menu

40 views

根拠なし?クールビズが提唱する28度は誰にとっての適温か

スポンサーリンク
この記事の所要時間: 741

5月1日から毎年恒例のクールビズが始まりました。
テレビニュースでも

  • 環境省の職員がアロハシャツを着て出勤する!
  • 事務所内は28℃に設定!
  • うちわを使いながらパソコンに向かう?

いかにも省エネを狙った演出です。

とはいえ室温28℃には明確な根拠がなかった?
暑い中を省エネのために室温28℃で頑張ってきたこの数年間は何だったのか?
にわかには信じがたい事実ですが、実際はどうなのか?逆にどうすべきなのか考えてみましょう。

クールビズとは

今では当たり前になったクールビズです。
街中を見るとネクタイを締めている人が激減しています。ネクタイ業界が大変だ!思ってしまいますが、時代は変化します。いつまでも同じ商売に固執してはいけないのでしょう。

そもそもクールビズとは2005年、時の環境大臣、今の東京都知事である小池百合子さんが呼びかけた政策です。室温を28℃に設定し、省エネしよう!

ある意味で女性だから言えたことなのでしょう。
男性が涼しくしようとすると?省エネルック!半袖のスーツがちょっと話題になりました。

当時は小泉首相でした。そういうタイミングもあったのでしょう。
もちろん当初はいわゆる衣替え時期である6月1日がスタートでした。
しかし2011年に起きた東日本大震災で原発の稼働が止まったことを機に、5月1日から始まるようになりました。

なんとなく28℃で始まった説

日本に限ったことではないのでしょうが、一度数字が出ると、それが独り歩きします。
原発事故の際も、放射線のレベルは本当に科学的だったのでしょうか?
数字のマジックというのは否めない事実です。

クールビズに関する28℃という設定も、国民とすれば何か意味があるのだろう!そうとらえた人が多かったでしょう。
とはいえ2017年5月11日に衝撃の事実が報道されました。

導入当時、環境省の担当課長であり、現法務副大臣である盛山正仁議員の発言です。
つまり「何となく28度という目安でスタートした。
後に否定されたようですが「28度は不快な温度」そんな発言が現環境副大臣からも出たとか。

28℃に根拠あり!弁解する大臣

28℃の根底が崩れたら、クールビズはどうなるのでしょうか。温度下げ競争が始まりそうです。
結果として凍えるような環境で仕事をすることになるのかもしれません。
とはいえ現環境大臣が防戦に回っています。

日本経済新聞2017年5月12日版では
「クールビズを始めた当時のオフィスの室温が平均26度で、ネクタイの有無で体感温度が2度変わるとの研究結果を基にしている」
との記事を掲載しています。

それでも26度の基準が曖昧です。たまたまその時の室温だったのでしょうか。

28℃は適温なのか

28℃も慣れてしまえば気にならないのかもしれません。
日本人はそうした民族です。周りがそうなら従うしかない?

とはいえ28℃は誰にとっての適温なのでしょうか。
現実問題として28℃は不快です。
もちろん湿度との関係があります。
蒸していれば25℃でも不快です。
温度だけで決めることには無理がありそうです。

1.パソコンは悲鳴を上げている

オフィスにはパソコンがあります。今はほとんどノート型など省スペースタイプになっています。
とはいえかつてのブラウン管ディスプレイであればどうか?その場合、かなりの熱を発します。
かつてパソコン教室で仕事をしていた際、蒸し風呂状態だったことを思い出します。

人間よりもパソコンにとって28℃は厳しいと思います。

パソコンがまだ個人では使えない時代、コンピューター室だけ冷房が入っていた!
機械は熱が苦手です。熱でダウンしたり暴走したりすることも珍しくないからです。ノート型はファンが小さいので熱に弱いでしょう。

もちろん戦争にもパソコンを持ち歩く時代です。最新兵器はコンピューター制御です。ならば衝撃や熱にも強くなっているでしょうが、それでも熱でハンダが溶ける?断線する可能性も否めません。

パソコンのためにも室温を下げることを検討すべきでしょう。

2.28℃は夏日以上真夏日以下

28℃という気温はどういった温度なのでしょうか。
気象用語で表すと、最高気温が25℃を超えたら夏日と呼びます。
また同30℃を超えると真夏日です。

スポンサーリンク
つまりクールビズが提唱する室温28℃とは、夏日以上真夏日以下の室温です。
夏日以上真夏日以下の28℃を快適な環境と言えるのか。
逆に涼しくして作業効率を上げ残業をしない!そうした方がトータルで省エネになるのかもしれません。
なお最近の研究では、夜寝るからエアコンを消す?ではなく涼しくして寝た方がストレスにならず熟睡できるとか。つまり夜の最低気温が25℃以上だと熱帯夜と呼ばれます。エアコン28℃の設定では暑くて眠れない?気象面から言えば28℃の設定は矛盾がありそうです。

3.男性と女性では感じ方が違う

クールビズのニュース映像を見ても、職員がうちわを持っています。やはり暑いはずです。
とはいえ冷え性の女性にとっては適温かもしれません。

そもそも男性と女性とで服装が違うことに問題がないでしょうか。

テレビのニュース番組を観ても、男性司会者はスーツにネクタイ姿、傍らに立つ女性アナウンサーはノースリーブに短いスカート!これはパーティ会場などのフォーマルウエアでもそうですね。
男性と女性とでは服装がまったく異なります。いったい室温は何度なのか?

それらを一律に28℃でごまかす?

まずは服装の統一をすべきなのでしょう。

そういう意味で上着なし、ノーネクタイ、半袖シャツ、まずは一歩前進しています。
さらに男性も半ズボン?見た目を言うならば、女性の胸元や短すぎるスカートも規制すべきでしょう。

4.どこが28℃なのか

わが家の話で恐縮ですが、夏はエアコンの温度設定を28℃にしています。
とはいえ部屋に設置している温度計を見る限りでは25℃前後を指しています。
どちらが正しいのでしょうか?
もちろんどちらも正しいでしょう。この場合、もっとエアコンの設定を上げるべきなのか。

空気は循環しています。
また直接冷風が当たれば、体感温度は下がるでしょう。
日差しが入ってくれば、それだけで室温は上がります。
通常エアコン内にサーモスタットがあるので、そこだけ冷やす、逆に温める?室温は変わってしまうでしょう。

5.エアコンつけっぱなし理論

最近のエアコンは省エネ性能が上がっているのでしょう。
とはいえ電気製品はスイッチを入れる際に大きな電力を消費します。そういう意味ではこまめにつけたり消したりすると、逆にエネルギーを無駄にすると言われます。

例えば

  • 蛍光灯は、短時間ならつけっぱなしがよい!
  • 白熱電球はついていると熱を発するので、こまめに消すべし!
つまり製品によって使い分けるべきなのです。

ちなみに今の車はアイドリングストップ!交差点でもエンジンを切った方が省エネだとか。

エアコンの場合には、温度を下げる、上げる、その瞬間に大量の電力を使うと指摘されます。そのため気温が上がったからスイッチを入れる?ではなく1日中点けっぱなしにする!そうしても電気代はあまり変わらないとか。

もちろん古いタイプの話なので数年以内に買い替えた人は違う可能性が大です。
それでも実験してみるとよさそうです。建物の材質や外壁、エアコンの設置場所、家具の配置などによって状況が変わるからです。
自宅にあった省エネ法を見つけるべきでしょう。

暑さの原因はエアコンにあり

一種の暴論ではありますが、

昨今温暖化がうたわれる原因はエアコンにある?

つまりエアコンには室外機があります。
そこから大量の熱風が排出されています。室内の温かい空気を送り出しているわけです。
逆に最近の暖冬はその影響か?

それだけなら全体としてみれば問題ないのでしょう。
とはいえエアコンという電気製品を使えば、自ずとエネルギーが熱に変換されます。電気製品を使えば使うほど熱が生まれるのです。
したがって

温暖化を指摘する前にエアコンを全部消せ!

それだけで数度は下がるはずです。

昔は涼しかったのか?ではなくエアコンがなかったからです。通勤電車でも扇風機しかなく、窓を全開にして走っていました。時代は戻れませんが、そちらの方が意外と涼しいかもしれません。
こちらも実験してみる価値はありそうです。

何度が適正なのか

勢いであったり、気持ちの問題も大切です。

とはいえ政策としてクールビズを推進するのであれば、室温28℃にも科学的な根拠が求められるでしょう。

10年以上も経過したので時効と思い漏らした一言かもしれませんが、今後波紋が広がりそうです。

科学的に何度が適正なのでしょうか?
とはいえ室内の条件によって変わるでしょう。
風が流れているか否か、そもそも湿度をあわせて指定しないと意味はないはずです。
目安は必要なのでしょうが、数値にこだわるとかえってイライラしそうです。
スポンサーリンク
The following two tabs change content below.
たくと
たくと
著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

【子どもをバカにする?】子育ての中で無意識にしてしまいがちなこと【子どもをバカにする?】子育ての中で無意識にしてしまいがちなこと

カラスの撃退法!生態を知って被害を防ぐ3つの方法

関連記事

  1. 土用の丑の日直前企画(第3弾)ウナギを食べる本当の理由!

    土用の丑の日とウナギの関係を探る企画もいよいよ最終回!ついに、『何故、土用の丑の日にウナギを食べ…

  2. 宮脇咲良のtwitterが大問題になっている理由

    AKB48、HKT48の宮脇咲良のtwitterが炎上騒動を起こしています。事の発端は16日、一…

  3. ダイエットに適した梅干し

    最近よく耳にするクエン酸、弱い酸性で、キッチンの水垢のようなアルカリ性プラス、カルシウム分を含んだ汚…

  4. 火事は何故なくならないのか?予防が難しい3つの理由

    毎日のように火事は起きています。消防車のサイレンも当たり前のように聞こえます。とはいえ統計を…

  5. 人身事故が多いですね。しかし起こしてはいけない5つの理由

    日本の電車は分単位の過密ダイヤです。それでも時間に遅れない!世界から賞賛されています。と…

  6. もう飛んでますよ!花粉症を侮ると怖い3つの災難

    まだ1月下旬。もう1月下旬?どう思うか。2016年の幕開けは暖冬でした。しかしこの週…

  7. 色彩心理サーモンピンク編

    サーモンピンクの色彩心理を見てみましょう。 サーモンピンクはピンクがベースになってお…

  8. いまさら聞けない?巷で流行るフィンテックとは何か

    ビジネスパーソンなら知っておきたい用語があります。例えば巷で流行っているのがフィンテックです。…

最近の記事

  1. ママのイライラ【赤ちゃん返り】をする子どもの心理とその原因
  2. 上の子の赤ちゃんへのやきもちはどうやって回避する?
  3. 子どもに愛情を伝える一番の方法『わかりやすく心(こころ)を教えるためには』

amazon

PAGE TOP