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海上保安庁が海底の歪みを発見した?地震の確率は変わるのか

この記事の所要時間: 354

2016年5月24日、イギリスの科学雑誌ネイチャーの電子版に、
海上保安庁がまとめたデータが掲載されたようです。
内容は、日本の太平洋岸における海底の歪みについてです。
これによって、巨大地震の発生確率は変わるのでしょうか。

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海上保安庁が調査しました

このニュースで、ある意味衝撃的なことは、
研究者ではなく、海上保安庁が調べたことです。
もちろん日本近海の状況を把握するのも、同庁の仕事です。
今回の結果は、2006~2015年度までの調査をまとめたものです。
公的機関だからこそ、じっくりと調査できたのも事実です。
とはいえ同庁の海洋情報部では、東北沖のデータも調べています。
平成20年6月6日、つまり西暦2008年の報告書では
「福島沖での海底の動きを捉えました」とのタイトルがあります。
これが2011年の東日本大震災に対する予測に生かされたのでしょうか。
同年同月9日に開催される地震調査委員会に報告する予定?
そう示されていますが、実際はどうだったのでしょうか。

プレートは動いています

今回の調査結果から年間で5センチ以上の動きを示している地域は
静岡から愛知、高知、紀伊半島などの沖合に集中しています。
いわゆる南海トラフ、深い谷になっている海域です。
そもそも地球上には多くのプレートがあり、常に動いています。
東日本大震災のような海底が震源になる地震は、
ほとんどがこの、津波を伴うプレート型地震です。
熊本地震や阪神大震災とは異なります。
日本列島の下には、それらのプレートが沈みこんでいます。
地震の巣と呼ばれる所以です。
なお今回の調査結果は、8月21日に開催される
地震予知連絡会で報告される予定です。
もちろん研究者らは、すでに情報を掴んでいるはずですが。

何が問題なのか

変に恐怖心を煽ってはいけませんが、何が問題なのでしょうか。
プレート自体が動き、海底に歪みができること自体は、
昔からわかっていることです。
これは隠しようのない事実であり、素直に受け止めるべきです。
そこで、年間5センチという数値です。
我が家が年間5センチ移動していた?パニックですね。
しかし日本列島という規模で考えるとどうなのか。
上述した2008年の調査結果では、宮城県沖で年間7センチ、
福島県沖で年間3センチ動いていたようです。
その3年後である2011年に東日本大震災が起きています。
どこまで真剣に捉えるかでしょうね。

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巨大地震の確率は変わるのか

南海沖で起きると想定されている巨大地震の確率は、
今後30年以内に70%です。
4月に起きた熊本地震について、
2015年1月1日時点において算出した今後30年以内の発生確率は、
布田川・日奈久断層帯において、ほぼ0~16%でした。
それが約1年後に発生したことになります。
ならば今回の調査結果を元に、確率も変わるのでしょうか。
もちろん個々の研究者は計算を始めたでしょう。
しかし国や全体としての意見集約は?
夏まで待つことになるのでしょうか。
もちろん変に煽ってはいけませんが、
科学的な検討を早急にして、国民に知らせる義務はあるでしょう。

地震は予知できないと言い張るのか

地球の歴史から考えれば、万年単位は瞬間です。
いつ次の地震が起きるのか?
客観的、科学的に考えるほど、前例がない?
予知はできないのでしょう。責任もあります。
とはいえ最近は様々なデータが集まっています。
とんでも話であっても、参考にできるはずです。
それでも地震学者は、予知できないと言い張るのでしょうか。
海上保安庁がデータを公表した?
そんな体制でよいのでしょうか?
今回の報道を見て違和感を覚えるのは、おかしいのか?
騒ぎすぎているのでしょうか。

備えはできていますか

何度も言いますが、変に煽ってはいけません。
心配しすぎてもいけません。
しかし備えはしていますか。
食料や水の備蓄はしていますか。
家具は固定してありますか。
避難経路や場所を決めていますか。
自然には勝てませんが、
負けない方法は、あるはずです。

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たくと
たくと
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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