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殺虫剤が効かない耐性型ゴキブリの防除法

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この記事の所要時間: 747

昨今は殺虫剤が効かない耐性型ゴキブリが増えています。メーカーはいろいろ工夫しているようですが、スプレータイプの殺虫剤を噴霧しても逃げられてしまいます。大量に現れる前に、効率的な防除法を学んでおきましょう。

ゴキブリとは

そもそもゴキブリとは、どんな生物なのでしょうか。まず敵を知ることが大切です。

1.ゴキブリの種類

ゴキブリは3億年以上も前に地上へ現れました。恐竜よりも古い私たちの大先輩です。それだけ適応力が強いと考えるべきでしょう。とはいえあまり進化していません。分類的には昆虫綱ゴキブリ目として独立しています。意外ですが、カマキリ目に近いようです。

諸説ありますが、種類としては世界中に3000種以上います。ただしそのほとんどは森林生活をしています。人家の近くに住む方が特殊なようです。ちなみにゴキブリのうち枯れ木を主にエサとして進化したのがシロアリだと言われています。

日本人がイメージするゴキブリはクロゴキブリでしょう。名前の通り黒光りする3センチほどのタイプです。メスはお尻に卵の塊である卵鞘(らんしょう)を持っていることがよくあります。

また1~2センチ程度のチャバネゴキブリもいます。数としてはこちらの方が目立つはずです。しかし一般的なイメージとは違うので、別の虫と思われているのかもしれません。

2.ゴキブリの生態

ゴキブリは不完全変態の昆虫です。つまり蛹(さなぎ)の時期がありません。幼虫から脱皮を繰り返して成虫になります。今度出てきたら確認してください。背中に羽がなければ、それは幼虫です。卵を生む前に撃退しましょう。

ふ化後約200~300日で成虫になります。とはいえ成虫になっても1年生きられないようです。気温が25度くらいから活発に行動をはじめます。5月頃から幼虫みたいなのがウヨウヨし出す理由です。基本的に夜行性です。

変温動物ですので寒さは苦手です。成虫で越冬はできません。そのためゴキブリ対策は本来、冬に行うべきなのです。ただし最近の住宅は冬でも温かいですね。そのため風通しの悪い隙間で越冬する成虫が増えているようです。

主なゴキブリの防除法

ゴキブリの代表的な防除方法を紹介します。自宅に合ったタイプを試してみましょう。

1.物理的にゴキブリを防除する方法

(1)ゴキブリの防除・粘着剤

物理的な捕獲手段は粘着剤を利用したタイプです。その代表例はアース製薬のゴキブリホイホイです。古典的ですが確実な方法です。私の子供時代からあるのでベストセラー商品と言えるでしょう。もちろん各種の改良を重ねています。

ゴキブリの通り道に仕掛けておくと、数匹捕まっていることが多いですね。ただし欠点として、不器用な人が作る際、手に粘着剤が付いてしまいます。昔は接着剤みたいなのをチューブから絞り出していた記憶があります。慣れれば問題ありません。

(2)ゴキブリの防除・一撃必殺

多少の熟練を要しますが、見つけ次第たたき殺す!一撃必殺の技です。

経験からいうと、新聞の夕刊をB5サイズ(大学ノートの大きさ)に折り、それをさらに縦折にします。するとちょうどいい重さ、持ちやすさになります。それをゴキブリに向かって振り下ろします。

なお紙が軽すぎると逃げられます。広告を丸める程度では弱すぎます。逆に朝刊だとつぶしてしまい後片付けが大変です。週刊誌も適してはいません。

慣れてくるとほぼ確実に一撃で倒せます。もちろん外したら、逃げられて一晩中格闘することもまれではありません。いかに間合いを図るか?成功するポイントは、ためらわないことです。こちらがひるむと?相手もわかるようです。心を鬼にしましょう。

2.化学的にゴキブリを防除する方法

(1)ゴキブリの防除・スプレー式殺虫剤

個人的な感想ですが、スプレー式殺虫剤の効果はあまり期待できないようです。上述のように耐性型のスーパーゴキブリが日本でも増えているからです。昆虫は世代交代が速いので、簡単に耐性の遺伝子が拡散されるのでしょう。

もちろん最新型の殺虫剤であれば9割以上の個体は死滅します。とはいえ幸運にも生き残った個体が子孫を残せば、その遺伝子が伝えられて翌年に増殖します。それはもう薬では死なないのです。イタチごっこですが、なるべくなら薬を使わない方が良いでしょう。

(2)ゴキブリの防除・燻蒸式殺虫剤

お店などでは燻蒸(くんじょう)式殺虫剤を使うでしょう。完全に密閉できる室内であれば効果が期待できます。ただしゴキブリは狭い隙間に隠れています。気体ではあっても隙間にうまく浸透しないこともあります。すると生き残りが出てくる可能性は否めません。

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(3)ゴキブリの防除・ホウ酸団子

古典的ですが、いまだに相応の成果がある、それがホウ酸団子です。かつてはどの家庭にもホウ酸がありました。目にものもらいができた時の薬としても重宝したからです。

市販のタイプもありますが、ホウ酸は薬局で購入できます。自分なりに効果のある方法を生み出すことも可能です。おばあちゃんの知恵として知っている人も多いです。近所の高齢者などに尋ねてみましょう。

ただしこちらもゴキブリが慣れてしまえば効果が薄れます。また他によいエサがあれば、そちらへ行くのは必定です。さらにイヌやネコなどのペット、そして乳幼児などが誤飲する危険もあります。仕掛ける際には注意しましょう。

3.生物的にゴキブリを防除する方法

(1)ゴキブリの気門をふさぐ

ゴキブリはどこで呼吸しているのか?腹部に気門と呼ばれる穴が複数開いています。そこから空気の出し入れをしています。

言い換えると、気門をふさいでしまえば、呼吸困難になりゴキブリは死んでしまいます。

水をかける程度ではだめです。身体に油の膜を張っているので弾かれます。そこで使えるのが台所洗剤です。これをゴキブリめがけてかけます。個人的な体験としてはシャンプーです。即死でした。ただし後片付けが厄介です。じゅうたんの上だと最悪です。注意しましょう。

(2)ゴキブリの天敵を利用する

世の中エコブームです。化学薬品を使いたくない人は天敵を利用しましょう。たとえばネコやネズミはゴキブリを捕食することがあります。高級なネコは逆にビビってしまうこともあるようです。昔ながらの三毛猫などは頑張ってくれるかも。

街中ではほとんど見かけませんが、アシダカグモはゴキブリを食べてくれます。一見するとタランチュラみたいでこちらも怖いですが、一般的にクモは益虫です。殺さないようにしましょう。またムカデもゴキブリを捕食するようです。

ちなみに燻蒸式殺虫剤を使うと、これらの天敵も殺すことになります。どちらを重視したいのか?検討してから利用しましょう。

ゴキブリとのニアミスを防ぐ方法はあるか

ゴキブリはいたとしても、目につかなければ気にならないかもしれません。見なかったことにする?ニアミスを避ける方法も考えておきましょう。基本的にゴキブリが好きな環境は以下の3つ。

  • 狭い
  • 暗い
  • 暖かい

この逆にするのが効果的です。

1.家具を壁から離して置く

ゴキブリは狭いところが好きです。キッチンの隙間、とくに家具の裏などで日中は休んでいます。そのため隙間を作らないことが大切です。たとえば家具を壁にぴったりと付けると、その間に入り込みます。

逆に隙間が1センチ程度あると、ゴキブリは嫌うようです。気持ち程度でよいので、ちょっと空間を作ってみましょう。それだけでゴキブリにとってはいづらい環境になります。

2.電気をつけておく

夜帰宅して電気をつけると、黒い物体が動きます。基本的にゴキブリは夜行性です。真っ暗な中でエサを探し回ります。逆に明るくしていると、あまり表に出てきません。そのためニアミスしたくなければ、部屋を使う数分前に電気をつけましょう。

ゴキブリは暗いところが大好きです。キッチンを常に明るくしておくと、逆に嫌って近づかないかもしれません。LEDを使えば、電気代も気になりません。

3.部屋を寒くする

我が家は限りなくゴミ屋敷に近い状態です。しかしゴキブリにあまり遭遇しません。その理由を考えてみました。そもそも掃除することには限界があります。つまりゴキブリは何でも食べます。流しの三角コーナーに生ごみがあれば、それに群がります。

基本的なゴキブリ対策は、冬にすべきなのです。家の中で越冬させてはいけないのです。たとえば室温が25度以上だと、ゴキブリにとっては快適です。我が家の冬は20度に達しません。それが一つの理由かもしれません。本当に嫌いな人は、試してみましょう。

ちなみに冷房を利かせて20度以下にする?ゴキブリが凍え死ぬかもしれません。電気代と相談すべきですが、こちらもやってみる価値はあるでしょう。

ゴキブリは害虫なのか

カブトムシはデパートで売られているくらいの人気者です。しかしゴキブリは忌避されます。見た目がグロテスクでしょうか。汚いから?とはいえカブトムシだって細菌がいると考えれば不衛生です。ゴキブリは本当に害虫なのか?

残酷な話ではありますが、エサや水がなくても何日生きられるか?ずぼらな子供でもできる夏休みの自由研究に最適な教材です。

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たくと
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著者サイトたくとすく~る
生まれつき無関心な子供はいない! そう信じ、学習塾や講習会などで、 科学を楽しく解説しようと日々奮闘しています。 半世紀生きていますが、 気持ちは、今でも夢見る少年です。

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