循環器系の薬をすべて禁止すべきかもしれません。

スポンサーリンク

2.本人の身体が危険

hb
禁止薬物における第二の問題点は、
本人の身体が危険に曝される!
パワーアップになる?
裏を返せば、身体を酷使していることです。
一時期話題になった男性ホルモンや筋肉増強剤は、
当人の命を縮めるリスクがあります。
がんに罹りやすくなる?
ステロイド剤は肝臓を傷めるとか。
一時の過ちが、一生の過ちになることも稀ではないようです。

3.薬物依存体質を生む

ksr
禁止薬物における第三の問題点は、薬物依存体質を生む!
薬は一度手を出すと、止められません。
一般の人でもそうですね。
頭痛薬などに依存している人はいませんか。
使わないと安心できなくなります。
アスリートなら、記録を求められます。
その焦りから、どんどん薬を使うようになってしまいます。
とはいえ薬で作った記録に価値はあるのか?
スポーツの正当性を問われる事態にもなります。

不公平よりもっと事態は深刻です。

検査のやり方に問題はないのか

ドーピングはいけないことです。
とはいえ検査のやり方にも問題があるようです。
もちろん抜き打ちでやるから意味があるのでしょう。
しかし女性選手の宿舎へ、深夜に突然やってきて検査するとか?
防犯や人権上の問題はないのでしょうか。

また禁止薬物リストは、薬の商品名ではなく、物質名で公表されます。
いいわけにはなりませんが、薬に詳しくなければ、
自分が服用している薬なのかどうか?わからないケースも多いですね。
どっちがフェアなのか?

スポーツ選手は風邪もひけない

風邪薬にも禁止薬物が含まれるケースがあります。
そうなってくるとアスリートは風邪もひけません。
もちろん鍛えているから!
風邪をひくこともなさそうです。
とはいえプロ野球選手や相撲取りも?インフルエンザに罹ります。
不思議です。
身体を鍛えることと病気の予防とは違うことなのか?
青少年に対するスポーツ振興の目的は何か?
薬物の問題を考えると、健全な心と身体を鍛える?
言えそうもありません。

終わりのない戦いです

禁止薬物問題を突き詰めていくと?
サプリを含めてすべての人工物を禁止にすべきなのでしょう。

しかし今の科学技術を使えば、栄養を強化した野菜が作れます。
食べ物も規制されてしまうのでしょうか?
合法ハーブと同様に、終わりのない戦いが続きます。

スポンサーリンク
The following two tabs change content below.
たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

世界が緑に染まるセントパトリックスデー

AIがまた快挙!実質的な囲碁界のトップ棋士に完勝です

関連記事

  1. 恐竜が人気の理由5つと恐竜のことが学習できる全国の恐竜博物館一覧…

    記事では、 恐竜とは何か 北海道で見つかった恐竜の全身化石の解説 恐竜…

  2. 花粉とは何か?なぜ飛ぶのか?花の仕組みを考えよう

    春が近づくのは嬉しいものですが、乗り越えるべき壁があります。それはスギに代表される花粉症です。これか…

  3. 音が伝わる仕組みとは、音の性質を知ろう

    普段何気なく音を聞いています。聞こえてしまう?それが正しいのかもしれません。聞こえる…

  4. クマの出没注意!被害が増えた3つの原因と対策

    暖かくなると野生動物の動きも活発になります。そこで気になるのは、クマが出没しているニュースです。…

  5. 【続報】プロ棋士がAIに1勝!その意外な理由とは何か

    韓国で行われていたAI(人工知能)とトップ棋士との囲碁5局勝負2016年3月15日に終わりました…

  6. 雪が降りました。滑るのは氷?ではなく水ですよ

    2016年1月18日に日付が変わった頃から?関東地方では大雪に見舞われました。もちろん雪国の…

  7. 殺虫剤が効かない耐性型ゴキブリの防除法

    昨今は殺虫剤が効かない耐性型のゴキブリが増えています。メーカーはいろいろ工夫しているようですが、スプ…

  8. 科学的に宗教を見分ける簡単な7つのポイント

    バレンタインデーは相変わらず盛況でした。これは何を起源にした行事なのでしょうか。また昨今はハロウィン…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

amazon

PAGE TOP