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台風教室3時間目 台風のベースである熱帯低気圧を知ろう!

この記事の所要時間: 551

昨日から今日に掛けては、テレビのニュースを付ければ、必ずトップで報道されるのが台風12号の状況!

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日本でも台風は発生する?

ところで、この台風12号、確か発生直前まで、多くの気象予報士は把握していなかった様です。沖縄の南沖で突然出来た、みたいな事を言う人もいるのです。
でも、台風って日本でも出来るものなのでしょうか?

台風のベースは熱帯低気圧

今回の台風12号については、思った以上に日本近郊の海水温度が高く、低気圧が大型化してしまったものだとか・・・!!なるほど、前回の台風教室2時間目 高気圧と低気圧の3つの鍵を知ろう!でお勉強した通り、海面の温度が高いとどんどん気圧は下がり、天気は悪くなるんでしたね。従って、この理屈は十分納得出来るところではあります。
とは言え、台風の来ない国があるってホント?おもしろ台風5選!にあるように、台風とは、10分間平均の最大風速が17.2メートル以上の強風を伴う熱帯低気圧の事!しかも、北緯2度から北緯40度付近の海上で発生し発達するもの、と定められています。そう、ベースになるのは熱帯低気圧でなければならないのです。勿論、熱帯低気圧とは読んで字のごとく、熱帯から亜熱帯地域で発生する低気圧です。
ちなみに、熱帯地域とは、年間の平均気温が20度以上で、最も寒い月でも平均気温が18度を下回る事のない気候の地域!南米やアフリカ大陸などは多くの国が該当します。

日本でも台風は出来る!

しかし、前回の台風10号は東京都八丈島の東海上沖で、今回の台風12号は沖縄県の南海上沖で発生しました。えっ、日本て熱帯地域だっけかなぁ!?と、思わず首を傾げられた方も多い事でしょう。
けれど、東京の北緯は35度!!流石に北海道まで行くと、北緯40度を超えてしまいますが、青森市内の北緯が40度49′28″である事を考えると、位置的な条件は本州全土でほぼ満たしているのです。
ただし、東京や東北で真冬に18度を下回らない事など皆無だと言えます。そこで、台風の発生はない事になるのですが、伊豆諸島や沖縄では話が別八丈島は北緯33度、沖縄本島は北緯26度の亜熱帯気候地域に属するため、熱帯低気圧が発生する可能性は十分あるのです。そして、その勢力が強まれば、台風になっても決して不思議ではないという訳です。

熱帯低気圧とは?

とは言っても、やはり台風は赤道付近の海上で発生する事が圧倒的多数!少なくとも、広大な大地や砂漠地帯で作られる事はありません。
何故なら、高温の水と太陽という2つの大きなエネルギーを必要不可欠とするからです。つまり、砂漠には熱い太陽はあっても、熱い水がないために作りたくても作れないという訳です。

潜熱が天気を左右する

という事で、低気圧環境を作るためのエネルギー源とも言える、熱い日差しと暖かい水が豊富にある熱帯地域では、地上は常に水蒸気が吹き上がっているような状態にあると言えるでしょう。そして、その吹き上げられた水蒸気が上空で集まり、となります。
ところが、元々目に見えない気体である空気が雲として私たちの目に見えるという事は、空気がすでに液体や固体になっていて急激に冷やされている事になります。
即ち、液化や昇華が起っている!そこには、熱の吸収や放出があるという事です。水が熱を吸収して暖まると気化し、熱を放出して冷えると液化するという原理です。
その典型的例が私たちの汗です。身体が温まると汗を掻きますが、それが乾くと急激に寒く感じます。何故なら、体が冷やされ、熱を奪われたからです。でも、だからと言って、周囲の気温が上がる訳ではありません。ならば、私たちから奪った熱はどこへいったのでしょうか?
それは、水蒸気となった汗が閉じ込めたまま持ち去ってしまったのです。即ち、汗が熱を吸収して水蒸気になり、私たちの身体を冷やした事になります。
このように、水の変化に関わる熱を潜熱(せんねつ)と呼び、上空で繰り広げられる潜熱の吸収や放出は天気を左右します。

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積乱雲の発生

上空に雲があるという事、、液化が行われ、熱放出が発生!
熱が放出されれば、周辺の空気は暖められ、ここでもまた更なる上昇気流が発生!!
そう、雲が出来ると、そこに新たな水蒸気が発生し、その上にまた雲が作られます。エネルギー源が豊富にあるところでは、それが短時間の間に何度となく繰り返され、何層にもなる分厚い雲の壁が出来る事があるのです。
実は、この雲の壁こそが積乱雲(せきらんうん)!特に日本では、夏の午後に出現しては、時に雷を伴いながら短時間に大量の雨を降らせる真っ黒な雲で、入道雲(にゅうどうぐも)と呼ばれているものです。

熱帯低気圧の特徴

積乱雲は対流圏(たいりゅうけん)と呼ばれる地上から、高度1万メートルの上層圏(じょうそうけん)と呼ばれるエリアまで、延々と延びるように発生する事も珍しくはありません。正しく雲のタワーです。しかも、熱帯地域の海洋上では、先のような潜熱の暖気だけで作られる事もしばしばです。そして、その場合に発生するのが熱帯低気圧!熱帯地域でのみ作られる低気圧であるところから、こう呼ばれています。
そして、熱帯低気圧が発生すると、入道雲の付近は常に低圧であるため、どんどん風が吹き込んで来ます。早い話、豪雨をもたらす積乱雲と強風を呼び込む低圧とにより、否が応にも嵐のようになるのです。そしてそして、その強風が17.2メートルを超えると台風になるという事で、
次回は、そんな台風の風についてお勉強しましょう。

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おしゃべり大好き!お節介大好き!!の典型的関西人おばちゃんです。 趣味で京都の観光ボランティアガイドをしています! 言いたい事はズケズケ言うけど、結構面白かったり、時々ホロリとさせたりもしまっせ~( `pq´)ゥシシ 地元関西地区の食や趣味嗜好的な情報を中心に、自分の最大の課題であるダイエットの情報なんぞも、バンバン発信していきますので、よろしゅうおたのもうします(*^_^*)

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