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台風の来ない国があるってホント?おもしろ台風5選!

この記事の所要時間: 559

まるで半年間蓄えたような勢力を持つ大型の2016年の台風1号(ニパルタック)!どうやら、日本への接近は免れましたが、その雲の分身が西日本に大雨をもたらすとの事で、今夜から明日に掛けて、十二分に注意するよう促されています。 台風の雲の一部がちぎれて飛んで来るなんて、勿論異例の事だと言えるでしょう。でも、正しく台風は低気圧のマジックという事で、これまでにも、様々な面白台風が発生しています。今日は、そのいくつかをご紹介したいと思います。

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台風の来ない国がある!

と、その前に、皆さんは、この広い地球上には、そんな台風が来ない国があるってご存じですか?というか、台風というのは元々、太平洋や南シナ海の赤道以北、東経180度以西100度以東にしか発生しないんですねぇ!!

台風とは

というのも、そもそも台風というのは、10分間平均の最大風速が17.2メートル以上の強風を伴う熱帯低気圧の事で、北緯2度から北緯40度付近の海上で発生し、発達するものと定められています。そこで、このエリアから外れる南半球を中心としたインド洋や大西洋、それに、太平洋の一部では、原則として台風は発生もせず、上陸もせずという事になるのです。

台風の来ない国が本当にあるのか?

ではでは、インドやオーストラリアでは台風のような嵐はないのか?
というと、決してそんな事はありません。それどころか、皆さんもよ~くご存じの通り、むしろ、カリブ海辺りの大きな嵐の勢力は、日本人の想像を遥かに絶するほど豪快です。また、数も多く、せっかくの夏休みの旅行を台無しにされた記憶のある方も多いのではないでしょうか?

台風の来ない国はない!

恐らく、絶対に台風の来ない国というのは、この地球上には有り得ないものと思われます。何と言っても空は一つ!!部分的に定め、必ずそこだけを熱帯低気圧が通過しないなんていう神業は、まず出来ないでしょう。
ただ、所変わればなんとかで、アメリカなどでは、同等の勢力を持つ熱帯低気圧であっても、台風とは呼びません。「ハリケーン」や「サイクロン」と呼ぶのです。また、typhoonが台風の英語だなんていうのも大きな間違い!

ハリケーン・サイクロン・タイフーン・トロピカルストーム

まず、大西洋北部や太平洋北東部から太平洋北中部にかけてのエリアに発生する大型の熱帯低気圧を「ハリケーン」、インド洋の北部付近と何部付近、それに太平洋南部エリアに発生する大型の熱帯低気圧を「サイクロン」と呼びます。
そして、こうした一般的な台風とは別に、WMOこと国際気象機関には、1分間平均の最大風速が64ノット、メートル換算にすると風速33メートル以上のものを「タイフーン」と呼ぶという定義も存在していて、日本人が思っているように、「typhoon」とは、単に台風のEnglish表記ではないのです。
さらに、東経180度より東のエリアでは、1分間平均の最大風速が64ノット以上のもの、即ち、WMOでいうタイフーンクラスの熱帯低気圧に発達して初めてハリケーンと呼び、1分間の平均最大風速が34ノット以上64ノット未満の日本で言う台風クラスの熱帯低気圧を「トロピカルストーム」と呼ばれる事にもなっています。

様々な台風

という事で、このように、この広い地球上には様々な大型の熱帯低気圧絡みの嵐があって、発生する場所や行き先によって、その呼称が随時変化して行くのです。そのため、台風として発生しても、その進路によって、途中からハリケーンやサイクロンに名前が変わってしまう事もあれば、その逆のパターンもあります。特に2013年は、こうした変則的な台風の当たり年だったと言えるでしょう。

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おもしろ台風1

例えば、2013年の新年早々『台風発生!』という気象情報が流れましたが、この台風1号は、元旦にグアム沖で誕生した時にはまだ、西経域でいうハリケーンの勢力は全然持っていないただの熱帯低気圧でした。そのため、現地では大騒ぎされなかったのですが、それが1月3日にはフィリピンのスールー海に入って発達し、台風1号「ソナム」となり、1951年の観測開始以降4番目に早い台風第1号の発生となりました。

面白台風2

そうかと思うと、2013年9月1日にハワイのミッドウェイ沖で発生した熱帯低気圧は、最初から台風17号「イートゥー」で、その後東経180度線を越え、西経域に入ったところで、ハリケーンに変わると思いきや、その風速は18メートルでしかありませんでした。確かに日本でいう台風にはしっかりと該当しても、ノット換算にすると、風速35メートルですから、トロピカルストームのレベルです。そのため、日本の気象庁では、「ハリケーン」と呼ぶ訳にも行かず、かと言って、なじみのないトロピカルなんとかでは分かりにくいという事で、頭を悩ます羽目になってしまいました。で結局、分かり安くするために、『発達した熱帯低気圧』という表現を遣って、その後の状況を伝えていたというような記録と記憶があります。

おもしろ台風3

さらに、同じく2013年のお盆明けの8月18日に発生した台風13号と翌日8月19日に発生した台風14号は、ともにハリケーンとしていきなりダイナミックに誕生した熱帯低気圧でしたが、いずれもそのまま勢力を大きく落とす事無く東経域に入って来ました。そして台風13号「ペバ」や台風14号「ウナラ」となったものですが、実は実は、こういうケースは、案外ありそうでありません。
何故なら、東経180度線を越えるという事は、熱帯低気圧にとってもかなり条件の厳しい長旅で、それなりの時間とスタミナを要します。そのため、大抵途中で勢力が衰えて台風やハリケーンではなくなったり、中には消滅してしまうものも少なくないのです。ましてや、ハリケーンがそのまま台風になって日本まで到達するとなると、より一層珍しい事なのです。こうした台風を「越境台風」と呼ぶ訳ですが、これは2007年の台風12号以来、実に7年ぶりの出来事!おまけに、それが2つ続けてやって来た事に加え、台風14号の方は、たった6時間の命でしかなかった事も、今となっては面白記録として語られています。

面白台風4

その他、このような事例としては、1972年に発生した台風29号があって、これは、その後マレー半島からベンガル湾に抜けた事により、台風からサイクロンに変わりました。

面白台風5

また、1970年の台風13号は、最初西経域でハリケーンとして発生し、一時東経域に移動して台風になっていたものの、再び西経域に去ってしまったために、すぐにハリケーンに返り咲いてしまったという例もあります。

否が応にも台風は来る!

という事で、やはり台風が来ない国なんて、そうはないのです。それどころか、世界中どこへ行っても名前を変えて大暴れする危険な気象現象! 
また、今年のように、第1号の発生が遅いからと言って、必ずしも台風被害の危惧が軽減されるという訳ではありません。むしろ、過去の統計から見ると、第1号の発生が遅い年ほど、下半期に集中的に押し寄せ、多大なる被害をもたらす事が危惧されるのです。台風の季節と言われる時期に向け、十分気を付けましょう。

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yamamoto
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おしゃべり大好き!お節介大好き!!の典型的関西人おばちゃんです。 趣味で京都の観光ボランティアガイドをしています! 言いたい事はズケズケ言うけど、結構面白かったり、時々ホロリとさせたりもしまっせ~( `pq´)ゥシシ 地元関西地区の食や趣味嗜好的な情報を中心に、自分の最大の課題であるダイエットの情報なんぞも、バンバン発信していきますので、よろしゅうおたのもうします(*^_^*)

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