menu

390 views

どこまで禁止すべきなのか?ドーピングの何が問題なのか

この記事の所要時間: 345

2016年の今年はリオ・オリンピックがあります。
何かとオリンピックの話題はお騒がせしていますね。
とはいえホットな話題をもうひとつ!
それはドーピングの問題です。
もちろん一般の人にとってみれば他人事かもしれません。
しかしドーピングの何が、本当に問題なのでしょうか?

スポンサーリンク

シャラポワショック!

アメリカのロサンゼルスで、2016年3月7日、
テニスの人気女子プレーヤー、マリア・シャラポワ選手が
衝撃の記者会見を行いました。
自身が禁止薬物に対して陽性反応を示したことを公表したのです。
すなわちドーピング違反です。
本人曰く、健康のために10年以上服用し続けている薬だとか。
それが2016年の1月から禁止薬物リストに載ったそうです。
もちろんいけないことでしょう。
トッププレーヤーだからこそ、ファンのショックも大きいでしょう。
とはいえちょっと政治的な裏もありそうです。
そもそも今回問題となった薬メルドニウムは
旧ソ連、現ラトビア共和国で開発されたとか。
純粋にスポーツを楽しみたい人は、あまり聞きたくない話ではあります。

何がいけないのか

いわゆるドーピング問題です。これのどこが問題なのでしょうか。

1.パワーアップだから不公平

pwup
禁止薬物における第一の問題点は、パワーアップになるから不公平だ!
例えばメルドニウムは、心臓疾患の治療薬として開発されました。
シャラポワ選手も心臓に持病があるようです。
そもそもアスリートなら、心臓への負荷は大きいでしょう。
突然死する選手も少なくありません。
そういう意味で長年使った薬ならば、簡単には変えたくないですね。
とはいえメルドニウムは細胞内の代謝を活性化し、
持久力を高める効果があるとか。

これがドーピングリストに載った理由です。
しかし心臓の薬であれば心肺機能を高める!科学的には自明の理屈です。
なにをいまさら?そんな気もします。
ならば循環器系の薬をすべて禁止すべきかもしれません。

スポンサーリンク

2.本人の身体が危険

hb
禁止薬物における第二の問題点は、
本人の身体が危険に曝される!
パワーアップになる?
裏を返せば、身体を酷使していることです。
一時期話題になった男性ホルモンや筋肉増強剤は、
当人の命を縮めるリスクがあります。
がんに罹りやすくなる?
ステロイド剤は肝臓を傷めるとか。
一時の過ちが、一生の過ちになることも稀ではないようです。

3.薬物依存体質を生む

ksr
禁止薬物における第三の問題点は、薬物依存体質を生む!
薬は一度手を出すと、止められません。
一般の人でもそうですね。
頭痛薬などに依存している人はいませんか。
使わないと安心できなくなります。
アスリートなら、記録を求められます。
その焦りから、どんどん薬を使うようになってしまいます。
とはいえ薬で作った記録に価値はあるのか?
スポーツの正当性を問われる事態にもなります。

不公平よりもっと事態は深刻です。

検査のやり方に問題はないのか

ドーピングはいけないことです。
とはいえ検査のやり方にも問題があるようです。
もちろん抜き打ちでやるから意味があるのでしょう。
しかし女性選手の宿舎へ、深夜に突然やってきて検査するとか?
防犯や人権上の問題はないのでしょうか。

また禁止薬物リストは、薬の商品名ではなく、物質名で公表されます。
いいわけにはなりませんが、薬に詳しくなければ、
自分が服用している薬なのかどうか?わからないケースも多いですね。
どっちがフェアなのか?

スポーツ選手は風邪もひけない

風邪薬にも禁止薬物が含まれるケースがあります。
そうなってくるとアスリートは風邪もひけません。
もちろん鍛えているから!
風邪をひくこともなさそうです。
とはいえプロ野球選手や相撲取りも?インフルエンザに罹ります。
不思議です。
身体を鍛えることと病気の予防とは違うことなのか?
青少年に対するスポーツ振興の目的は何か?
薬物の問題を考えると、健全な心と身体を鍛える?
言えそうもありません。

終わりのない戦いです

禁止薬物問題を突き詰めていくと?
サプリを含めてすべての人工物を禁止にすべきなのでしょう。

しかし今の科学技術を使えば、栄養を強化した野菜が作れます。
食べ物も規制されてしまうのでしょうか?
合法ハーブと同様に、終わりのない戦いが続きます。

スポンサーリンク
The following two tabs change content below.
たくと
たくと
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

st世界が緑に染まるセントパトリックスデー

pixta_14123209_M.jpgAIがまた快挙!実質的な囲碁界のトップ棋士に完勝です

関連記事

  1. 90036d7c87872a22ae8bdba38a858bc8_s.jpg

    大型連休はどこへ行く?自然散策では5つのことに注意しよう

    ゴールデンウイークはどこへ行きますか。山歩きや湖畔、海に行くのも楽しいですね。とはいえ自然散…

  2. nishinoshima

    小笠原諸島の西之島で新たな生態系が始まります

    小笠原諸島には小さな島々、無人島も多いです。そのうちのひとつである西之島、東京から約1000キロ…

  3. elderdog

    高齢犬の2割が認知症?5つの特徴とおすすめの対策

    高齢化問題は人間だけの話ではありません。家族の一員とも言えるペットでも深刻化しているようです。品種改…

  4. weather

    天気図を見る際に知っておきたい5つのポイント

    天気予報は当たるのか?かつてに比べれば、飛躍的に精度は高まっています。とはいえ天気予報士に対…

  5. genri.jpg

    雷の原理とは

    雷はなぜ起こるかそれは、溜まった静電気が放電するというとっても単純な原理です。雷ができるまで…

  6. 464525

    ようやく台風1号ですが、台風が発生する仕組みとは

    2016年も7月に入り、今年も半分が終わりましたが、気象関係者の間では、気になることがあるようで…

  7. 87811badf031e26257dfc8cc2467ab6d_s

    重力波を再観測!ブラックホールの合体は頻繁に起きるようです

    2016年のノーベル賞候補でもある重力波が再観測された!アメリカの国際研究チームが再びやってくれ…

  8. NH3

    夢の燃料?アンモニアは再び救世主となれるのか

    アンモニアに対するイメージは何でしょうか。おしっこの臭い?虫刺されの薬!化学肥料として使われ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. fb_w
  2. hatumode03
  3. iryou1208
  4. datascientist
  5. izonsyou
PAGE TOP