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石油は本当に、いつか枯渇するのでしょうか

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この記事の所要時間: 327

1980年には、30年後に石油が枯渇する!
真剣な議論があり、子供ながらに心配した記憶があります。
とはいえ今年は2016年ですが、まだ石油を潤沢に使っています。
逆に原油価格は値下がりしている?
石油は本当に枯渇するのでしょうか。

石油の起源は古代生物の死骸です

まず基本的な部分を押さえておきましょう。
つまり石油はどうやって作られているのかです。
もちろん作られる現場を誰も見ていません。
あくまでも仮説にすぎません。
とはいえ有力なのは、有機起源説です。
すなわち恐竜などの古代生物が長年の間に変化した!
石油は炭素と水素からできています。
化学物質と考えがちですが、根本を突き詰めれば、
正真正銘の天然由来物質です。
ちなみに古代の植物が変化したのは、石炭です。

無機起源説が登場しました

有機起源説に従えば、資源が枯渇する理由もわかります。
とはいえ2000年頃から、無機起源説が登場しました。
これによれば、地下深くに溜まったメタンなどが、
高温高圧の条件にさらされることにより石油となった!

実際にベトナムで、それを示唆する油田が見つかっています。
無機起源説が正しいのなら、
地球が活動し続ける限り、石油は生み出されていきます。

もちろんどちらが正しいというよりも、
他の説を含めて、様々な方法で生成された!
そう考えた方が、現実的なのかもしれません。

枯渇する?その根拠とは

石油が枯渇する?根拠はどこにあるのでしょうか。
これは、その当時における科学技術が関係します。
つまり油田の探査能力です。
例えば見つけた油田の埋蔵量を推計します。
1年における石油の消費量を求めて割り算すれば、
残存年数が計算できますね。
しかし探査技術が進歩すれば、
海底など新たな油田を見つけることができ延命します。
一方で掘削技術も影響します。
油田の存在はわかっても経済的に見合う掘削方法がないと?
それは使える石油としてカウントされません。
もちろん簡単に探す、掘る、精製する技術が見つかれば?
またもや延命します。
それがまさしくアメリカで起きた、シェール革命です。
これによってアメリカは、石油輸入国から輸出国へ!
劇的な展開を見せています。

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誰が言い出したのか

石油が枯渇する!オオカミ少年のようなことを、
いったい誰が言い出したのでしょうか。
1972年、日本は高度経済成長期です。
使い捨ての時代?公害が騒がれ始めました。
そこで民間のシンクタンクであるローマクラブが
『成長の限界』という報告書を提出しました。

書籍にもなっており本屋で購入することができます。
そこに石油が枯渇する!示されていたのです。
ただし正確には、
今後技術革新がないと、石油は20年で枯渇する
もちろん今は技術革新しています。
一方で1998年には「安い石油がなくなる」
石油会社の技術者が唱えた論文ですが、
当時シェールオイルは見つかっていなかったようです。
一説によれば原油価格を上げるためのでっちあげだったとか?
公害も含めて技術が問題を解決していますが、
それに頼りすぎていると、新たな警告が出そうです。

将来的に石油を必要としなくなるかも

最新のデータよれば、あと50年は「枯渇」しないようです。
一方で大量に石油を消費する車は?
電気や水素を利用するなど、脱石油が進んでいます。
また石油が原料となるプラスチック関連製品も、
自然に優しい?リサイクル可能な素材に変わっています。
将来的には、石油を必要としなくなる?
良いか悪いかは別にして、未来はわからない方が楽しいですね。

自然エネルギーは無限なのか

無機起源論が正しいのであれば、石油は無限です。
太陽光などの自然エネルギーも事実上は無限です。
とはいえ本当に、無限に使えるのでしょうか。
地球の大気が汚れて太陽光が届かなくなる?
一方で50年後には、今では想像もつかない資源が使える?
科学が資源、環境、よい方面で応用されることを期待します。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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