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イスラエルの生き方

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シリア難民が、ヨーロッパ諸国に押し寄せる中、隣国のトルコやヨルダンでは、多くの難民の受け入れが、大きな負担になるため、入国審査に時間がかかったり、受け入れを断っている事で、国連から非難を受けているという。

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1.中東人にとってのイスラエル

ただ、その近くには、まったく難民を受け入れないイスラエルがある。
「イスラエル」は、中東の一国でありながら、ユダヤ教の国なので、簡単に言うと、中東の中では「浮いている国」だ。周辺国のようにアラビア語ではなく、ヘブライ語を話し、経済的にも他の中東諸国の何倍も豊かな国で、首都のエルサレムはヨーロッパ並みに物価も高く、町並みもきれいだという。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地(メッカ)であるエルサレムを、「後から来たくせにイスラム教の私達から取り上げた」という宗教的な恨み+経済的な豊かさから来る嫉妬心で、イスラム教の人達が、イスラエル人を見る目はいつも冷たい。

2.なぜイスラエルは嫌われているのか?

イスラム諸国は、反イスラエルを掲げる国も多く、その中の1つがシリアだった。
私が中東を旅したのは、数年前だとしても、シリアではイスラエル人入国禁止外国人でもイスラエルの入国スタンプがあれば、入国拒否という姿勢を貫いていた国である。その為、「今回シリアで内戦が起こっているので、助けてください」と泣きついても、その難民の手を平気で叩き落とす気持ちも、少しは理解出来る。
ただ、だからイスラエルは嫌われるのだ。
イスラエルはシリア難民が流出した頃から、ヨルダン国境付近に、フェンスを設けて難民を受け入れないと表明している。

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3.イスラエルの若者の生き方

少し、イスラエル人についても掘り下げてみよう。
イスラエルは、ユダヤ教の国でヘブライ語を話す他に、男女共に徴兵制を設けている国だ。
18歳になると、男性は3年、女性は2年の徴兵に行かなくてはならず、それを終えると、稼いだ給料で世界中を数年旅し、帰国してから大学に入り、就職をするというのが、イスラエルの一般的な若者のスタイルらしい。世界中を旅するといっても、そのほとんどがインドか南米を旅する事が多いので、その辺りだと、これでもかというほどイスラエル人旅行者が居るのだ。
また、その旅行スタイルも独特で、さすがは軍隊上がり!というほど、ドデカいバックパックを前後に抱えて、いつも4人~6人ほどで行動している。
しかも、みんな体格がいいので、怖くて気軽に近づけないのだ。
さらに、大体のイスラエル人旅行者(特に若者)は、態度が横暴で、何でも値下げ強要、どこでも大声で酒盛りパーティー、盗めるものは何でも盗む。というのが、彼らの基本的なマナーの悪さであるので、現地人からも他の旅行者からも煙たがられている。
その反面、仲間意識はとても強く、一度そのイスラエルのグループの中に入ってしまえば、とても親切、むしろ度が過ぎたおせっかいというくらい、何でも共有する人達なのだ。
特に、ブラジルの隠れた離島なんかにも、イスラエル人が溢れかえるほど居る事があり、本当はブラジルに居るはずなのに、そこら中にヘブライ語の文字。夜の浜辺でのパーティーでも、ほとんどがイスラエル人と言う事も、実際にあった。
中東問題を一言で語る事は出来ない。ただ、どの国の、どの宗教が正しくて素晴らしいという事もない。
中東諸国にとっては、受け入れがたい存在のイスラエルでも、彼らには、彼らなりのそうせざるを得ない理由があったのかもしれない。
ヨーロッパやアメリカから地を負われたユダヤ人の旅は、いつになっても終わる事がないのだろう。

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TAKADA
TAKADA
南米・アルゼンチン在住。ウェブライター、日本語教師。 19歳の時から、世界一周旅行を始め、アジア、中東、ヨーロッパを周り、その先に行き着いた南米で生活を始める。 南米では、ブラジル、チリ、ペルー、ボリビア、ウルグアイなどを周遊し、その後、ボリビア、チリでの長期滞在を経て、2009年からは、アルゼンチンに移住。 現地で英語、スペイン語を使いながら日本語教師、日本語アシスタントの仕事をしている。

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