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お彼岸と言えば、おはぎorぼた餅?(PART3) 所変わればなんとかで

この記事の所要時間: 447

お彼岸と言えば、おはぎを食べる、もしくは、ぼた餅を食べる習慣のある人がいますが、どちらが正当派なのか?と言えば、どっちも正しい!さらに、おはぎやぼた餅には、様々な呼称があるという事が、過去2回の調査で明らかになりました。
とにかく、基本的にはおはぎもぼた餅も同じもの!正確には、季節ごとにきちんと呼び分けるのが望ましいものの、今では、そういう人は少なくなり、好きに呼べばいいという状態です。
<詳細はこちら>→お彼岸と言えば、おはぎorぼた餅?お彼岸と言えば、おはぎorぼた餅?(PART2) 季節変わればなんとかで

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どっちが一般的なの?

ただ、そうは言われても、どっちでもいいというのは、何とも中途半端です。正直、こんな風に記事を書く時にはちょっと困ってしまいます。「おはぎやぼた餅は・・・」というように、両者を平等に扱う表現を都度するのは、何とも厄介な話!そこで、基本的にはどちらが一般的なのかを検証してみました。

やっぱり一般的なのは、おはぎでしょう!

実は、国語辞典においては、「お萩(おはぎ)」も「牡丹餅(ぼたもち)」も載っています。ただ、両者平等にきちんと、

おはぎとは、粳ともち米を混ぜて炊き、軽くついて小さく丸め、餡・きな粉・すりゴマなどをまぶしたもの!
ぼた餅とは、粳米ともち米を混ぜて炊き、米粒が残る程度に搗いて小ぶりの俵状にまるめ、餡やきな粉をまぶしたもの!

と丁寧に解説してくれている辞書もあれば、

牡丹餅とは、おはぎの異称である!

と、一言で片付けている辞書もあります。
ただ、上記の解説を見ると、牡丹餅イコール、”お”の項目で出てきた、おはぎそのもの、という感じです。そこから考えると、どうやら、おはぎの方が一般的なのではないかと思われます。

いや、一般的なのは、ぼた餅でしょう!

ところがところが、かの有名なウェブ百科事典「Wikipedia」では、おはぎと検索すると、ぼた餅のページに転送されてしまうではありませんか!!で、そこには、

ぼた餅(牡丹餅)とは、もち米とうるち米を混ぜたものを(または単にもち米を)蒸すあるいは炊き、米粒が残る程度に軽く搗いて丸めたものに餡をまぶした食べ物である。米を半分潰すことから「はんごろし」と呼ばれることもある。同様の食べ物におはぎ(御萩)あるいは、はぎのもち(萩の餅)と呼ばれる食べ物があるが、ぼた餅との関係については諸説ある。

と明記されています。
<引用元>→ぼたもち – Wikipedia
さらに、こちらでは、英語でも日本語のままBotamochiと呼ぶ、となっていますから、もしかしたら、今ではぼた餅の方が一般的なのかも知れません。

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おはぎvsぼた餅

けれど、本音を言えば、関西人の筆者には、ぼた餅という呼称はあっても使わない!年中おはぎはおはぎ!!という自負があります。以前の冷やし中華を冷麺と呼ぶ、というのと同じです。
ですが、恐らく関東出身の方に言わせれば、ぼた餅は年中ぼた餅でしょう。そもそもそういう事態が起ったのは、どうやら、おはぎやぼた餅の歴史にあるようなのです。

おはぎやぼた餅の始まり

おはぎやぼた餅は、餅米と小豆から作るお菓子で、小麦粉を使う必要がありません。そこで、自給自足の出来るスイーツとして、農村を中心に親しまれていました。ただし、当時は砂糖が貴重品だったため、おむすびと同じく、完全なる塩味で、しょっぱいのが当たり前だったと言われています。そう、おはぎやぼた餅は、おふくろの味そのものだったのです。
ですから、農村では、おじいちゃん・おばあちゃんのお茶請けとして、子供のおやつとして、また、人が来ればおはぎやぼた餅というのが一般的でした。特に、冠婚葬祭においては、その家の奥さんご自慢のおはぎやぼた餅を振る舞うのが習わしだったと言います。

お彼岸におはぎやぼた餅を食べるようになったのは?

しかも、冠婚葬祭やお祭りなど、特別な日にだけは、特別なおはぎやぼた餅が作られていました。それは、貴重な砂糖を使った甘いおはぎやぼた餅です。正に、棚からぼた餅の世界ですね。
そして、お彼岸もまた、農村にとっては大切な時!春のお彼岸は農作業が始まる時期で、秋のお彼岸は収穫の時期にあたります。そのため、春は山の神に収穫を祈願し、秋は山の神に収穫を感謝しなければなりません。そこで、特別な甘いおはぎやぼた餅を用意していたのです。実際、お餅は五穀豊穣をもたらし、小豆は邪気を追い払う、と言われていますから、実に理にかなった風習であると言えるでしょう。
そう、日本では古くから、赤い色をした小豆には、魔除けの効果があるとされて来ました。そこで、法要やお祭りで出されるおはぎやぼた餅には、厄除けの意味もあったのです。そして、お盆やお彼岸にはお墓におはぎやぼた餅をお供えし、ご先祖様の供養をするというのは、こうした考え方の延長線上から定着したものだと思われます。

関東ではぼた餅、関西ではおはぎが人気になったのは?

そんな農村の素朴な習慣が、江戸時代に入り世の中が物騒になって来ると、徐々に市街地へと広まって行きました。花の大江戸でも、京の都でも、忌明けの法要やお彼岸など、死者の供養をする際に、おはぎやぼた餅をお供えし、災いを振り払おうとする人々が増えて行ったのです。
しかし、当時の江戸は武家社会、当時の髪型は公家社会でした。そのため、関東では男言葉であるぼた餅という呼称が、関西では女言葉であるおはぎという呼称が支持を集めたものと思われます。正しく、おはぎとぼた餅の違いは、季節変わればなんとかで且つ、所変わればなんとかなのです。
<冷やし中華と冷麺の関係についてはこちら>→近畿では5割以上の人が「冷麺」と呼ぶ冷やし中華の謎!

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yamamoto
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おしゃべり大好き!お節介大好き!!の典型的関西人おばちゃんです。 趣味で京都の観光ボランティアガイドをしています! 言いたい事はズケズケ言うけど、結構面白かったり、時々ホロリとさせたりもしまっせ~( `pq´)ゥシシ 地元関西地区の食や趣味嗜好的な情報を中心に、自分の最大の課題であるダイエットの情報なんぞも、バンバン発信していきますので、よろしゅうおたのもうします(*^_^*)

お彼岸と言えば、おはぎorぼた餅?(PART2) 季節変わればなんとかで

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