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科学的に安全でも安心できない理由は何か

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この記事の所要時間: 639

日常生活において思い込みや偏見、ちょっとした誤解が多いですね。それで問題なく暮らせている間は良いですが、社会全体としておかしな方向へ進んでしまうこともあります。例えば科学的に安全!と言っているのに、疑う人達がいます。もちろんその科学者を信じていないのでしょう。

一方で人気のある権力者が安全宣言をすれば安心できるのでしょうか。そこには政治的な判断が含まれている可能性は大です。何を根拠に私たちは安全や安心と思うのか、考えてみましょう。

茶渋は汚いのか

旅館で出されたお茶の湯飲みに茶渋がついていたらどう思いますか。汚いですか?

もちろん安物の湯飲みだったら、二度と行かない!そう感じるかもしれません。とはいえ器によっては茶渋があることで価値が生まれるとか。一説によると、わざと茶渋付の湯飲みを使う旅館もあるそうです。

これは完全に価値観の問題でしょう。見た目で茶渋は汚い!衛生的ではない!そう言い切ることもできます。

とはいえ茶渋に有害成分はあるのでしょうか?雑菌が繁殖しているのでしょうか。

茶渋の成分は、カテキンと考えられています。

茶渋を目盛り代わりにしている人もいるようです。つまり茶渋の線までお茶を入れる!だから会社の湯飲みなどの茶渋を「親切心から」落とすと、逆に怒られるパターンがあるとか。そういう上司がいたら、従いたくない?

一方で茶渋を落とす際には食器用漂白剤などが用いられます。おもしろいように真っ白になります。洗っている!それを実感させてくれます。

とはいえ漂白剤の成分は何でしょうか?

我が家にある食器用漂白剤には「まぜるな危険」の文字があります。

雑菌とは何か

曖昧な概念に雑菌があります。聞いただけで怖そうです。

とはいえ雑菌とは何でしょうか。基本的に目的外の細菌やウイルス類のことを指すようです。

例えば味噌を作る際、味噌の発酵に必要なら発酵菌、必要ないなら雑菌と言われます。

ちなみに同じ微生物の働きですが、人間にとって有用であれば「発酵」と呼ばれ、有害であれば「腐敗」として忌避されます。そのため大多数の人は腐敗と思いたいような発酵食品が少なくないのも事実です。

似た話に雑草があります。

誰にとっての雑草なのでしょうか。

ガーデニングで飾っている庭なら、タンポポやハルジオンは雑草になるのでしょう。とはいえ可憐な花ですけどね。庭の草むしり?本当に植物を愛でている人にとったら矛盾する行為です。

さらに害虫とは何か?誰にとっての害虫なのか?

見た目が嫌!そういう理由だけで、本来は益虫なのに害虫扱いされる生き物もいます。例えばクモです。もちろん毒グモもいるのでしょうが、ほとんどは害虫を食べてくれます。ちなみに芥川龍之介著の『蜘蛛の糸』を読みませんでしたか?
参考「クモの巣を見たら、害虫がいる証拠です

これらは科学的な話ではありません。あくまでも主観的な話です。それでも線引きすることで安心するのでしょうか。自分を納得させるのが科学なのか主観なのか、そういったことなのでしょう。

洗剤は綺麗なのか

汚いものを綺麗にする道具、その一つが洗剤です。石鹸も同類です。そのため現代日本で生活するならば、家の至る場所に洗剤があるでしょう。キッチン、風呂場、洗面所などなど。洗剤にどれだけのお金を費やしているでしょうか。

とはいえ洗剤は安全なのでしょうか。

洗剤で、見た目真っ白になれば、綺麗と呼べるのでしょうか。コレラ菌が付着している真っ白な白衣と、滅菌された泥が付いた白衣、どちらが科学的に綺麗なのか?また心理的に安心できるのか。

極端な事例ではありますが、シャンプーで頭を洗いすぎると禿げる?石鹸でゴシゴシ洗いすぎると肌荒れやニキビの原因になる?食器用洗剤であっても完全に濯がないと薬品が付着していることもあります。そうした食器で食べても安全なのでしょうか。

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なお食器用漂白剤の注意書きには「皮膚についた時はすぐに水で十分洗い流す」と記載されています。ご丁寧に赤線が引かれています。もちろん菌に有害なら、人間にとっても有害です。それでも使えば安心できるのでしょうね。

風呂場のカビを落とすために強力な洗剤を使いますが、まぜるな危険!まぜなくても臭いで気分が悪くなることもあります。換気をしていますか。カビの胞子を吸い込んだら危険ですが、カビはそこまで有毒なのでしょうか。

見た目の綺麗さは油断する

真っ白なシャツを見ると気持ちがよいですね。一方で黄ばんでいたり袖口が黒ずんでいると、着ている人の性格を疑うかもしれません。潔癖症の人であれば、半径5メートル以内に近づきたくないですか。
参考「潔癖症は病気なのでしょうか?5つのチェックポイント

しかし見た目で判断する人は注意しましょう。

真っ白なシャツは本当に清潔なのでしょうか。

空気中には様々な「雑菌」が漂っています。それを無意識のうちに吸い込んでいたりもします。シャツにも付着しています。

一方で真っ白だと過信してしまうようです。まな板でもそうですね。見た目が綺麗だと安心するようです。それでも菌がいるかもしれません。菌やウイルスは見えないからです。熱湯につけたとしても、隙間で生き残っている菌もいますよ。

もちろん清潔を第一に考えるべきですが、考えすぎるとストレスです。ストレスで免疫力が下がり雑菌に負ける!洗剤などのように変な所で科学に頼らず、科学的な視点を持つ方が、本当の清潔や綺麗、そして安心感に辿り着けるのかもしれません。

極端な抗菌思考は危険です

昭和に比べて平成の世は、花粉症やアトピー性皮膚炎、さらに食物関連など様々なアレルギーが増えたような気がします。もちろんスギ花粉症は、スギの植林とタイミングが合っただけ?しかし日本人が綺麗好きになりすぎたことも要因としてあるようです。
参考「除菌や殺菌の違いは何か?過度な抗菌思想は身体を弱くします

衛生状態が未だ整わない時代は、お腹に虫を抱えている少年たちもいました。だから逆にアレルギーとは無縁だった?そんな報告もあります。本来なら病原菌に対抗する免疫システムが、無害な花粉や食物に反応してしまった!

アレルギー患者の増加と抗菌思想の高まりは相関しているのか?科学的な検証は難しいかもしれませんが、可能性は否定できないでしょう。そう言われても、明日から掃除をしなくなるか?それも難しいですね。少なくとも科学は人間の思いを変える効果は低いようです。

こうしたことが子供たちの理科嫌いと関係しているのか?調べてみたいテーマです。

誰を信じるのか

何かが起きた、起きそうな場合、誰を信じるのが正しいのでしょうか。科学的な安全を考えるなら、その道の専門家である科学者なのでしょう。とはいえその情報を発信するのは旧メディアなのか、ネットなのか?ネットは信用できませんか。
参考「医療に正解はあるのか?ネット検索の是非と医療界や人体の不思議

一方で政治家が安全宣言をする!2020年の東京オリンピック招致は、そうして獲得したようなものです。

支持率の高い政治家の発言なら、信用できるのでしょうか。

とはいえその支持率はどうやって算出したのか?トランプ現象からわかるように、世論調査は科学的なのか。

なお日頃から見た目で判断する人は注意しましょう。

例えば美人やイケメンの言うことは信用できるのでしょうか。お気に入りの女優さんが宣伝している製品は、安心して買ってしまうかもしれません。当人に責任はありませんが、正しい選択でしょうか。

安心の根拠は何か

安全や安心の基準は何か?他人任せなのでしょうか。科学的に安全?それを信じて行動するのは自分です。間違っていれば自分が無知なせいです。一方で誰かの安全宣言に従っていれば、間違っていたなら、その人のせいにできます。だから犯人捜しをしたいのでしょう。安心の根拠とは、そうしたことなのかもしれません。

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たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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