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薬を何錠まで飲んでも大丈夫なのか?多剤併用に気を付けよう

この記事の所要時間: 644

をどのようなペースで飲んでいますか。
もちろん処方された薬は、決められたとおりに飲みましょう。
とはいえ本当に全部飲むべきなのでしょうか。
薬だけでお腹がいっぱいになる?笑えない事実もあるようです。
飲み残しの問題も含めて、適切な服用量を考えてみるべきです。

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15種類以上を服用している高齢者がいる

厚生労働省の推計によれば、75歳以上で治療を受けている患者のうち、
約7%が1日に15種類以上の薬を服用しているようです。
10種類以上であっても、約3割の高齢患者が該当するようです。
逆に4種類以下の患者は、1/3以下しかいない!
もちろん病気を治す、予防して長生きするためには必要なのでしょう。
とはいえ高齢になれば、様々な処にトラブルが起きます。
それにいちいち薬で対応していれば、数が増えていくのは当然です。
例えば糖尿病の薬だけでも2種類を使うケースが珍しくありません。
そうやって国民医療費が増えていく?医者が儲ける構造?
穿った見方をされないようにしてもらいたいですね。

胃薬は何のために追加するのか

多くの薬を服用している人は、たいてい胃薬も処方されています。
その理由は?薬によって胃が荒れるからです。
特に鎮痛剤系は、消化器症状の副作用が現れがちです。
一般の人もそうですね、頭痛薬を飲むと胃痛や吐き気がする!
高齢になって胃腸の機能が低下すれば、当たり前の結果です。
そうやって薬を増やしているパターンがあるようです。
とはいえ消化器が衰えた状態で薬を飲んでも正しく吸収されるのか?
薬が効かない原因?追加せざるを得ない要因の一つとして、
今後は真面目に考えていくべきなのでしょう。

薬の副作用はないのか

胃薬もそうですが、複数の薬を飲んで相互作用はないのか?
一種類の薬であっても副作用が現れることは珍しくありません。
逆にお互いの効果を相殺しあっている?強め合っている!
例えば血を固める薬と溶かす薬を同時に飲んでいないか?
もちろんプラセボ効果などという嬉しい副作用もありますけどね。
夏の暑い盛りに降圧剤として利尿剤を投与しても問題ないのか?
薬の副作用で食欲が落ちている?だるくて運動ができなくなっている?
医者としてもジレンマはありそうです。

多剤併用による害が少なくありません

複数の薬を同時に服用することを多剤併用と呼びます。
もちろん重症患者であれば避けられないことなのでしょう。
しかしいくつかの弊害も知られています。
ありがちなのは、ふらつき、意識混濁、臓器障害などです。
また抑うつ状態に陥りやすいパターンも散見されます。
薬を正しく飲んでいるはずなのに救急搬送された!
とはいえ検査では何らの異常も確認できない?
それでもたびたび起きるので調べてみると
10種類以上の薬を飲んでいるケースが少なくありません。
担当医と相談して薬を減らしていくと、
上述のようなトラブルがなくなったようです。
ちなみに血圧を下げすぎても、ふらつきが起きやすいようです。
言いづらいかもしれませんが服用中に違和感があれば、
遠慮せずにお医者さんや薬剤師に言うべきでしょう。
何が理由で体調が悪くなっているのか、わからない人も多いです。

精神疾患系の薬では多剤併用になりがちです

薬を飲みすぎた結果なのかもしれませんが、
高齢になると認知症やうつ病を含めて精神・神経系の疾患に陥りがちです。
すると日本では、向精神薬、抗精神病薬などが処方されます。
一般的に精神病系の薬だけでも多剤併用になりやすい傾向があります。
それで改善されればよいですが、副作用も少なくありません。
そもそも精神系疾患は、本当に薬剤療法が適しているのか?
運動を促したり人付き合いを増やした方がよいのではないか?
専門家でも議論の分かれる課題です。

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嚥下力も気になります

高齢になると嚥下力が低下します。
普通の大人であっても、複数の錠剤を飲むのは大変です。
そこで気を付けたいのは、誤嚥性肺炎です。
通常なら気管へ水などが入っても、咽ることで吐き出します。
しかし年齢に伴いその機能も衰えてきます。
知らない間に気管や肺に雑菌などが侵入することも稀ではありません。
一方で喉に粒が残されてしまうケースも少なくないようです。
それが食道炎を引き起こすパターンもありがちです。
毎回のように喉につかえるような感覚があるならば、
医師に検査してもらうことも検討してみましょう。

ガイドラインが作成されました

多剤併用の状況を鑑みて、日本老年医学会は、2015年11月に
高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」をまとめました。
そこでは、漫然と長期投与をしない、減量や中止も検討する、
また副作用の事例なども紹介しています。
入院患者であれば集中管理ができますが、
通院患者であれば、飲んでどんな状態になっているか?
特に今の高齢者は遠慮しがちです。医師に文句を言いません。
防げるはずの副作用を我慢しているケースも少なくないようです。

医薬分業が重要になるかも

ひとつの医療施設だけに通っているなら大丈夫かもしれませんが、
複数のクリニックへ行けば、別々に薬が処方されます。
内科と外科、眼科に耳鼻科、女性なら婦人科?
それぞれで同じ薬、逆に禁忌薬が処方されることもあります。
医師としては、尋ねない限り患者の状態を知りえません。
薬で血圧を下げているのに、血圧測定で正常値!当たり前です。
ならば医薬分業が重要になりそうです。つまり薬は薬局に任せる!
お薬手帳を見れば、どのクリニックから、いつ何の目的で、
どんな薬が処方されているかが一目瞭然です。
すると薬の重複や飲み合わせを防ぐことができます。
もちろん患者さんの自覚も不可欠です。
とはいえそうすることにより無駄な処方を減らすことができ、
かつ飲み忘れや飲み残し対策にもなると期待されています。

電子カルテも期待されています

患者さんのプライバシーという問題もありますが、
電子カルテを利用して同じ患者さんの情報を医療機関が共有する!
こちらも多剤併用のリスクを減らせると期待されています。
複数の医師がチェックするのでミスやトラブルが軽減できる?
治療に対する新しいアイデアが生まれるかもしれません。
マイナンバー制度もスタートしているため、
本人の健康、医療費削減という意味でも活用すべきでしょう。
とはいえ小さなクリニックでは電子カルテが未整備です。
システムの導入には多額の費用がかかるためです。
患者さん自身がデータの共有化に拒絶反応を示すケースもあります。
国や保険組合からのサポートが求められそうです。

サプリメントも同じです

調剤薬局でかかりつけの薬剤師さんがチェックしていれば、
無駄や危険な処方は減るのかもしれません。
とはいえ処方薬のみならず、市販薬サプリメントも同じです。
健康食品系は、案外患者さんも軽視しています。
そもそも健康に悪いとは意識していないようです。
漢方薬のような感覚で毎日飲み続けている人もいるでしょう。
しかしどんなものであっても服用の仕方で変わります。
中には食事を控えてサプリから栄養分を摂取するケースあります。
これは本末転倒です。
塩分や糖分、そして油分を控えることも重要ですが、
決まった時間にバランスよく食事をすることこそが健康の秘訣です。

薬は絶対ではありません

極論を言えば、薬は絶対ではありません。
飲まない方が身体がよくなった?そんなケースも珍しくありません。
とはいえ素人判断は危険です。高齢者や患者さん本人は気づかなくても、
家族がおかしいと感じたならば、セカンドオピニオンも検討しましょう。
そもそも薬を10種類以上飲むことが正しい治療法なのか。
日々健康管理に努めることこそ急務ですが、
病気になった際、ひとりひとりが問い直していく姿勢が求められます。

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たくと
たくと
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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