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土用の丑の日直前企画(第3弾)ウナギを食べる本当の理由!

この記事の所要時間: 814

土用の丑の日ウナギの関係を探る企画もいよいよ最終回!
ついに、『何故、土用の丑の日にウナギを食べるのか?』という謎が解明される時がやって来ました。
勿論お約束通り、美味しいウナギをお得に食べるマル秘テクニックも伝授しますよ。

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土用の丑の日とウナギの関係

とにもかくにも、『土用』と『丑の日』という2つのキーワードは、土用の丑の日直前企画(第2弾)そもそも土用の丑の日って?で無事結び付きました。
ならば、そこに『ウナギ』というキーワードがどう絡んで来るのか?
実はこれについては、孔子や秦の始皇帝ら、中国4000年の歴史を築いて来た立役者のそうそうたる顔ぶれがよってたかって検討しても、恐らく答えは出ない事でしょう。
何故なら、これは日本の学者が江戸時代に発案した、実にローカルで且つ、身勝手な文化だからです。

日本人とウナギの歩み

そもそも日本人は、世界でも有数のウナギ大好き民族だと言われていますが、一体全体いつ頃からウナギを食べ、いつ頃から、夏バテ防止に愛用するようになったのでしょうか?

ウナギの語源は奈良時代にあるらしい

実は、『ウナギ』という呼称は、奈良時代に付けられたという説が有力です。
その語源は、丸くて細長い家屋の「棟木(むなぎ)」にあるのではないかと言われていますが、残念ながら定かではないのです。
他にも、胸が黄色いので「むねき」→『ウナギ』になったという話や、胸開きによる調理が主流だから「むなびらき」→『ウナギ』になったというような話も存在しています。
少なくとも、遥か古(いにしえ)の時代には、ウナギではなく、「むなぎ」や「むなき」と、今から思えば、少々なまって呼ばれていたものとみられます。
とは言え、そういう俗説が立てられるという事は、当時からウナギが一般的に食されていた事は間違いないと言えるでしょう。
そして、その後程なく、なんと、「武奈伎」と書いて「むなぎ」と読ませる漢字表記が登場するではありませんか!!しかも、これは奈良時代に発行された日本最古の和歌集である万葉集にも掲載されているため、その頃にはウナギという食物が確かに定着していたものと思われます。

ウナギで元気になれる説も奈良時代からあったらしい

そんな中、特に注目したいのが、万葉集編纂に関わった人物として名高い当時の貴族:大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ2つの歌です。

石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ

痩す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻を漁ると 河に流れな

これはどちらも、家持が人生の大先輩である吉田石麻呂(よしだのいわまろ)に贈った和歌ですが、その内容はと言うと、方や、ウナギを食べてスタミナを付け、元気になれ、というものと、痩せこけていても命ある事が大事で、ウナギを捕りに川へ行って、命を落とさぬように、というもの!
それこそ、一体全体どっちやねん?と言いたくなってしまいますが、いずれにせよ、晩年すっかり病弱になり、痩せこけてしまった石麻呂に対し、ウナギが体にいい食べ物である事を伝えている事だけは間違いありません。
そう、日本人にはウナギで元気になれるという発想が、すでに奈良時代からあったのです。

花の大江戸ウナギ伝説

上記の通り、元々日本には暑い時季に栄養価の高いウナギを食べて元気に乗り切ろうという発想はあり、平安時代にはすでに、貴族社会や天皇家で取り入れられていたものと見られます。
ただ、土用の丑の日とその発想が結び付くには、それからちょうど1000年程の年月を要しました。

大江戸うなぎブーム

という事で、時は進んで江戸時代、徳川家康(とくがわいえやす)が江戸幕府を開くと、早速とばかりに、今の東京湾に当たる江戸湾の干拓事業を開始します。すると、面白いようにウナギが捕れたではありませんか!!
そう、ウナギと言えば淡水魚、川や湖にいるものと思い込んでおられる方も少なくないようですが、実は、海で産卵し、その後に川を遡って来る鮭とは正反対の生き方をしている魚類なんですね。そのため、今でも高知県の宇佐漁港をはじめ、多くの漁港で陸揚げされているのです。
そこで、ウナギの豊漁という幸せに恵まれた江戸では、たちまち蒲焼きが大ブームとなり、「江戸前ウナギ」が名物グルメの座を確保しました。正しく、今で言う博多ラーメンや札幌ラーメンの世界です。

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ウナギ番付まで登場!

ただ、ウナギが花の大江戸名物として、全国津々浦々からやって来る人々に憧れられるようになると、当然ですが、本当に良質なものを出す店とそうではない店とが出て来ます。
実際問題、当時は家の裏を流れる川でもウナギは当たり前のように釣ったり網で捕ったりする事ができ、それを主婦が調理して夕食の食卓に出す事など、珍しくもなんともなかったのです。池波正太郎原作の時代劇「剣客商売」では、故藤田まこと演じる主人公に、小林綾子演じる41歳も年下の妻が、毎晩のようにウナギを食べさせ、子宝に恵まれる事を願うというシーンがしばしば出て来ます。
とは言え、高いお金を払って食べる外食産業において、裏の川で釣って来たウナギを適当に調理して出されたのではたまったものではありません。やはり秘伝のタレで味付けされた上質なウナギを頂かなければ納得出来ないでしょう。そこで、1850年には、21軒の老舗を掲載し、どこの店が美味しいかという「江戸前大蒲焼番付」なるものが発行されました。いわゆるウナギの蒲焼きにのみ特化したグルメガイドブックです。

それに先立ち、鰻丼の登場!

尚、先のガイドブックの発行に先立ち、1800年代初期、江戸では鰻丼が誕生しています。そう、それまでの100年間は、江戸前ウナギはあくまでもお総菜にすぎなかったのです。
それに物申したのが、常陸国の奉行:大久保今助(おおくぼいますけ)!彼がまだ、江戸で金融業を営んでいた頃、芝居小屋の多かった今の日本橋人形町に隣接する吹屋町のウナギ屋「大野屋」に、丼鉢にご飯を盛り、そのご飯の間にウナギを挟むようにと指示しました。
何を隠そう、この今助さん、芝居小屋の興行師相手にお金を貸すという今の消費者金融のようなビジネスを営み、大成功していましたから、かなりのお金持ちだったんですねぇ!!
そして何より、ウナギが大好物という事で、毎日のように大野屋から出前を取っていたのですが、何せ当時は、暖めた糠の上に蒲焼きにしたウナギを乗っけて配達するというのが定番スタイルで、いざ食べる時になると、どうしても、その糠が身に張り付いてしまいます。当然ですが、美味しくありません。そこで、先のような形態にすれば、ウナギは冷めず、ご飯はタレがしみこんで美味になるだろうと考えた訳です。
これが後に、「元祖鰻めし」として正式に売り出されると、美味しいわ、食べやすいわで、芝居を見ながら食べるには最高!こうして大ヒット商品となり今に至っているという訳です。

ついに、土用の丑の日のウナギが登場!

という事で、鰻がいかに江戸でもてはやされていたかという事がお分かり頂けたかと思います。そして、蒲焼きにせよ、鰻丼によ、やはり暖かいからこそ美味しい部分は否めません。となると、どうしても暑い真夏は売り上げが下がってしまいます。
そこで、頭を痛めていたとあるウナギ屋の店主が、食博士としても名を馳せていた医師「平賀源内(ひらがげんない)」の元へ相談に行きました。すると彼は、だったら『本日丑の日』と書いた張り紙を店の前に出すようにとアドバイスしてくれたではありませんか!!でも、たったそれだけの事で、本当に客が押し寄せるのか?ちょっと信じられないですよねぇ!?
ところが、当時から土用の丑の日自体が庶民の間では、ちょっとした特別な日になっていて、この日に「う」の付く食べ物を食べると夏負けしないという通説が定着していたのです。そのお陰で、この作戦は大成功!
何だか今のバレンタインのチョコレートや節分の太巻き寿司と同じような気がしますが、正しくその通りで、いわばウナギ屋を繁盛させるために始まったのが、この土用の丑の日にウナギを食べるという習慣だったのであります。中国の偉人たちが寄ってたかって考えても、容易に解明出来るものではないでしょう。

土用の丑の日にお得に美味しいウナギを食べるには?

因みに、この土用の丑の日にウナギを食べるという習慣が始まったのは、1700年代中期ですから、まだ先の鰻丼はなかったものと思われます。だからこそ、より一層、夏場に糠の張り付いた蒲焼きなんて、好んで食べる人がいなかったのでしょう。やっぱりウナギは、ご飯にタレがたっぷりしみこむ鰻丼鰻重が絶品です。

秋の土用の丑の日に注目!

とは言え、土用の丑の日になると、見るからに美味しくなさそうなスリムな養殖ウナギでも高値が付けられ、本当に食欲をそそるような丸々と太ったウナギになれば、涎は出るが、手が出ないという感じです。
実際問題、ウナギは冬眠する生き物なので、春に目覚めると、一気に食欲旺盛になり、秋にもまた、長い眠りに供えて栄養を蓄えようとしますから、急激に太ります。
ところが、最ものんびり生活出来る今の時季は、必要以上にカロリー摂取しないため、脂ののりが衰えてしまうのです。つまり、天然物のウナギはお世辞にも絶品とは言えず、むしろ、養殖物の方が確実にそれなりの味と栄養価が得られるものと見られます。
それを考えると、人々が全くと言っていいほど注目しない秋の土用の丑の日こそが、本当に美味しい天然ウナギをお得に味わえるチャンス!!
しかも今年は、10月22日11月3日の2回秋の土用の丑の日があって、文化の日の祭日に、家族みんなで食べるのも賢い手でしょう。
そう、夏より秋、これこそが、本当に美味しいウナギをお得に味わう土用の丑の日のマル秘テクニックそのものなのです。

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yamamoto
yamamoto
おしゃべり大好き! お節介大好き!! の典型的関西人おばちゃんです。言いたい事はズケズケ言うけど、結構面白かったり、時々ホロリとさせたりもしまっせ~( `pq´)ゥシシ 地元関西地区の食や趣味嗜好的な情報を中心に、自分の最大の課題であるダイエットの情報なんぞも、バンバン発信していきますので、よろしゅうおたのもうします(*^_^*)

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