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ゲリラ豪雨の予想が可能になる?期待される3つの技術

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この記事の所要時間: 329

予想できないからゲリラ豪雨と呼ぶのでしょうが、
突然の大雨、洪水に見舞われるなど被害は甚大です。
それが事前にわかるとしたら、どうでしょうか。
もちろんデータ解析技術の進歩が可能にします。
将来的には、局地的な天気予報が夢ではないみたいです。

ゲリラ豪雨とは

かつては集中豪雨や夕立などと呼んだ現象です。
用語としては1970年代から使われ始めたようです。
とはいえ耳慣れるようになったのは、極最近ですね。
2008年に新語・流行語大賞に選ばれました
温暖化などの異常気象が原因?暗に指摘されます。
ただし明確な定義はありません。
気象庁は「局所的大雨」と表現しています。
狭い範囲で起きるため予測が難しいことから、
状況を表す意味では言い得て妙ですが、
やはりゲリラという用語は、公的に使用できません。

ゲリラ豪雨の原理は

ゲリラ豪雨が生まれる原理は、どのようなものでしょうか。
積乱雲ができる基本的な仕組みは、通常の雨と同じです。
地上で暖められた空気が上昇気流を生み出し、雲を作ります。
ただし雲の発達が極めて急速です。
気づいた時には手遅れのこともあります。
東京の場合は、東京湾から暖かく湿った空気が流れ込みます。
高層ビル群によって風の流れが、横から上へ変わります。
ちょうど環状線辺りは熱気が溜まり上昇気流を生みます。
だから山手線内よりも外側、練馬区や板橋区などで多い?
まさにヒートアイランド現象がもたらしているようです。

気象衛星では限界がある

雲の状況は、気象衛星で観測しているはずです。
最新型であれば、細かく見ることができます。
それでも1キロ内外で起きるゲリラ豪雨は?
衛星画像では限界があります。
なおゲリラ豪雨を予測できたとしても、
それを局地的に伝える手段がありません。

衛星から画像データを気象庁に送り、
そこから地震速報のようにメールで知らせる?
直接国民が衛星データをチェックするしかなさそうです。

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ビッグデータを使った観測技術です

気象衛星のデータ以外にも、様々な取り組みがあります。
最近ではビッグデータをIT技術によって解析します。
10年前までは不可能と考えられていたことが、
今では十分に可能だと期待されています。
さらに10年後では、常識になっているかもしれません。

1.住民から情報を集める

アナログな方法ですが、一般住民から情報を募ります。
気象サービス会社が、データを集めて分析し、
ゲリラ豪雨などの気象情報をメールを送信してくれます。

実際の雲を撮った写真を現地の住民から送ってもらうので、
精度は高いようです。今、私の上で降っている!
アナログとはいえ、侮ってはいけません。
言いかえると一番確実な方法かもしれません。

2.テレビ電波を使う

理論的に考えると、大気中に雲の元となる水蒸気が増えれば、
電波が進むスピードは遅くなります。

そこで各家におけるテレビ電波の受信状況を調べます。
わずかな遅れを集計して、どこで積乱雲が発達しているか?
京都大学などで研究が進められています。

計算上は豪雨の30分前に予測できるようです。

3.太陽光パネルを使う

愛媛大学では太陽光パネルを使った研究が行われています。
つまり雲ができると、太陽光を遮ります。
もちろん曇りの日では意味がありません。
逆に曇りの日は、ゲリラ豪雨になりません。
晴天から、微妙な日射量の違いを集計します。
発電量の違いからも雲の状況を割り出せます。

こちらは15分前にわかるとか。

二次災害が危険です

雨自体も深刻ですが、二次災害が危険です。
窪地などであれば、直ぐに水が溜まってしまいます。
地下街も水没する可能性があります。
一方で水たまりが深いと、溝に足を取られる?
慌てて走ると足を滑らせる?傘が飛ばされる!
ゲリラ豪雨に限りませんが、夕立は1時間程度で収まります。
これは雲に溜めている水がなくなるためです。
時間がある人は、安全な建物の2階以上で、
ぼーっと眺めて待ちましょう。そちらの方が安全です。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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