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近年多く寄せられる相談に、「集中力がなくて」「文章になると全然わからなくて」の2つがあります。
実際、

  • あまり集中できない
  • 他人の話を聞けない
  • 計算はできるのに読解はできない

といったお子さんはたくさんいらっしゃいますね。

そういったお子さんに提案する学習のひとつが、「耳で聞く本」です。

日本では、勉強するというと机に向かって参考書を広げるようなイメージが強いですが、本当に勉強のできる子はそんな勉強ばかりをやってはいません。
できる子ほど、多角的にさまざまな学習をしているものなのです。

そのひとつが、「」。
子どもであればあるほど、耳で聞く学習はとても重要です。
聞くことは集中力を育て、他者とのコミュニケーションを円滑にすすめるための基盤をつくります。また、文章の要点をつかみ、脳内で整理する力もつけていくことができるようになります。

今回は、耳で聞く教材をご紹介しましょう。

きくきくドリル(村上裕成著/文英堂)

きくきくドリル|北山こども教育研究所
これからの社会を生きる為にまず身に付けておきたいもの。それは勉強ではなく勉強できる力です。当教室ではこの力を育てる指導を専門にしています。またその極意を保護者や現場の先生方に分り易く講演しています。

『きくきくドリル』は、北山学園代表の村上裕成氏が書いたもので、CDとテキストがいっしょになった教材です。 『はじめてのきくきくドリル 入門編』は4歳頃から使うことができ、最終巻の『きくきくドリル BOOK3』は14歳頃までと幅広い年齢で使用することができます。 文章だけでなく、「なんの音でしょう」といった問題もあり、子どもは集中してCDの音を聞きます。 最初の頃は、テキストを一切使わずに耳だけで聞いて口頭で答える問題や、テキストを指で指し示すだけの問題が出てくるので、読み書きよりも先に導入できるのも魅力ですね。

編集註:記事が公開された当時紹介されていたのは「はじめてのきくきくドリル 入門編―グングン伸びる・脳力を育てる」でしたが、現在絶版のようです。そのため、新しいシリーズのきくきくドリルをご紹介します。

みみなぞ(高濱正伸著/草思社)

みみなぞ――理解力・集中力を育てる”聴くパズル” [CD付き書籍/対象年齢:小3以上]: 草思社 公式 書籍ニュースリリース
◆文章題・読解力のカナメ「聞く力」を育てる画期的パズル …

『みみなぞ』は、耳で聞いて答える「なぞなぞ」教材です。
といっても、一般にイメージするようななぞなぞではなく、思考パズルの類だと考えてください。
文章だけでなく、図形を頭でイメージしたりする力も問われ、大人もいっしょに楽しめるような内容になっています。

対象年齢は、小学3年生からとちょっと高めですが、小学3年生くらいに子どものつまづきが目立ち始めるので、気になり始めたら取り組んでみるのが良いでしょう。

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聞きとりワークシート(NPOフトゥーロ LD発達相談センターかながわ編/かもがわ出版)

聞きとりワークシート1 言われたことをよく聞こう 編
指示や会話の聞きとりを苦手とするLD,ADHD,PDD/アスペルガーやその傾向の強い子。聞きとることの楽しさや聞きとりの練習等を意図した特別支援教材。

障害児教育用に作られた教材ですが、子どもに必要な学習がいっぱい詰まっているので、「集中力がない」「話を聞けない」と感じている方みなさんにすすめたい教材です。

正しく聞いて、聞いたことを覚えて、それに対応する言動を決める。
コミュニケーション能力に直結する能力ですね。

聞きとりワークシートのシリーズ本

まとめ

最近のお母さんは、自分のことで忙しかったり、そもそも自分自身に教養がなかったりして、あまり子どもに言葉を掛けてあげていません。
本来は、まだ何もしゃべれない赤ちゃんにもたくさん言葉を聞かせてあげるべきなのですが、放ったらかしだったり、赤ちゃんと同じように「あー」とか「うー」とか言っているお母さんもよく見かけます。
これでは、耳が育つわけはありません。
そんな世の中だからこそ、意図的に耳を育てる学習が必要なのです。

教材に書いてある対象年齢はあくまで目安ですから、難しいようなら年齢は気にせず簡単な問題へと戻ることも大切。
発達は十人十色ですから、お子さんの発達段階にいちばんしっくりくるものを使用するようにしてください。

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