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2020年には様々なことがあります。その一つが大学入試改革です。具体的な内容がなかなか決まらないので、受験生サイドもイライラ感が募ります。そこで2016年11月4日に提示されたのが国語記述式問題に関する2パターンです。

もちろん受験生は文句を言えません。大学が採用するとなれば、従うしかありません。しかし事前に対応策はないのか。今から十分に検討しておきましょう。やることは決まっているからです。

大学入試改革とは

改めて大学入試改革とは何か。つまりなぜ、お互いにとって面倒な記述式の問題をわざわざ行うのか?そこには戦後の日本教育における2つの大きな「失敗」があるからです。

ひとつは、極度の詰込み教育!受験のための勉強といった面が否めなかったからです。その結果として倫理教育?考えることを疎かにしてしまった。そうした現実に対処する必要があるためです。

一方で極度に振れてしまったゆとり教育があります。もちろんゆとりの期間であっても私立の中高一貫校では従来通りのカリキュラムでした。それが学力格差を生んだのも否めない事実です。

そこで文科省が教育改革に取り組んでいます。仏の顔も三度までです。これだけの教訓があれば適正な方法を考えてくれるだろうと思われます。大人の真剣度が問われている改革でもあります。

文科省の案とは

今回文科省が提示した案について簡単に説明しましょう。国語の記述式問題に関して、2つのパターンが検討されています。

1.高難度問題

主に国立大学が採用すると想定されているのが高難度の問題です。解答文字数が80字超の問題を1問出題します。

大学入試センターが文字数などの形式的なチェックをします。その後大学側に送付され、独自に採点が行われます。

2.中難度問題

主に私立大学が採用すると想定されているのが中難度の問題です。解答文字数は80字以下。実質的には40字程度の問題が2問出題されると考えられています。

基本的に大学入試センターが採点します。その後3~5段階に評価し、大学側に送付されます。

ちなみに採点を民間業者へ委託する案もあるようです。効率性や公平性を考えれば妥当かもしれません。とはいえトラブルはないか、心配される点でもあります。

難関国立大学は採用しないかも

文科省としては大学入試に記述式問題を取り入れるべし!そういうお達しをする予定です。とはいえ既に二次試験などにおいて記述式を実施している大学もあります。その場合には、新たな記述式テストを採用しなくてもよいそうです。

あくまでも新たに記述式問題を作る手間を省くための措置ともいえます。したがって難関の国立大学、いわゆる旧帝大などでは今回の記述式問題を採用しない可能性が高そうです。

そもそも80字程度の記述で思考力や論理力が測れるのか?疑問があるのも事実です。大学が求める人材を、独自に測るのがベスト!各大学が、入学後に再教育する!責任を持てばよいだけの話だからです。

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入試日が変わる可能性も

当たり前ではありますが、記述式の採点には時間がかかります。複数人によるチェックが不可欠です。そうしないと特定の採点者による主観が入ってしまったり採点ミスが起きる可能性が高いからです。

するとどうなるか。他教科の試験は、1月13日以降の最初の土日!そうした決まりがありますが、これより前に実施することが想定されます。とはいえ12月に実施するのは、高校側からの反発が予想されます。

折衷案として、1月初旬!正月明け早々に実施する方向にあるようです。受験生にとっては二度手間ですが、覚悟しておきましょう。そもそも私立を受けるなら、12月から大学入試は始まっています。その一連と捉えれば問題はないはずです。

受験生はどうすべきか

大人の事情はあるのでしょうが、結局受けるのは受験生です。いつも苦労するのは子供達です。文科省も予備校も、結局は傍観する、応援するしかありません。ならば受験生は実際にどうすべきなのでしょうか。

1.情報に流されない

大学入試に記述式問題が登場するのは、ほぼ確実な情勢です。ならば事前に対策を考えておきましょう。とはいえ錯綜する情報に流されてはいけません。つまりやることは決まっているからです。

今後も様々な情報が流れるはずです。それに合わせて予備校や進学塾も新たなカリキュラムを考えてくるでしょう。しかし受動的ではいけません。まずは何が起きても動じないメンタルを築いておきましょう。

2.自分の意見をまとめる練習をする

常に100字や40字などで自分の意見をまとめる練習をしておきましょう。これは入試に限らず、社会人として働く、就職活動に際しても有効なツールです。もちろん模範解答的な答えも必要でしょうが、そこに自分のオリジナリティを加えられると、採点時に目立つことができます。

また新聞記事を自分なりに要約してみる、200字程度で読書感想文を書く、他人に紹介する習慣をつけておくのも有効です。伝えるポイントを明確にするテクニックが求められるからです。

大切なことは、主語をはっきりさせることです。また日頃から「てにをは」助詞の使い方に慣れておきましょう。採点者がスムーズに読めることも、点数アップには不可欠なことですし、それこそが論理的展開の基本です。

3.センター入試での選択肢に注目する

センター入試の過去問を、ただ黙々とこなすだけではいけません。その選択肢について、今一度読み込んでみましょう。問題文のどこに焦点を当てているのか。そうした分析も必要です。

自分なら、この問いに対して、具体的にどう解答するか?自分なりの文章を作ってみましょう。それと選択肢が共通しているかどうか、比べてみるのも一法です。結局は出題者の意図を汲み取る技術が必要になるからです。

4.やっぱり読書をしましょう

記述式は、論理的な展開も大切ですし、読みやすい文章であることも重要です。ならばやっぱり読書をしておきましょう。受験勉強で忙しいかもしれませんが、1日10分でも、1ページでも本を読む習慣を付けましょう。それこそが最たる記述式対策です。

センターの国語は、小説や論説文が登場します。中にはかつて読んだ本が問題になっていた!ラッキーなこともあります。なお記述式ではありませんが、古典でも1度読んでいるだけで、違ってくることがあります。

ちなみに文章のお手本としておすすめなのは翻訳された海外文学です。新聞の社説を読むよりも、日本語の勉強になります。語彙力のアップにも貢献してくれるでしょう。

5.国立大学二次試験の対策をしておく

難関大学は今回の記述式を採用しない可能性が意外に高いかもしれません。ならば国立大学二次試験の対策をしておきましょう。そちらの方が現実的かもしれません。またそれに慣れておけば、センター試験はもっと簡単なはずです。

言い換えるなら、早めに志望校を絞るべきなのでしょう。少なくとも国立なのか私立なのか?それによって試験対策が異なります。そもそも私立大学の推薦を考えている人にとって今回の話は、関係のないことですから。

あと4年しか、まだ4年ある

あと4年しかない?焦る必要はありません。まだ4年あります。確実にやってくることに対して準備しておきましょう。中学受験で失敗した人であっても、逆転の可能性は十分にあります。

もちろん詰込みがいけないわけではありません。知識がなければ思考力はつかないし、論理的に考えることもできないからです。ただし頭の中だけで完結せず、実際に文字として書き表す練習をしておきましょう。思いをまとめることにもつながります。

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