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希望の光を照らす春の星たち(後編)4.16「熊本地震によせて」

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この記事の所要時間: 516

希望の光を照らす春の星たち ~4.16「熊本地震によせて」後編は、いよいよ春の大三角とダイヤモンドの作り方です。

春の大三角を作ろう!

星座のようで実は星座ではない北斗七星を除くと、牛飼座・乙女座・烏座と、これまでに3つの星座が出て来ました。

三角というくらいですから、これで十分という気もしないでもないでしょう。

けれど、春の大三角と呼ばれる星空を描くにはもう一つ、この時季に最も美しく見える星座を探さなければなりません。

それが「獅子座」です。

そして、この獅子座を見つけるために役立つのが、上記で出て来た「冬の大曲線」!

獅子座を見つけよう!

まず、北斗七星から牛飼座のアークトゥルスと乙女座のスピカを見付け、この2つの星に焦点を当てたまま、南の空の高いところを見上げます。

すると、そこには裏返った「はてなマーク(?)」が・・・!!
このはてなマークもどきこそが獅子座です。

ちょうど獅子の頭に当たる部分ですが、鎌に似ているところから“獅子の大鎌”と呼ばれています。

その頭から下がった旨の当たりでキラリと光るのが、獅子座の中心を成していると言っても過言ではない1等星の「レグルス」です。

ラテン語の小さな王という意味を持っています。

そこから左を見ると、台形の胴体を形作る星が並んでいます。

少々歪ですが、先端は間違いなくしっぽに見える事でしょう。

そして、その先端に輝くのが「デネボラ」。

アラビア語のライオンの尻尾という意味の星で、2等星ですが、獅子の下半身では一番明るい星なので、すぐに分かると思います。

これで準備はバッチリ!春の大曲線のアークトゥルスやスピカにこのデネボラを巻き込んだ一つの大三角形が描き出せるはずです。

何を隠そう、これこそが春の大三角!!

ただし、以前希望の光を照らす冬の星たち ~1.17「阪神淡路大震災によせて」~でご紹介した冬の大三角を上回る大きさです。

その規模は、地上から写真撮影しようと思うと、28m以上の広角レンズを用いないと入りきらない位だと言われています。

その雄大さは、正しく百聞は一見にしかず!

冬のダイヤモンドを作ろう!

春の大曲線、春の大三角形と作ったら、残るは春のダイヤモンドです。

巨大な春のダイヤモンドは、その名にふさわしく、英国王室が深い関わりを持っています。

探せ、王様の心臓!

良き夫であり、イクメンとしても人気の英国プリンス、ウィリアム王子。

この王子の曾々曾々曾々曾おじいさんくらいに当るらしきチャールズ2世の心臓という意味の名を持つ星が宇宙にはあります。

それが、猟犬座の「コル・カロリー」という3等星です。

何とも奇妙な名前ですが、それもそのはず。

実はこの星は、ハレー彗星の軌道計算で18世紀に名をはせていたイギリスの天文学者:エドモンド・ハレーが、チャールズ2世の王制復古による王位着任を記念して、後に独断と偏見で命名したものです。

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ですから、当時同じくイギリスで活躍していた天文学者:ジョン・フラムスティードの描いた星図には、ハート型に王冠を被せた絵記号で記されています。

大熊座を追いかける猟犬座

そんなコル・カロリーのある猟犬座は、大熊座を追う牛飼い座が連れている犬の星。

北斗七星の柄杓の柄の部分のちょうど南側、牛飼い座のアークトゥルスとの間に見えます。

そのため、熊を追う狩人に連れられた2匹の猟犬という設定だと思っていいでしょう。

その2匹の犬は、まるで牛飼い座から伸びるリードで繋がれているかのように見えます。

北にいるのがアステリオン号、南にいるのがカーラ号です。

そして、そのカーラ号の首輪に輝くのがチャールズ王の心臓の星「コル・カロリー」。

一応3等星出はあっても、猟犬座自体が他には4等星以下の暗い星しか持たない星座です。

また、周囲にもこれと言った明るい星がないため、肉眼で見付ける事は十分可能です。

もともと猟犬座は、大熊座の一部として扱われていたそうですが、ポーランドの天文学者ヘベリウスが、うしかい座の連れた2頭の猟犬の星座として独立した状態で定説を立てた17世紀から立派に一つの星座としての地位を確立して来ました。

牛飼い座に引かれ、大熊座を追いかけるその姿は、ちょうど東から西に開店する日周運動とピッタンコです。

春の星空を楽しもう!

という事で、この猟犬座のコル・カロリーを先の春の大三角に加えた時に出来る◇こそが春のダイヤモンドです。

とにかく雄大で、肉眼でも十分堪能頂ける事でしょう。

けれど、春の星空は、天体望遠鏡があると、より一層面白くなります。

コル・カロリーと牛飼い座の間のリードになる部分のほぼ中央には、何十万個もの小さな光星が一固まりになって輝くM3球状星団があって、天体望遠鏡で見ると、とても綺麗です。

例えばコル・カロリー、決して肉眼で見辛い星ではありません。

しかし、その実態は、白色の2.9等星と紫色の5.4等星が重なり合うように並んだ美しい二重星です。常に色がこまめに変化しています。

また、コル・カロリーと牛飼い座の間のリードになる部分のほぼ中央には、何十万個もの小さな光星が一固まりになって輝くM3球状星団があって、とても綺麗です。

でも、これらは天体望遠鏡がなければ見る事が出来ません。

さらに、天体望遠鏡があれば、猟犬座の北の外れにあるM51という銀河も観測する事が出来るでしょう。

この銀がM51、ちょうど北斗七星の柄の先端辺りを流れているのですが、本体の端っこにコブがくっついたちょっと変わった銀河で、コブ付き銀河という意味から“子持ち銀が”などと呼ばれています。

間もなくゴールデンウィーク!お金と時間は使いようです。

忙しいのに、あえて遠出をせずとも、思い切って天体望遠鏡を買い、身近なところで家族や恋人と星空を楽しむのも悪くないでしょう。

今回出て来た獅子座にも、前編の乙女座と同様、実に面白いエトセトラが沢山あります。

GWまでにそちらもご紹介したいと思っていますので、是非参考にして頂ければ嬉しいです。

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おしゃべり大好き!お節介大好き!!の典型的関西人おばちゃんです。 趣味で京都の観光ボランティアガイドをしています! 言いたい事はズケズケ言うけど、結構面白かったり、時々ホロリとさせたりもしまっせ~( `pq´)ゥシシ 地元関西地区の食や趣味嗜好的な情報を中心に、自分の最大の課題であるダイエットの情報なんぞも、バンバン発信していきますので、よろしゅうおたのもうします(*^_^*)

希望の光を照らす春の星たち(前編)4.16「熊本地震によせて」

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