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生後1カ月でアレルギー体質が決まる?腸内細菌の違いとは

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この記事の所要時間: 327

アレルギーは体質だ!とは言いますが、
そもそも体質とは何でしょうか。
遺伝的に決まってしまい、変わらないのでしょうか。
とはいえ生後1カ月で、体質がわかるとしたら、
気を付けてみたいと思いませんか。

腸内細菌の違いで決まる

九州大学の中山二郎准教授らは、
乳幼児期における腸内細菌の種類を調べることにより
アレルギー発症のリスクを判定する手法を開発
しました。
現状では食物アレルギーを対象にしているようですが、
アトピー性皮膚炎や喘息などにも応用できるとか。
この研究は10年以上前から続けられており、
86名の乳幼児に対して、生後2カ月までの腸内細菌群、
2歳までのアレルギー発症状況に関して調査しました。
すると生後1カ月の時にパクテロイデス属の菌がいる場合、
幼児期にアレルギーが発症しやすかった
ようです。
一方でクロストリジウム属がいると、発症しにくい!
さらにアレルギーを発症しない子は、腸内細菌の種類が多い!
とはいえどうしてこんな差が生まれるのでしょうか。

菌はどこからくるのか

赤ちゃんのお腹にいる菌は、どこからくるのでしょうか。
母体内にいる際は、ほとんど無菌状態です。
主に出産時、産道にある菌がうつるようです。
また空気感染、触れたもの、なめたものからも入ります。
初めは母乳を消化するためにビフィズス菌が増えます。
一方で病気の治療などで抗生物質などを使うと、
これは大人でもそうですが、腸内細菌が弱ってしまいます。
ここから善玉菌の働きが悪くなることが指摘されています。
そういう意味でも、妊娠中や授乳中の薬は避けたいですね。

乳酸菌が少ないとリスクがある

ヨーグルトなどの乳酸菌系食品を悪く言う人はいないでしょう。
腸内細菌として乳酸菌は不可欠です。
実際に生後1カ月で腸内の乳酸菌が多かった子は、
食物アレルギーの発症が少なかったようです。
つまり乳酸菌が腸内で有機酸を作り出し、
それによって免疫細胞が活性化されるからです。

逆に乳酸菌が増えないと、免疫自体が暴走した際に、
抑えることができなくなりアレルギーになるリスクがある!

大人でも通じることがあるようです。

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母乳にはオリゴ糖が多い

赤ちゃんのお腹で大切なビフィズス菌は、
オリゴ糖を餌として繁殖します。

とはいえ母乳には、オリゴ糖が多く含まれるようです。
そのため母乳を飲むことにより相乗効果が生まれ、
腸内細菌叢が全体として善玉優位になるのでしょう。
人間の場合、母乳による獲得免疫は必須ではありません。
しかしそれでも、トータルで考えれば、
飲んだ方がよいのでしょうね。
人工的な粉ミルクでは、ちょっと限界があるようです。

大人は食生活が影響している

生後直ぐの環境も関係するのでしょうが、
成長するに従い日々の食生活が影響してくるようです。
子供のころから肉食系、お菓子などを多く食べると、
腸内細菌叢もそれに合わせたものに代わってしまいます。
何事も、悪い方には流れやすいものであり、
それが定着すると、改善は難しくなります。
そういう意味では、離乳食も工夫すべきなのでしょう。
既にアレルギーがあるならば、発酵食品系もよいかも。

きれいすぎてもよくない

昨今の日本はどこでも衛生的できれいです。
もちろん赤ちゃんは何でもなめてしまいますので、
周りはきれいにしておきたいですね。
しかしきれいすぎてもよくないようです?
例えば衛生的すぎる環境で育つと、
腸内細菌の多様性が乏しくなるようです。

すると病気に罹った際に免疫力が働かない?
ちょっと汚い環境の方が強くなる!
極端すぎてはいけませんが、
お腹は鍛えないといけないようです。

母体の健康を保ちましょう

生後1カ月でアレルギー体質が決まるなら、
妊娠中から準備しておくべきなのでしょう。

もちろん考えすぎてもいけませんが、
何にもまして母体の健康を保つことが、
結果的に赤ちゃんのためになるのかもしれません。
無理なダイエットや喫煙はやめましょう。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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