menu

339 views

アインシュタインの予言が的中?重力波を捉えたぞ!

スポンサーリンク
この記事の所要時間: 341

休日開けの日本にビッグニュースが飛び込んできました。
円高ではありませんよ。
アメリカの研究チームが重力波を直接捉えたようです。
2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田さんのチームでも
3月から始動するKAGRAを使って狙っていました。
先を越された!
とはいえアインシュタインの予言が当たったようです。
やはりアインシュタインは天才なのですね。再認識です。

重力波とは

重力波とは何でしょうか。
専門書では
「時空のゆがみが波となって伝わる現象」
余計に理解できませんね。
そもそも時空がゆがむ?実感できません。
もちろん宇宙のレベルになるとスケールが違います。
日常生活とは異なる考え方をしなければいけません。
わかりやすく言い換えると、
重力とは空間のゆがみとして捉えることができます。
重力があると曲がる!
だから月は直進せずに地球の周りを回ります。
地球の重力が作り出すゆがんだ空間に、
落ち込んでしまうのです。
究極のゆがみがブラックホールです。
すべてを引き摺り込んでしまいます。
イメージとしては?
水をかき混ぜると、中心に渦ができて凹みますね。
強く混ぜるほど深くなる!
そしてこの動きが水面を波として外へ伝わる!
同様に重力波が空間を伝わっていく!

これが重力波の正体なのです。

何がすごいのか

重力波に関して、アインシュタインが100年前、
その存在を予言しました。
凄いですね100年後に観測できるとは。
アインシュタインは、何かを持っていますね。
とはいえこちらも一度は否定してます。
これも人柄なんでしょうか。
しかし何故100年も観測できなかったのでしょうか。
ひとつには重力波が非常に弱いものだからです。
これまでの観測装置では感知できませんでした。
そして大規模な宇宙的イベントがないと
重力波は地球にまで到達しないと考えられたからです。
今回の観測も、巨大な2つのブラックホールが合体した!
この際に発せられた重力波だと想定されています。
言い換えれば、重力波の観測が定式化すれば?
ブラックホールの謎も解明できると期待されています。

スポンサーリンク

どうやって観測したのか

では重力波をどうやって観測したのでしょうか。
アメリカのワシントン州とルイジアナ州にそれぞれ
1辺が4キロにもなる巨大なL字型施設を作っていました。
そしてLの中心点から両端まで、
つまり直角になるようにレーザー光を照射しました。
両端には鏡があります。
光は直進して反射します。
もし空間にゆがみがなければ、
両端へ同時に照射した光は同時に中心まで戻ってくるはずです。
しかし重力波があれば?
空間が歪むため、光が届く時間もずれる?
もちろん1つだけなら機器の誤作動?
ありえるでしょう。
とはいえ遠く離れた2つの施設で同時に実施した結果が?
驚くほど一致した!
このような偶然は、まさしく天文学的な確率です。
当然ですが更なる検証は必要でしょう。
ただし本当なら?
2016年のノーベル賞は決まりですね。

ブラックホールは発見できるのか

宇宙の謎のひとつはブラックホールの存在です。
ブラックホールは光も吸い込みます。
そのため通常の光を使った望遠鏡では
観測することができません。
とはいえブラックホールは
重力波を生み出すことが理論的に示されています。
そのため今回のように重力波が正しく観測できれば?
ブラックホールの存在を証明することができるのです。
ひとつがわかれば?
どんどん様々なこともわかってきます。

宇宙の謎は解明されるのか

2016年2月12日、
同じ日の新聞の片隅に小さな記事がありました。
つまりJAXAがH2Aロケットを使って
X線天文衛星を打ち上げる予定でした。
しかし悪天候が予想されるため
打ち上げは延期されたということです。
次回の予定は未定です。
なおこの人工衛星も
ブラックホールの観測が期待されています。
つまりブラックホールでは
X線を噴射していると考えられるからです。
違った視点からの観測技術が向上することにより
宇宙の謎を解明できる時が近づいているのかもしれません。
梶田さんが指揮する日本のKAGRAでも
頑張ってもらいたいですね。

スポンサーリンク
The following two tabs change content below.
たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

トヨタの今後の展望を3つの話題から検証してみる

住宅ローンを組むなら、金利底値の3月を狙え!

関連記事

  1. ナマコが密猟されている!なぜ高級食材と言われるのか

    「ナマコ密漁団 暗躍」2017年5月10日の日本経済新聞夕刊に大きな見出しがありました。ナマコと…

  2. 代表的な冬の花5種の育て方と土壌pHについて

    冬にも花を咲かせる植物があります。例えばシクラメンやポインセチアなどです。園芸ショップで購入…

  3. インフラの老朽化による停電から都市を守るには?安全な送電と今後の…

    テロか?そう思った人が多かったかもしれません。つまり東京のど真ん中で大規模な停電が2016年10月1…

  4. 外来生物は誰にとって悪なのか?「自然とは何か」ですね。

    東京23区にハクビシンが多発している!不可解なニュースが届いています。街中に「野生動物」がい…

  5. 遺伝子とは何か?運命なのか、変えることはできるのか

    私たちは日常的に遺伝や遺伝子、DNAなどの単語を口にします。とはいえ正しい意味で使っているでしょ…

  6. 天気図を見る際に知っておきたい5つのポイント

    天気予報は当たるのか?かつてに比べれば、飛躍的に精度は高まっています。とはいえ天気予報士に対…

  7. 大学の科学者は軍事研究をすべきか否か

    日本は第二次世界大戦後、大学では軍事目的の研究をしない!そうした「誓い」を守ってきました。だ…

  8. 無重力状態とはどういうことか?人や物はどうなるか

    国際宇宙ステーションISSで日本人宇宙飛行士も活躍しています。とはいえ宇宙で何をしているのでしょ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

amazon

PAGE TOP