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高校の現代社会が廃止!公共と近代の歴史が必修になります

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この記事の所要時間: 333

文部科学省の諮問機関である中央教育審議会の専門部会は、
2016年6月27日に、高校の社会科目に関する提言をまとめました。
主な柱は「現代社会」がなくなり「公共」を新設する。
また近現代史を学ぶ「歴史総合」を必修化することです。

社会科とは

英語や数学は、わかりやすい教科でしょう。
また理科も、自然科学と捉えればイメージしやすいですね。
とはいえ国語は、日本語でもなく、読解力や思考力?
では社会とは?社会科学全般の話?
そもそも社会という用語こそ、造語です。
義務教育期間中は社会で統一されていますが、
中学の教科書は地理、歴史、公民に分かれています。
高校になると、社会科という教科自体がなくなり、
日本史や世界史、地理、倫理、政治経済などと表記されます。

もちろん大枠は必要なのでしょうが、
地理の一部は、理科系の地学と内容がかぶっています。
細かく考えるほど、境界線が難しくなるのも事実です。

現行はどうなっているのか

2022年の次期学習指導要領から大きく変わりますが、
現行の社会科は、どうなっているのでしょうか。

1.日本史が必修ではない

ちょっと考えれば、多くの人が疑問を持つはずです。
つまり自国の歴史である日本史が必修ではありません。
逆に世界史が必修?その理由は何でしょうか。
例えば、中学で日本史を勉強しているから!
また日本史をやりだすと、詳しくなりすぎる?
国際化を考えれば世界史こそ知る必要があるから。
いずれも言いたいことはわかりますが、
本音は、受験科目として成立しやすくしているのです。
鎌倉幕府の成立年や、蘇我氏こそ善人だった?
学説が分かれる部分が少なくないからのようです。

2.倫理は社会なのか

社会科目の中でちょっと異質なのは、倫理です。
内容には、道徳的な意味合いがあります。
学問的に言えば、哲学になるのでしょう。
とはいえ大学へ行くと、哲学は人文科学系に入ります。
社会科学ではないようです。
もちろん若い間に哲学を学ぶ意義は大きいでしょう。
しかし受験科目に入れるべきなのでしょうか。
芸術科目と同列に扱っても重要性は失われないはずですが。

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3.現代社会とは何か

わかったようでわからないのが現代社会です。
だからこそ将来的に廃止されてしまうのかもしれません。
例えば現代とはいつなのか。近代との境目は?
基本的には江戸時代までを近世、
第二次世界大戦前までを近代、戦後を現代と呼んでいます。
つまり戦後の事実を学ぶのが現代社会です。
しかし日本史の教科書には、戦後の話も出てきます。
ここでも重複する状況はありますね。
ならば政治と経済に細分化した方がわかりやすいのかも。

歴史をどう学ぶべきか

歴史をどう学ぶべきなのか?議論は百出します。
年号を語呂合わせで覚えることに意味はあるのか?
もちろんどこまで細かく知る必要があるか、です。
今はどうしても、大学入試に出る部分が強調されます。
だから歴史は暗記科目!記憶力勝負になりがちです。
しかし歴史の延長が現代社会であり、私たちの実生活です。
大きな時代の流れとして、そこから自分たちに行き着く!

そうやって考える時間にすべきかもしれません。

公共とは何か

2022年から新設される予定の公共とは何か?
中央教育審議会によれば
選挙権年齢が18歳まで引き下げられたことを踏まえる!
法律や経済の仕組みに加え、社会保障の現状を理解する。

新設の目的を説明しています。
とはいえそれは政治経済ではできないことなのか。
ちなみに新しい科目構成としては、
公共が必修科目であり、選択科目が倫理または政治・経済?
余計にわからなくなってしまいそうな気もしますが。

何を学ぶべきなのか

将来的に現実の社会はどんどん複雑になります。
新しいことが増え、学ぶべきことは多いですね。
しかし全員がどこまで知るべきなのでしょうか。
逆に知っておかなければならないことは何か。
先日行われたイギリスの国民投票結果を見て、
自分たちがあの場にいたらどう選択したのか?
そういう授業は行われているのでしょうか。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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