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テレビや新聞では原発事故に絡むいじめ問題がクローズアップされています。もちろんいじめを受けた子供のメンタルケアをすべきだし、再発防止に取り組むことは急務の課題です。とはいえ本当にいじめをなくしたい、減らしたいなら、大人社会が変わるべきです。

子供は大人社会を見て育ちます。そこにいじめはないでしょうか?責任者追及をするのではなく、根本の仕組みを問い直さないと、同じことの繰り返しです。大手マスコミが迎合してはいけません。過労死が起きる会社が儲かる仕組みはおかしいはずです。

いじめとは何か

いじめとは何か?根本的な問題です。もちろん評論家や教育者個々に定義があるかもしれません。とはいえ、当人がいじめられた、嫌な思いをすれば、それはいじめに該当するのでしょう。逆にぼけられる?何とも思わない人がいるのも事実です。

すなわち、いじめとは主観の問題です。個別指導なのか体罰か?褒め言葉なのかセクハラか?政治家に対する夜討ち・朝駆け取材も、ある意味ではストーカー行為です。客観的な定義ができないことこそが、いじめ問題の根底にあるのかもしれません

しかし、現に起きているなら早急に止めさせる、予防に努めることが、加害・被害双方にとって大切です。見て見ぬふりをする、加担する、勢いづかせることは、故意如何に関わらず絶対に避けるべきでしょう。

ちなみに、いじめは、古くからあったことです。例えば、赤穂浪士の討ち入り!その原因となったのは、吉良上野介によるいじめではないか?また平安時代には、貴族の中で陰陽道が流行り、それに基づいた各種の禁忌がありました。そこでわざと嘘を教え、それを守っている人を陰で笑っていたとか。いつの世も、人間はやることが同じです。

大人社会にあるいじめとは

子供社会にいじめがある理由は、大人社会にこそいじめがあるからです。大人が大人を責める、子供が真似をするのは当たり前です。具体的な事例を検討してみましょう。

1.国会や都議会

政治家は、偉いと思いたいですね。少なくとも国会は、最も高いレベルで行われる話し合いの場!そう信じたいです。とはいえ、小学校の学級会でもないような、野次の応酬!学校の先生から、人の話は静かに聞きましょう!意見は手を上げてから述べましょう!教えられなかったのでしょうか。

一方で特定の大臣に対する執拗な追求がありますね。もちろん野党の常套手段です。しかし、何か違和感を覚えます。それって、国会でやる意味はあるでしょうか。もっと建設的な議論はできないのでしょうか?上げ足をとって何になるのでしょうか?国会停滞は誰の責任なのでしょうか。

また小池知事が登場する都議会も、情けないことになっています。実に大人げないです。相手を困らせて、それで溜飲を下げる?小学生のような話です。有権者の支持を得られると思っているのでしょうか。まだ暴力に訴えないだけ理性的なのかもしれませんが。

それでも、そうした議員を選んでしまった都民や国民も、責任を感じるべきなのでしょう。自分の利益だけを考えてしまうと、大勢を見失いますし、しっぺ返しを食らいます。

2.芸能界

2016年は、芸能人の薬物疑惑が多くありました。もちろん薬は良くありません。その行為自体は追及されるべきなのでしょう。とはいえ芸能リポーターの追求は、正当化されるのでしょうか。それよりも薬物依存症を減らす、更生させるための議論をすべきでしょう。

不倫の話題も2016年には多くありました。とはいえ不倫は当事者同士の問題です。世間がどうこう言う話ではないでしょう。薬とは異なり、他人に害を与えるわけではありません。そこまでプライベートに突っ込むのは、どうなのでしょうか

とはいえこちらも、視聴者や購読者が欲しているから?そうした言い訳があります。不倫や薬物疑惑をテレビでやれば視聴率をとれる!雑誌が売れる!他人の不幸は蜜の味?そうした構造が変わらないと、いじめ問題も机上の空論になってしまいます。

なお芸人がいじる?半ば泣きそうになってしまう出演者もいますし、事実上逆切れする事例もあります。それは演出なのか?しかし見ている方は、いじめと考えるかもしれません。それがおもしろいと感じれば、身の回りでやってしまうのも仕方のないことです。

3.責任者探しは正当なのか

学級担任がいじめ問題に加担していた?当人の責任を問うべきでしょう。とはいえ実名を公表する必要はあるでしょうか?単なるスケープゴートにすぎません。他でも行われているいじめに対する見せしめ的な意味はあるでしょうが、それでもいじめはなくなりません。

そうした追及が、新たないじめを生み出す可能性もあります。加害者が被害者に変わる、逆もあります。加害者の家族がいじめられる事態も起きます。教育委員会や文科省が新しい体制を築いても、焼け石に水、どころか的外れ?何の解決にもならないでしょう。

豊洲市場の問題も、責任者を追求してどうなるのか?一方で福島第一原発の負担を東京電力や新電力にさせる?それって結局電気代が上がることです。庶民いじめです。原発は費用が一番安い!そう言っていた当事者の責任は全く追及されません。ダブルスタンダードです。

4.ブラック企業とは

ブラック企業の問題も深刻化しています。大手企業で過労死の事件が発生しています。言い換えると、大企業ほど残業過多の傾向があるのかもしれません。つまりそうしないと利益が出ないのです。日本は世界的に見て生産性が低い国だからです。

とはいえ、こちらもブラックの定義が難しいですね。平成の概念で考えれば、昭和の仕事場は多くがブラック認定を受けそうです。明日までにやっておけ!パワハラになるでしょう。そもそもノルマがなければ、人はどこまで真面目に働くか?社会主義のデメリットです。

そういう意味では、働く側も覚悟を決めるべきです。楽してお金はもらえません。成功している人達は、相応の苦労をして今の地位を築いているからです。個人事業主に残業という概念はありません。日本のサラリーマンは世界的に見ても優遇されています。

嫌だから辞める!それでは何事も続きません。だから正社員にもなれないのでしょう。企業は慈善団体ではありません。ニートを預かるほど社会に余裕はなくなっています。もちろん、GDPで社会の成長を測るという経済原則こそが、ブラックの温床です。

5.ハラスメントのハラスメント

昨今驚いたのが、ヌーハラです。つまり日本人が蕎麦を啜る音がうるさい!外国人観光客が苦情を訴えているようです。本当でしょうか?とはいえ郷に入れば郷に従え!観光立国を目指すとしても、そこまで気を使う必要はないのでしょう。クジラ食を含めて、食文化は個別の問題です。

一方で最近はハラスメントが多くなっていますね。何でもハラスメントを付ければよくなっています。それで肩身の狭い思いをしている人が少なくないでしょう。パワハラやセクハラも、被害者にとってはつらいのでしょうが、解釈の問題でもあります。

そうしたハラスメントのハラスメントも一種のいじめです。皆でやれば怖くない!そうした群集心理こそ、いじめの根本です。思い立った時、それを独りでもできるか?考えてみることが大切です。

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いじめはなくならないのか

現実的に考えて、いじめはなくなりません。異なる意見を受け入れる社会を作れば作るほど、多様性が生まれるほど、異論をつぶそうとする考えが生まれるためです。悪い意見だからといって排除していると、結果的に窮屈な社会になります。今心配なのは反トランプ現象です。

ならば個々人が強くなるしかありません。強くなるとは、いじめを受けても折れない心を培うことです。また流れに任せない、他人に迎合しない、いじめに加担しない、強い信念を持つことです。
参考「いじめはなくならない?いじめに強くなる5つの方法

大人社会に蔓延るいじめがなくならない限り、子供社会のいじめはなくなりません。きれいごとを言う前に、他人任せとせず、まずは自分の言動を見直してみましょう。そうした積み重ねでしか、被害者は減らせません。

少なくとも、加害者、被害者、いずれにしても我が子のいじめを見抜けなかった親に、あとからマスコミに出て何かを言ってほしくはないですね。

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