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原発の汚染水は何が問題か?科学の視点でおさらいしよう

この記事の所要時間: 352

もうすぐ3月です。
2011年に起きた東日本大震災から5年になります。
早いですね。
教科書にも載っています。
歴史の一部になったのかもしれません。
とはいえ福島第一原子力発電所では、
今でも様々な試みが行われています。
中でも汚染水対策が深刻です。
科学の視点で、何が問題なのか?
おさらいしてみましょう。

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汚染水とは

汚染水とは何か。漠然とした言い方です。
例えば原発関連で指摘される汚染水とは、
放射性物質を一定量以上含んでいる水です。

個々の物質は微細すぎて肉眼では見えません。
そのため一見すると綺麗な水です。
ここから反対派と賛成派によって言い分が
まったく違ってきます。
専門家でも意見が分かれます。
何故でしょうか。
本当のことを誰も知らないからです。

おさらいしましょう

原発事故の後、議論は百出しています。
落ち着いて何かをする状況にはないですね。
何をしても反対する人がいるからです。
他人の揚げ足を取る人もいます。
それが混乱の原因かもしれません。
ならばちょっと一息入れて、
わからない点をおさらいしてみましょう。

1.単位がわかりづらい

ベクレルやシーベルトなど単位がわかりづらいですね。
また○億ベクレル?
億の単位になるだけで、私たちは実感を失います。
ならば累乗を使って表示する。
例えば40000円は4×104円とも現せます。
これでわかりますか?
理系の人なら一目瞭然ですね。
しかし一般的な人は余計に混乱します。
理解できなかったり意見が平行するのは、
ここに原因がありそうです。
「100グラム」みたいに明白な単位を作らない限り、
議論は収束しないでしょう。

2.科学的な基準なのか

一般的に言われている汚染水や被ばく線量の基準は、
科学的なのでしょうか。
現環境大臣が当時の環境大臣のことを揶揄した?
なおここで議論に上がったのが
年間1ミリシーベルトという基準です。
これは国際放射線防護委員会(ICRP)が示した数値です。
これ以下なら安全ですよ!そうした基準です。
とはいえ普通に暮らすだけでも、
年間1.5ミリシーベルト程度の自然被爆はあるようです。
一方で100ミリシーベルトでも発がんリスクは変わらない?
こんなことを言い出すから、余計に混乱するのでしょうね。
科学では未知のことがたくさんあるということです。
科学的基準が作れるかどうかは誰にもわかりません。

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3.海に流してはいけないのか

汚染水を海に流してはいけないのでしょうか。
日本人は「水に流す」
そうしてわだかまりを解決してきました。
海は広いですね。
あらゆるものを飲み込んでくれそうです。
一方で日本には公害という悲しい過去があります。
古くは足尾銅山鉱毒事件です。
また水俣病もあります。
とはいえこれらは閉じられた水系だった?
だから汚染水が濃縮されたのです。
ならば海に流せば拡散される!
そう主張する人もいます。
しかし海にも生物濃縮という理論があります。
最終的に日本人が好きなマグロへ
放射性物質が濃縮されていく!
ありえない?
誰にもわからない!
それが真実です。

4.アルプスは稼動している?

汚染水処理に関して、
当初フランスの会社が強く主張していたようです。
しかしどうなったのでしょうか。
なお現在、汚染水を処理しているのは
東芝製のALPS多核種除去設備と呼ばれる装置です。
最終的にはトリチウム以外の大半の放射性物質を取り除ける!
東京電力は主張しています。
とはいえどこまで誰の言い分を信じるべきなのか。

5.凍土壁ってなんだ

2016年2月15日東京電力は
福島第一原発の汚染水処理対策について方針を明らかにしました。
こちらも長々と揉めていた凍土壁を作る話です。
辿り着いた結論は、海側の凍土壁を先に作る!
その後順次山側も凍結させていく!
そもそも凍土とは何か?
土を凍らせて汚染水の流れを止めることができるのでしょうか。
やってみなければわからない?
これが現実です。

風評被害こそ恐ろしい

福島第一原発のような事故は、
人類が始めて経験していることです。
理屈ではいろいろあるでしょうが、
科学的な判断は誰もできません。
他人の揚げ足を取っている場合ではありません。
それよりも風評被害の方が恐ろしいですね。
一度口から出た言葉は、
「撤回」の一言で消えるわけではないからです。

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たくと
たくと
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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