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軽度外傷性脳損傷に注意!お医者さんの認知度も低いようです

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この記事の所要時間: 78

年末になると思い出すことがあります。高校受験を控えた中学3年生の冬、友人が突然死しました。同じ冬期講習に通っていたので、前々日まで元気に会話していました。死因は、若いのに脳内出血?とはいえ正確には知らされませんでした。

彼は野球部のキャプテンでした。原因として、デッドボールで頭を打った後遺症が現れた?噂が流れたことを今でも覚えています。そんな過去の傷が、いつ顕在化し、襲ってくるかわかりません。

軽度外傷性脳損傷とは

上述の彼が該当するかは不明です。しかし軽度外傷性脳損傷(Mild Traumatic Brain Injury:MTBI)と呼ばれる病気?病態があります。きっかけは後述するように様々です。とはいえ頭を打ったその時点では自覚がなく、誰もが安心してしまうようです。

主な症状として、頭痛、意識障害、けいれんなどを発作的に起こすようになります。重症化すると食事や排泄、歩行も難しくなり介護を受けている人も稀ではないようです。もちろん最悪の場合には、死亡する可能性も否めません。

軽度であっても味覚や嗅覚の異常、めまい、記憶力の低下、更年期障害の諸症状?仕事が手に付かず、生活にも支障が現れます。これらが持病として続きます。そのため精神的にもダメージを受けてしまい、うつ病に陥るケースも少なくないようです。

主な原因は

軽度外傷性脳損傷になる主な原因は何があるのでしょうか。身近なことがきっかけとして働いている可能性は否めません。つまり誰でも罹るリスクがあるのです。

1.交通事故

一番多いのは、交通事故です。言い換えるとほとんどが交通事故です。ただし最近は自転車による事故もあります。子供が加害者もしくは被害者になるケースも少なくないのでヘルメット着用をオススメします。ママチャリの3人乗りも危険です。
参考「自転車事故発生!解決手段は保険か弁護士かADRか 違反と事故の傾向も詳しく解説

交通事故で注意すべきなのは、一瞬であっても意識を失っていたかどうか?当時のことを上手く思い出せない人は心配です。いつ症状が現れてもおかしくありません。後述しますが、必ず脳の検査を受けておきましょう。示談交渉にも関係してきます。
参考「交通事故の示談交渉をどうする?まずは弁護士へ相談しよう

2.転倒や落下物

次いで多い原因は、転倒です。高齢者は気を付けたいですね。もちろん若くても足を滑らせて階段から落ちることが稀ではありません。外出先であれば、恥ずかしいのでその場を走り去ってしまいます。とはいえ頭を打っていませんか
参考「転倒事故に気を付けよう!3つの原因と簡単にできる解決法

棚からの落下物もあります。逆にテーブルの角などに頭をぶつけることもあるでしょう。家庭内であっても危険な物は少なくないはずです。小さい子供がいる家庭は注意しましょう。もちろん地震が起きても安全なように、気づいた時に対応しましょう。

3.スポーツや武道

若い人で注意したいのは、スポーツです。上述の彼も、野球のボールが原因か?一方でサッカーのヘディングは、昔から問題視されていました。中には小学生のヘディングを禁止する試合もあるとか?昨今話題のラグビーは超危険かも。

また柔道などの武道系も気になります。投げ技を受けて脳震盪(のうしんとう)になる事例は珍しくありません。とはいえ首や頭の絞め技、剣道で脳天から面を打たれたら?自身の経験からも、一瞬ふらつきますね。少しでもおかしいと感じたら、検査すべきでしょう。

もちろん怪我を気にしていればスポーツはできません。野球観戦をしていてもボールが飛んできます。基本はルールを守ること、少しでも異常があれば躊躇うことなく検査をすることです。組体操や騎馬戦も止めるのは賢明な処置かもしれません。

4.喧嘩やDV

最近は減ったかもしれませんが、殴り合いの喧嘩も原因のひとつになるようです。しかし殴られても恥ずかしいので医療機関を受診しない人が多そうです。そもそも顔面や頭を殴るのは、喧嘩であってもルール違反ですね。

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なお近年問題視すべきなのは、DV虐待です。こちらも被害が届けられることはありません。死亡する事例などがあれば、間接的な死因として考えておくべきでしょう。それ以前に、早く見つけてあげることが双方にとって大切なことです。

体罰に関しては賛否両論ありますが、手加減の仕方がわからない親や先生が増えているようです。そうしたことも喧嘩がエスカレートする理由のひとつかもしれません。時代を問わず変えてはいけないことはあるはずです。

5.赤ちゃん

児童虐待に関係しますが、赤ちゃんをあやす際にも危険があると言われています。乳幼児揺さぶられっ子症候群と呼ばれる病態もあります。現れる症状は軽度外傷性脳損傷に似ています。

子供が泣き止まなくても、イライラぜず、落ち着いて行動したいですね。赤ちゃんの頭は傷を負いやすくなっています。ちょっとしたことでダメージを受けます。特に首が安定するまでは注意しましょう。

問題点は何か

軽度外傷性脳損傷にはいくつかの問題点が指摘されています。自分は該当しないかチェックしてみましょう。気になる点があれば、脳神経外科そして弁護士と相談しましょう。

1.小さな事故なら検査しない人が多い

ちょっとした接触事故程度なら、車の傷だけを気にして身体の検査をしないことも多いようです。大げさにしたくないからでしょう。自動車保険の等級も関係してくるからです。しかし脳はちょっとしたことで傷を負ってしまいます。

軽度外傷性脳損傷における第一の問題点は、原因となる事故が起きた後、数日から数週間、長ければ1年後などに症状が現れることです。つまりその場ではまったく問題ないケースが少なくありません。故に本人も何が問題なのか忘れています

一方で事故直後にむち打ちや打撲などと診断されている場合もあります。とはいえそれがなかなか完治しない?そのまま本当のことがわからずに治療を続けている人も稀ではないようです。

2.脳を調べず外科で済ましている

交通事故などを起こして駆け込む医療施設はどこでしょうか。多くの場合は外科のようです。もちろん骨折などがあれば、外科がベストな選択でしょう。とはいえ自覚症状がなくても脳神経外科を受診すべきです。

頭痛やめまい、意識障害などがなくても、脳内で小さな損傷を起こしている可能性は否めません。それが時間の経過に伴い拡大するリスクも大です。素人判断は危険です。大事にしたくなくても、後々で困ります。必ず細部まで検査をすべきです。

しかし事故直後に脳を検査してわかるのか?こちらも難しいようです。それでも脳を気にしておくことが大切です。軽度外傷性脳損傷を知っている医師であれば、適切な処置をしてくれるはずです。

3.医者も良く知らない

軽度外傷性脳損傷で困ることは、MRIやCTなどの画像検査をしても明確な異常が認められないことです。精神的な問題と言われてしまい、精神安定剤を処方されることもあるようです。原因が確定するまで複数の医療機関を渡り歩く患者が稀ではありません。

そもそも医者でも軽度外傷性脳損傷のことを知らないことが多いようです。特に専門外であればわかりません。日本では医療界も縦割りです。言い換えると、個々の症状だけ診て、全体像を把握しない傾向があるからです。

なおアメリカでは、兵隊を中心に患者が広がっており社会問題にもなっています。世界保健機関WHOは、2020年になると世界中で患者が増え深刻な疾患になる!注意喚起しているようです。災害大国である日本も他人事ではありません。

友の会があるようです

軽度外傷性脳損傷に関しては、友の会があります。自分もしくは家族や知人で似たような症状がある人は、一度相談してみることをオススメします。専門家でなければ、相手にされない可能性もあるので、医療機関を受診する際には注意しましょう。
参考 軽度外傷性脳損傷友の会 WEBサイト

誰でも罹るリスクがあります

生活習慣病と同様に軽度外傷性脳損傷は、誰でも罹るリスクがあります。こちらも油断すると悪化する可能性が否めません。若いからといって過信してはいけません。安全運転に心がけ、家の中にある障害物も取り除いておきましょう。

脳が一度機能を失うと、現状の医学では回復が難しいようです。そういう意味では、早めの対処が重要です。後遺症で悩まないためには、ちょっとした違和感に気づき、躊躇せず治療を受けることです。

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たくと
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著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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