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冬は火事に備えよう!被害を抑える5つの方法を科学的に解説

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この記事の所要時間: 75

季節を問いませんが、冬は火事に注意しましょう。太平洋側は空気乾燥しています。小さな火種でも、それが大きくなってしまう可能性が否めません。

とはいえ起きてしまったら仕方ありませんが、それでも被害を最小限に食い止めるために何をすべきか?日頃からできることを科学的に考えてみましょう。

主な火事の原因は

火事の主な原因は何でしょうか。総務省の統計によると第1位は、全体の11.8%を占めるタバコです。ポイ捨てや寝タバコなのでしょう。日本国内における喫煙率は下がる傾向にありますが、タバコがトップとは意外です。
参考 総務省消防庁|6 出火原因別にみた火災発生状況

第2位は10.0%を占める放火です。とはいえ第3位で8.9%「放火の疑い」を含めると、タバコを抜いてダントツになります。これら上位3項目を合わせると火事原因の3割を占めますが、「関係者」たちが注意すれば、多くの火事は防げるようです。

次いで多いのが8.9%のたき火です。今どき?とは思いますが、2016年12月には新潟県の糸魚川市で大火がありました。特に風が強い日には注意したいですね。また気になる原因に4.6%ですが火遊びがあります。子供にも目を配りましょう。

では一般的な人が起こしがちな火事の原因は何か?コンロが8.8%です。揚げ物などをしている際には目を離してはいけません。継ぎ足し用の油を火の近くに置いていませんか?そんな油断も心配です。
参考「火事は何故なくならないのか?予防が難しい3つの理由

さらに見ていくとストーブ3.5%、焼却炉2.0%などです。もちろん電気製品などにも気を付けるべきなのでしょうが、件数や割合としては少ないようです。当たり前ですが火の用心は大原則です。

火事の被害を抑える方法

減少傾向にあるとは言いますが、それでも年間4万件前後の火災が全国で起きています。単純計算ですが毎日100件はどこかで発生しています。消防車のサイレンが鳴らない日はないですね。
総務省・報道資料|平成27年(1月~12月)における火災の状況
とはいえ一般の人が火の用心以外でできる、被害を抑える方法は何でしょうか。

1.家の材質を選ぼう

今一番心配されているのは、大地震の後に発生する大規模火災です。1995年に起きた阪神大震災でも火災が多くありました。ガソリンスタンドや工場などが近くにあれば注意したいですね。

とはいえ自宅をどうするか?一見すると木造家屋の方が燃えやすいので危険だと考えられています。しかし鉄筋も意外と脆いようです。つまり中心にある鉄は約1500℃で融けると言われているからです。

例えば火事の温度は1000℃程度です。それでも燃えている時間が長いと熱が籠ります。すると部分的に温度が上昇する可能性が否めません。一部の鉄筋が融けだすと、全体が急激に脆くなり崩壊する危険性が指摘されています。

一方で木材は、芯まで焦げることは少ないようです。火災の現場などがニュースで流れますが、木造の骨格は案外残っているものです。火で焼かれたら仕方がありませんが、二階以上が崩落するリスクを想定すれば、鉄筋でも油断できません。

なお壁材などに何が使われているでしょうか。中には有毒ガスを発生させる素材があります。具体的には接着剤からホルムアルデヒドが出ます。昨今何かと話題のベンゼンも100%否定はできません。新しく家を建てる人は工務店に尋ねてみましょう。
参考「築地市場の移転で問題になっているベンゼンって何?

2.逃げ方を知っておこう

意外な話があります。つまり近所で火事が発生したらどうするか?野次馬になる人が多いようです。火事だ!逃げろ!ではないみたいです。一説によると、こうした心理によって、火事に巻き込まれる人が少なくないとか。

もちろん自宅がどうなるか?心配で見ているのでしょう。それでも消火作業は消防署に任せ、

まずは安全な場所まで逃げましょう。

そういう意味では地震や水害の際と同じです。自治体が発行するハザードマップを参考にしましょう。

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地震が起きれば火事の延焼が心配です。事前チェックになります。同時に後述するように風向きに関しても調べておきましょう。有毒ガスを吸って意識を失うと、それだけで焼け死ぬリスクが高まります

3.風向きを知っておこう

阪神大震災時、不幸中の幸いがあったようです。つまり発生前後の風が弱かったことです。前日などは強い風が吹いていたとか。もし糸魚川市の大火のように風が強かったなら、もっと被害が甚大だったと推計されています。

そういう意味では、日頃から自分の住む地域でどんな風がどの程度吹いているのか、確認しておくことが重要です。長く住んでいれば、なんとなく強い風がいつ、どちらから吹くか感覚的には理解してます。

とはいえ事前に調べておくべきです。例えば気象庁のサイトでは過去の気象データが閲覧できます。周辺地域の気温や風などをチェックしておきましょう。もちろん夏休みの宿題にも使えそうです。
気象庁|過去の気象データ検索

ちなみに

風向きと直角になる逃げ道

を確保しましょう。

飛び火の場合も、まっすぐに進むことが多いからです。

また

風上側に燃えやすい物を置かないこと

もポイントですね。

そこに火の粉が舞い降りる可能性も否めません。

4.消火器を備えておこう

火事を見つけたらどうしますか。まずは水をかけるかもしれません。とはいえ場合によっては水を使うと危険なケースがあります。よく言われるのがてんぷら油に引火した時です。急激に熱した水蒸気が跳ね返り火傷するリスクがあります。
参考「てんぷら火災が起きたら?科学的にやってはいけない3つの方法

個人住宅でも火災報知機の設置が義務付けられましたが、やはり備えたいのが消火器です。キッチンなど確実に火を使う場所へ1本置くべきです。ちなみに小学生へ尋ねてみると、消火器を玄関や物置にしまっているとか?これでは全く意味がありません。

なお消火器はホームセンターなどで購入しましょう。たかだか数千円程度です。これでボヤ程度なら確実に消火できます。

まちがっても訪問販売的な人たちから買わないように。

「消防署の方から来ました」

これは詐欺です。注意しましょう。

5.放火対策を考えよう

上述した通り、火事の原因として見過ごせないのが放火です。もちろん自分がやっているわけではないので防ぎようがないと考えるかもしれません。とはいえ放火されやすい場所には特徴があるようです。

第一に燃えやすい物が外に放置されている場合です。

翌朝出すゴミであっても、夜は室内に置いておきましょう。またアパートの駐車場を含めた共用部分は片付けておくべきです。

第二には近所づきあいのない地域です。

これは空き巣被害とも関係しているようです。若者が多いマンションや新興住宅地などは危険です。言い換えると地域の目があれば、放火犯も手が出しにくいようです。

火の用心!こうした夜回りを「騒音」とする風潮もあるようですが、そうした不寛容さも、放火犯の精神状態としてあるようです。そのため心理学的なアプローチも放火防止に対して必要とされています。

古い電化製品には注意しましょう

確率としては低いですが、古い電化製品には注意しましょう。少しでも異音や異臭がすれば、直ぐに使用を止めましょう。モーターや電子回路が焼けてしまう事例が稀ではありません。また頻繁にブレーカーが落ちる場合は、電気屋さんに診てもらいましょう。

コンセントに埃が溜まってショートする、いわゆるトラッキング現象も心配です。長い間挿しっぱなしのプラグは、一度掃除をしましょう。ただし間違ってもコンセントの穴へ何かを差し込んではいけません。感電します。
参考「後悔しないための電源タップを選ぶ5つのポイント

さらに延長コードを束ねたりやタコ足配線は止めましょう。こちらもショートを起こしたり急激な電流が流れる可能性は否めません。一部に熱を持つと、それが一気に発火へ転じることがあります。電気は本当に危険です。

備えあれば憂いなし

火事は予防できることですが、慌てないためには、まさかの事態を常に想定しておくことが大切です。備えあれば憂いなし。保険と同じではありますが、準備しておいて損はありません。
参考「他人事ではないです。災害に備えるポイントは5つです

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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