子離れできない親は子どもの自立心を奪う!【愛情】と【執着】を見直そう
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子離れ・親離れが、なかなかできない家庭があります。

可愛い我が子を手放せず、子どもにいつまでも執着し続ける。

いつまでも甘やかす親に子どもも依存してしまい、共依存する親子も増加しているようです。

一概には言えませんが、子離れできないのは母親に多いパターンと言えるかも知れません。

わかってはいても、子離れできない親。

親は、子どもが幾つになったら子離れしなくてはいけないのか。それは、人によって様々考えがあります。

ですが、子どもが親離れしなければならない年齢になって、いきなり親が子離れしようと思っても、出来上がった親子の関係は簡単に変えられません。

まだ子どもが小さいうちから、子離れ・親離れについて考えておく必要があるでしょう。

我が子に対する【愛情】

女性は子どもを生むことで、女から母へ変わります。

それまでの生活とは打って変わって、全てが子ども中心の生活になりますね。

今までは、自分が一番大事!そう思っていたのに、

  • 誰よりも、我が子が大切。
  • かけがえのない自分の子どもが一番。

実はこの、『子どもが一番大切だ。』と執着することが、子離れできない理由。落とし穴の一つなのです。

いったいどういうことなのでしょうか?

子離れできないのは【執着心】?

親が、自分の子どもに愛情を持っているのは、間違いないでしょう。

ですが、親はそれと同じくらいに、自分が辛い思いをしたくない、と恐怖心を持っています。

つまり

  • 子どもの外出中、その身を案じているつもりで子どものことを考えていたが、その気持ちと同じくらい、自分が寂しいから子どものことを考えていた。
  • 子どもが何か災難に遭ったらどうしよう、という心配の裏に、そうなったら自分がそれに耐えられない、という感情がある。

このように、自分自身が胸を痛めることを最も恐れ、子どもに執着している可能性もあるのです。

もちろん、そこに愛がないのかと言えば、そうではありません。

(関連:【愛と束縛の違い】親として・子どもとして、自分の気持ちとうまく向き合う方法

人には様々な想いがあります。子どもが心配だと思う気持ち全てを執着や依存という言葉だけで片付けられないでしょう。

しかし、【可愛い子には旅をさせよ】という言葉があるように、自立してしっかりした大人にすることを目指すなら、子どもを想う執着心を手放す必要があります。

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子離れの第一歩・芽生えた自立心を邪魔しない

子どもは、かなり小さな頃から自立心が芽生えます。

そして、母親にしてもらっていたことを「自分でやりたい。」と言い出します。

  • 自分でスプーンを持って食べたがる。
  • きちんと着替えられないのに、着替えを手伝う親の手を払う。

このような時、多くの親は、子どもに任せると周りが汚れる・きちんと着替えられない、と思い、子どもの自由にさせない場合もあるかと思います。

同時に『母である自分がしてあげなきゃ!』なんて思ってしまいますしね。しかし、このように「まだダメ。」と子どものやる気を無視したらどうなるでしょうか。

実は、子どもの自立心を摘み取ってしまう可能性があるのです。そして、これこそが子離れ・親離れできない根本的な要因となるのです。

子どもは、一生懸命に自己の成長を望んでいるのに、親がいつまでも『この子には私が必要なんだ。』という気持ちを押し付け続ける。

そうすると、何でも親を頼らなければいけない子=親離れできない子ども、へと成長してしまうことがあるのです。

母親の中では、ちょっと甘やかして、子どもの世話をしているつもりです。
ですが、そのちょっとした【つもり】が、子離れできない親・親離れできない子どもになるきっかけを作るのです。

子離れするためには経験させる

自分の子どもが走ったり、少し高い場所に上がったりするのを「危ないからダメ!」と阻止する親がいます。

こんな注意をした時、子どもに痛い思いをさせたくないという心配の気持ちと共に、自分が胸の痛みを感じたくないとは思っていませんか?

小さい頃に転んだ経験は、誰でもあります。

全く経験していないとすれば、転んだ時の痛ささえ理解することはできません。

それに、私たちが歩いたり走ったりする時に、滑りそうな床なのか・転びそうな障害物はないか、気をつけることを知っているのは、自分が経験してきたからこそです。

何でも「危ないよ!」「駄目だよ!」と行動を阻止されている子どもは、走って転んだことがある子どもと比べて、経験が乏しくなってしまいます。

もちろん、絶対に危険だと思うことは止めなければなりません。ですが、子ども自身が色々なことを経験して、学びながら成長するチャンスを奪ってもいけません。

子離れできる親とできない親の違い

小学校6年生の子供を持つ二人の母親を比較して考えてみます。

子どもが林間学校へ行くことになり、大雨が降るかも知れないので、【雨用に、ウィンドブレーカーや靴下・靴などの着替えを持っていくこと】という指示が、しおりに書いてありました。

  • 「忘れたら自分が困るだけ。」と、荷物の準備を子どもにさせる、Aさん
  • 「もし濡れてしまったら可哀想。」と、荷物を全部準備してあげる、Bさん。

当日、予報通りにどしゃぶりの雨が降りました。

Aさんの子どもは準備不足で、ずぶ濡れになりました。結果、濡れて重くなったジーンズに、べちゃべちゃになった靴下と靴で過ごす羽目になりました。

一方、Bさんの子どもは、母が全てを準備をしてくれた着替えで、当然快適に過ごすことができました。

どうでしょうか?どちらが子どものためになっているでしょう。
Aさんの子どもは、自分の準備不足で雨に濡れた経験から、今後自分で先を予測して物事の準備し行動する、すなわち自分で考える力が身につけられるでしょう。

Bさんの子どもは、親が先回りしてくれる事で危険を回避しているので、自分で先の見通しが立てられないし、誰かがお膳立てしてくれないと何もできない子になるかもしれません。

 

 

  • Bさんの子どもは、不快な思いをせず、快適に過ごせた。
  • Bさんは子どもが嫌な思いをせず、安心した。

こう考えると、Bさんは『子どもに嫌な思いをさせて、自分が嫌な思いをしたくない。』という自己愛が満たされた、と言い換えられます。

この自己愛が『自分が準備をしてあげたい。』『自分がしてあげなきゃいけない。』という、子どもに対する執着心に繋がっていると考えられます。

そしてこの執着心が、子どもが成長しても子離れできない親になる要因となる可能性が高いのです。

一度身をもって失敗した経験は、次回の失敗を防いだり、失敗したりしたときに大きく役立ちます。これは、失敗しないと得られない経験でしょう。

例えば、Bさんが、子どもが中学生になってもこのままの状態を続け、高校生になった時に、「もう自分でできるでしょう?」と言ったとします。

子どもは親離れできていないため、急に自分でやれとと言われても出来るはずがありませんね。

そして、子どもに依存していたBさん自身も、子離れできない可能性も大いにあるのです。

子離れできる環境を整えよう

子離れできない親は子どもの自立心を奪う!【愛情】と【執着】を見直そう

野生の動物の中には、生まれたその日に親と離れ離れになり、自身の力だけで生きていくしかない物も存在します。

ですが人間は、親が愛を注いで子育てし、子どもが自立するまでに長い期間があります。

その期間中、親が【親子関係をどうやって築くのか】【親離れ・子離れ、子どもの将来にどう向き合っていくのか】を考えて子育てすることは、子どもの自立にとっても大切だと思われます。

  • 幼少期に芽生えた自立心の芽を摘み取らないこと。
  • 愛情と執着の違いを見極め、子どもに自立する道を与えること。

子どもにとっても親にとっても、幼少期から少しづつ子離れ・親離れの準備が必要なのではないでしょうか?

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