menu

53 views

地震の予測や評価、公表の方法を見直す時に来ているようです

この記事の所要時間: 410

2016年の夏、国が地震に関する基準などを見直し始めています。
まずは8月15日、政府の地震調査研究推進本部が
これまでのリスク段階を3段階から4段階に変えました。
次いで8月16日、文部科学省が、
南海トラフの全域断層調査を開始する旨の報道がありました。
そして8月19日、気象庁が余震確率の公表を見直す!
背景には何があるのでしょうか。

スポンサーリンク

毎日のように地震が起きています

4月14日に大きな地震が起きた熊本に限らず、
日本中で毎日のように地震が起きています。
東日本大震災の余震とも思われるような地震も、
宮城県や福島県の沖合で発生しています。
また関東では、茨城県南部を震源として
地震活動が活発化しています。
もちろん日本は火山列島です。
本州の東や南には深い海溝やトラフがあります。
そのため巨大地震がいつあっても不思議ではありません。

パーセント表示が誤解を生んでしまった

これまで政府の地震調査研究推進本部は、
今後30年以内の地震発生確率でランク付けしていました。
つまり次のように表していました。

 3%以上:「高い」
0.1~3%未満:「やや高い」
0.1%未満、または不明、活断層ではない場合:「表記なし」

しかし先の熊本地震が起きたエリアは、
発生確率
が「ほぼ0~0.9%」で「やや高い」
一般人から考えれば、0.9%で高い?
だからこそ国民に油断があったのでは?
安心感を助長したとの指摘があります。
あまりにも学者的?確率表示はわかりづらい!
これは変えるべきでしょう。

今後の表記はわかりやすいか

とはいえ今後はどうなるか?

3%以上:「Sランク(高い)」
0.1~3%未満:「Aランク(やや高い)」
0.1%未満:「Zランク」

不明(発生が否定できない):「Xランク」
国民に示す表記は変わっているのかもしれませんが、
根本は変わっていないし、Xランクって何だ?
余計にわかりづらくなっていないでしょうか。
学者的にはそうでしょうが、3%の確率は高いのか?
国民の意識を高めようという決意が窺い知れません。

スポンサーリンク

南海トラフの断層調査を始めます

今さら?そんな気もしないでもないですが、
文部科学省が2017年度から南海トラフの震源域
新しい調査船を用いて重点的に調べるようです。
もちろん最新の知見や機器類が登場しているからです。
これまではできなかったことなのでしょう。
では今までは何をやってた?そんな突っ込みもありますが、
地震に関する研究とは、その程度なのです。
何十年も研究しているのに、よくわかっていません。
それで巨大地震が30年以内に0%?
それをどこまで信じて良いのでしょうか。
火山列島に生きる限り油断は禁物ですが、
変なデータに惑わされてもいけないのでしょう。
もう言い訳は聞きたくない!プロの自覚がほしいです。

熊本地震が気象庁のトラウマになった

最後に気象庁からのお知らせです。
熊本地震がトラウマになったのでしょうか。
今後は大地震が起きた後「余震」は使わない!
つまりどれが前震か本震か余震かわからないためです。
とはいえ気象庁がそれを認識していなかった?
ちょっと意外な気もします。
過去約70年間の内陸直下型地震153例のすべてで
マグニチュード6.4以上の地震が起きた後、
それ以上大きい「本震」が起きていないからのようです。
もちろん使えるデータは短期間しかありませんが、
それこそ地球の歴史では一瞬のことです。
それだけで判断していたとは、驚きでもあります。

巨大地震は本当に来るのか

誰もがオオカミ少年になることを恐れているようです。
地震が来る来ると言って、30年後の2046年はどうなっているか?
富士山は噴火しているでしょうか?日本は沈没している?
もちろん30年は地球レベルで考えれば一瞬です。
70%の確率で起きる?裏を返せば30%の確率で起きない!
確率はあくまでも過去のデータであり、
未来を予測するものではありません。
結局、自分の身は自分で守るしかありません。
気象庁のせいにしても、家は直りません。
ただし税金は正しく使ってもらいたいです。
学者さんたちの自己満足につきあうのは御免です。
根本から考え直す時期に来ているようです。

地震の関連記事

スポンサーリンク
The following two tabs change content below.
たくと
たくと
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

somen03『そうめん』を研究しよう(第3回) 素麺と冷や麦は同じ!?

fintechいまさら聞けない?巷で流行るフィンテックとは何か

関連記事

  1. a98fe03369c2c5632448bca34abbd403_s.jpg

    よく耳にしますが、エネルギーとは何でしょうか

    素朴な疑問ですが、エネルギーとは何でしょうか。何気なく、意識せずに使ってしまいますね。エネル…

  2. imasia_1107980_M.jpg

    地球の地軸はなぜ傾いているのでしょうか?

    地球は地軸を中心として自転しており、地軸は公転面に対して23.4度の傾きがある、と学校で習い…

  3. pixta_13589905_M.jpg

    X線天文衛星「ひとみ」が音信不通!考えられる3つの可能性

    2016年2月17日に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」が、 3月26日に、音信不通となりまし…

  4. natural-satellite

    アメリカ版はやぶさが目指している小惑星とは何か

    現地時間の2016年9月8日、アメリカ航空宇宙局NASAは、小惑星を目指す無人探査機オシリス・レ…

  5. brckmawari.jpg

    エルゴ球とは何でしょうか?

    『エルゴ球』って?「一般相対性理論」によると、ブラックホールは、大きな重力によって、光さえも…

  6. 786409237-koli-bacteria-123081-ERJK-640x426-MM-100.jpg

    最近の細菌はすごい!今後も期待できる7つの分野

    細菌と聞けば、病原菌!怖いイメージですね。しかし細菌の種類は千差万別です。人間にとってありが…

  7. pixta_8425745_M.jpg

    地球は水惑星のはずなのに各地で水不足になる3つの理由とは

    地球の表面積を考えた場合、約7割は海です。そのため水惑星と称されることがあります。とはいえ世…

  8. ion

    夏休みに克服しよう!イオンとは何か?中学校理科の難題です

    中学校の理科で難関と言われるのは、化学分野のイオンです。もちろん目に見えないからこそイメージしづ…

最近の記事

  1. vogue_word
  2. global_warming
  3. story_of_tono
  4. hatumode02
PAGE TOP