menu

79 views

地震の予測や評価、公表の方法を見直す時に来ているようです

スポンサーリンク
この記事の所要時間: 410

2016年の夏、国が地震に関する基準などを見直し始めています。
まずは8月15日、政府の地震調査研究推進本部が
これまでのリスク段階を3段階から4段階に変えました。
次いで8月16日、文部科学省が、
南海トラフの全域断層調査を開始する旨の報道がありました。
そして8月19日、気象庁が余震確率の公表を見直す!
背景には何があるのでしょうか。

毎日のように地震が起きています

4月14日に大きな地震が起きた熊本に限らず、
日本中で毎日のように地震が起きています。
東日本大震災の余震とも思われるような地震も、
宮城県や福島県の沖合で発生しています。
また関東では、茨城県南部を震源として
地震活動が活発化しています。
もちろん日本は火山列島です。
本州の東や南には深い海溝やトラフがあります。
そのため巨大地震がいつあっても不思議ではありません。

パーセント表示が誤解を生んでしまった

これまで政府の地震調査研究推進本部は、
今後30年以内の地震発生確率でランク付けしていました。
つまり次のように表していました。

 3%以上:「高い」
0.1~3%未満:「やや高い」
0.1%未満、または不明、活断層ではない場合:「表記なし」

しかし先の熊本地震が起きたエリアは、
発生確率
が「ほぼ0~0.9%」で「やや高い」
一般人から考えれば、0.9%で高い?
だからこそ国民に油断があったのでは?
安心感を助長したとの指摘があります。
あまりにも学者的?確率表示はわかりづらい!
これは変えるべきでしょう。

今後の表記はわかりやすいか

とはいえ今後はどうなるか?

3%以上:「Sランク(高い)」
0.1~3%未満:「Aランク(やや高い)」
0.1%未満:「Zランク」

不明(発生が否定できない):「Xランク」
国民に示す表記は変わっているのかもしれませんが、
根本は変わっていないし、Xランクって何だ?
余計にわかりづらくなっていないでしょうか。
学者的にはそうでしょうが、3%の確率は高いのか?
国民の意識を高めようという決意が窺い知れません。

スポンサーリンク

南海トラフの断層調査を始めます

今さら?そんな気もしないでもないですが、
文部科学省が2017年度から南海トラフの震源域
新しい調査船を用いて重点的に調べるようです。
もちろん最新の知見や機器類が登場しているからです。
これまではできなかったことなのでしょう。
では今までは何をやってた?そんな突っ込みもありますが、
地震に関する研究とは、その程度なのです。
何十年も研究しているのに、よくわかっていません。
それで巨大地震が30年以内に0%?
それをどこまで信じて良いのでしょうか。
火山列島に生きる限り油断は禁物ですが、
変なデータに惑わされてもいけないのでしょう。
もう言い訳は聞きたくない!プロの自覚がほしいです。

熊本地震が気象庁のトラウマになった

最後に気象庁からのお知らせです。
熊本地震がトラウマになったのでしょうか。
今後は大地震が起きた後「余震」は使わない!
つまりどれが前震か本震か余震かわからないためです。
とはいえ気象庁がそれを認識していなかった?
ちょっと意外な気もします。
過去約70年間の内陸直下型地震153例のすべてで
マグニチュード6.4以上の地震が起きた後、
それ以上大きい「本震」が起きていないからのようです。
もちろん使えるデータは短期間しかありませんが、
それこそ地球の歴史では一瞬のことです。
それだけで判断していたとは、驚きでもあります。

巨大地震は本当に来るのか

誰もがオオカミ少年になることを恐れているようです。
地震が来る来ると言って、30年後の2046年はどうなっているか?
富士山は噴火しているでしょうか?日本は沈没している?
もちろん30年は地球レベルで考えれば一瞬です。
70%の確率で起きる?裏を返せば30%の確率で起きない!
確率はあくまでも過去のデータであり、
未来を予測するものではありません。
結局、自分の身は自分で守るしかありません。
気象庁のせいにしても、家は直りません。
ただし税金は正しく使ってもらいたいです。
学者さんたちの自己満足につきあうのは御免です。
根本から考え直す時期に来ているようです。

地震の関連記事

スポンサーリンク
The following two tabs change content below.
たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

『そうめん』を研究しよう(第3回) 素麺と冷や麦は同じ!?

いまさら聞けない?巷で流行るフィンテックとは何か

関連記事

  1. 春一番が吹きました。風について知っておきたい3つのこと

    2016年2月13日から14日にかけて九州から本州の広い範囲で春一番が吹きました。異常な暖か…

  2. 4光年先に生命体が住めそうな惑星があるかもしれません

    地球から4光年離れた先に、生命体が住めそうな惑星がある?英国ロンドン大学クイーンメアリー校などの…

  3. アメリカ版はやぶさが目指している小惑星とは何か

    現地時間の2016年9月8日、アメリカ航空宇宙局NASAは、小惑星を目指す無人探査機オシリス・レ…

  4. どこまで禁止すべきなのか?ドーピングの何が問題なのか

    2016年の今年はリオ・オリンピックがあります。何かとオリンピックの話題はお騒がせしていますね。…

  5. 天気図を見る際に知っておきたい5つのポイント

    天気予報は当たるのか?かつてに比べれば、飛躍的に精度は高まっています。とはいえ天気予報士に対…

  6. いまさら聞けない?進化に関する5つの誤解

    ダーウィンもビックリ?ガラパゴス諸島の生き物を見ると、進化の精巧さに驚きます。宗教を重ん…

  7. スマホ中毒者に朗報です!近い将来になくなるかも

    自分をスマホ中毒、もしくは依存症と思っていますか。そもそも自覚していない人もいるでしょう。何…

  8. 日本が発見した113番元素の命名はニホニウムで決まりそうです

    2016年の正月にトップニュースとなってから約半年、ようやく113番元素の名称が決まりそうです。…

最近の記事

  1. 子どもに何でも一生懸命して欲しい!最も有効なことは【やる気】と【記憶】
  2. もっと頑張らせたい!誰の判断?【努力していないように見える子ども】
  3. 子どもが笑わない原因は!?笑顔の大切さを教えるために必要な事
  4. 新生児が笑うのは何故?寝ている赤ちゃんの微笑みから声を出して笑うまで

amazon

PAGE TOP