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重力波を再観測!ブラックホールの合体は頻繁に起きるようです

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この記事の所要時間: 349

2016年のノーベル賞候補でもある重力波が再観測された!
アメリカの国際研究チームが再びやってくれました。
短期間で複数回の観測ができたということは、
重力波が当たり前の現象だということです。

それを予言したアインシュタインは、やはり天才ですね。
今後は、どんなことがわかってくるのでしょうか。

重力波とは何か

重力波に関しては、以前解説しました。
重複するので詳細は控えますが、簡単に言えば、
巨大かつ重い天体が近くにあると、空間が歪みます。
ソファーに重い人が座ると沈む!似た話です。
その歪みが宇宙空間を伝わってくる!これが重力波です。

なおここでいう巨大とか重いとかいう表現は、
人間のスケールでは想像もつかないレベルです。
太陽の10倍以上!そういった大きさです。
ちなみに太陽の半径は地球の約109倍であり、
重さである質量は、地球の約33万倍です。

4カ月で2回捉えました

重力波を捉えたのはアメリカにある観測施設LIGOです。
そこの研究チームが、2回目の重力波を観測した!
2016年6月15日にカリフォルニアで開かれていた
アメリカ天文学会において発表しました。
なお最初に発見したのは、2015年9月です。
そして2回目が同年12月26日でした。
つまり4カ月の間に2回捉えたことになります。
4カ月という期間をどのように考えるかですね。
子供の感覚でいえば、夏休みから冬休みまでの期間です。
長く感じるかもしれません。
中年以降であれば、もう年末か!早く感じそうです。
では宇宙レベルで比べるとどうでしょうか。
宇宙138億年の歴史から見たら、一瞬の一瞬です。
ということは、重力波は頻繁に流れている?

ブラックホールが合体して生じた

重力波の正体は、ブラックホールの合体です。
ブラックホールとは、密度が高く、質量が莫大な天体です。
重力が強いので、光でさえ外に出ることができません。
だから黒い穴にしか見えない?
とはいえ具体的に観察されているわけではありません。
しかし重力波が観測されたということは、
言い換えるとブラックホールが存在する証拠になります。

つまり重力波は、ブラックホールが合体した際に生じます。
今回の観測結果も、地球から14億光年離れた場所で、
太陽質量の14倍と8倍のブラックホールがぶつかり合体した!
結果として太陽1個分のエネルギーが重力波となり
宇宙空間全体に放出されたようです。
こちらも想像を超えるスケールです。

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ブラックホールの合体は頻繁に起きる

4カ月は、宇宙の歴史でみれば一瞬でした。
また重力波はブラックホールの合体で生じます。
ここから導き出せる結論は何か?
ブラックホールの合体は、頻繁に起きている!
研究チームも、その意義を強調しています。
すなわちブラックホールは、当たり前の天体なのです。
そして天体同士の衝突も、日常茶飯事です。

一般に宇宙空間は隙間だらけです。
赤ちゃんが宇宙空間に投げ出されたら?
平均寿命を全うするまで何にもぶつからないでしょう。
そんな何もないはずの空間なのに、
巨大な天体同士が頻繁にぶつかっている!

ちょっと信じられないような話ですが、
だから宇宙は面白いし、大人も興味を惹かれるのです。

歪みはわずかです

巨大な天体が頻繁にぶつかっている!
わかったところで、逆に疑問が生まれます。
なぜ今まで観測できなかったのか?
観測の努力は続けてきましたが、機械の限界がありました。
つまり今回観測された歪みの大きさは、
水素原子の直径にも満たない大きさです。
水素原子の大きさとは?
おおよそ1億分の1センチメートルです。

こちらもまったく想像できないレベルです。
想像できない大きさと、想像できない小ささ!
これが合わさった世界が、宇宙なのです。

先人からの宿題はまだあります

重力波が見つかって、わくわくしています。
しかしその存在は、100年前には理論的に知られていた?
あらためてアインシュタインのすごさに驚きます。
とはいえ2000年前のギリシャ時代の人たちも、
多くの科学的知識や理論を私たちに伝えています。
現代人は本当にすごいのか?
科学技術を持たない人たちの方が思考能力は高かった?
先人に負けないように、いろいろなことに関心を示し、
新たな発見、自然現象の解明をしていきたいですね。
先人から出された宿題は、まだまだありますから。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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