怒っても何をしても治らない!子どもの人に対する噛み癖にはどう対処すべき?
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  • ケンカすると、すぐに友達に噛みついてしまう。
  • 自分の思い通りにならないと、いらだって噛みつく。
  • ワケもなく、突然誰にでも噛みつく癖がある。

子どもの噛み癖は、とてもやっかいです。

子どもの噛み癖は、2歳くらいから始まります。そして、ひどい場合には小学生になっても治らず、周囲はどう対応すれば良いのか大きく悩む問題です。

小学生にもなって噛み癖が治らないとなると、ただの癖では済まされない重大な問題に発展してしまいます。

なので、しつけが可能な小さな時期に正しいしつけをしたいものです。

今回は、子どもの噛み癖を改善するにはどうすればよいのか、について解説していきます。

子どもの噛み癖の根本

子どもは経験が浅く、経験に基づいた考えで行動できません。

危険なことをしてケガをしたり、水の入ったコップを振り回してこぼしたりするのも、経験が浅いからですね。

そして、うまく感情を言えない・感情をコントロールできない、というとても純粋な心を持っています。

噛み癖の根本は、純真無垢だからこそ、自分の思いをそのまま行動で人に示してしまうこと、だとも言えます。

つまり、子どもが小さいうちの噛み癖は、噛みつくことで何かを表現する手段に過ぎないのです。

愛情不足による子どもの噛み癖

どれだけきつく叱っても全く治らない噛み癖は、親が頭を抱える悩みの一つでもありますね。

子どもの噛み癖は、【愛情不足】が原因と考えられます。

愛情不足による噛み癖は、以下のようなことが考えられます。

  • 自分の存在を、親に訴えるため。
  • 甘えたい感情を、噛みつくことで伝えている。

たとえ親が愛情をかけ育てていても、子どもは自分が愛されているのだろうかという不安を感じている場合もあります。それが噛み癖となって表れることがあります。

何もしていないのに、急に噛みついてしまうのだとすれば、子どもが寂しい気持ちを訴えているかもしれないと考えてみてください。

怒りやはがゆさによる噛み癖

噛み癖は、ただ単に愛情不足だけが原因というわけではありません。

子どもが人に噛みついてしまうのは、【思いを言葉で伝えられないもどかしさ】を抑制できていないからだと考えられます。

  • 友達とケンカをして、怒りがおさえられず、我慢ができない。
  • 親が言うことに納得できず、もどかしい。
  • 自身が伝えたいことをうまく表現できずに噛みつく。

大人は、簡単に言葉で思いを伝えられます。

でもちゃんと伝えられない場合、その他の手段に出るでしょう。

大人だってそうです。例えば男女がケンカをした場合を、考えてみてください。

  • 感情的になって泣く。
  • 怒って相手に手をあげる。
  • 我慢できなくなって、物にあたる。
  • 家から出ていく。

大人であっても言葉で伝えられないことがたくさんあります。

そして自分の思い通りにならないと、別の行動で感情を表現せずにはいられなくなります。

その思いを表現する手段が、子どもの噛み癖です。先に書いた愛情不足の場合も、結局は同じですね。

なぜ噛み癖を治したいのか?

なぜ、親は子どもの噛み癖を治したいと思うのでしょうか?

おかしな質問をしているようですが、ここに子どもの噛み癖を治す大きなヒントが隠されているのです。

周囲が、子どもの噛み癖を危惧するのは、『ケガをするから』という最も当たり前な考えです。

ですが、親はただそれだけではありません。

もちろん『よそ様の子どもにケガを負わせたら大変だから』『噛みつかれた自分が痛いから』という理由もあります。

ですが最も考えているのは、我が子のためですよね。ちゃんとした人間になってほしい愛情を持っているからこそ、噛み癖を叱っていると思います。

その愛情が、噛み癖を治すヒントなのです。

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1歳半から噛み癖が出た子ども

 

1歳半くらいになって噛み癖が表れた子どもがいました。

その子は、愛情たっぷりに育てる母と、横暴で小さなわが子にも容赦しない父との3人暮らし。もちろん、両親の仲はよくはありませんでした。

その子の噛み癖はこんなときに表れました。

  • 一緒に遊んでいるとき、座っている母親の太ももに急に噛みつく。
  • 食事の支度をしている母親に駆け寄って抱きつき、足を噛む。

母親は、その度に「噛むと痛いでしょ!?」と叱っていました。

なぜなら、保育園で友達に噛みついたら大変なことになるからです。だから母親は子どもにきつく言い聞かせていたのです。

噛み癖がどんどんひどくなって・・・

その後、両親は離婚し、その子は母親に引き取られました。

そして、母親の再婚で新しい父親がやってきました。

新しい父親は、その子を我が子のように大切にし、本当の父のように振る舞ってくれました。

ですが、その子の噛み癖はどんどんひどくなる一方でした。実の父のことで、心に大きな傷を負ってしまったのでしょう。

保育園でも友達や先生に噛みつくのです。母親は本当に悩み、子どもが人を噛むたびに前よりきつく叱るようになりました。

しかし、子どもが3歳を過ぎても噛み癖は治りませんでした。

なので、子どもが人から噛まれる痛さを知ったら、他人を噛むのをやめるかもしれないと思ったそうです。

母親は子どもに噛みつき、どれだけ痛いか・なぜいけないのかを、何度も何度も子どもに説きました。それでも噛み癖は治りませんでした。

ある一言で噛み癖が治った!

ですが、あるできごとが子どもの噛み癖をやめさせました。

新しい父の実家へ行っている時、子どもがおばあちゃんに突然噛みついたときのことです。

おばあちゃんは、皮膚に小さな傷を負うほど噛まれたのでとても痛がり、大きな声で子どもを叱りました。

もちろん、とても怒られたその子は大泣きしました。

ですがその後、おばあちゃんがその子にこう話しかけたそうです。

「噛むととっても痛いし、ケガをするってわかるよね?〇〇も噛まれるのは嫌だよね?○○が、誰かに噛みついてケガをさせてしまうなんて、おばあちゃんとっても悲しいな。みんなに優しくできる〇〇が大好きなのに。」

おばあちゃんは、噛むことはいけないことと言い聞かせた上で、『自分が悲しい。』『そんなことをしないその子が好き。』だと説明しました。

するとその日を境に、その子の噛み癖は激減し、よほど大泣きしたりするとき以外は噛まなくなったのです。

噛み癖を治す最善策

怒っても何をしても治らない!子どもの人に対する噛み癖にはどう対処すべき?

子どもが人に噛みつき叱られた時は、頭の中でこう考えています。

  1. 「噛んだらダメでしょ!」と叱る⇒子どもは純粋に『なぜいけないの?』と考える。
  2. 「噛まれたら痛いでしょう?」と説明する⇒『痛いからなぜダメなの?』と考える。

これは、子どもにとっては当たり前の疑問を抱いているだけです。

しかし、怒られているという恐怖心から『ダメなことなんだ。』ということだけは理解しています。

そこで、親が子どもにどういう人間になってほしいか、という愛情を伝えるのです。

これこそが子どもの噛み癖を治すポイントです。

叱って子どもに恐怖心を与えても、ただその時を抑え込むだけでは何も心に響かず、噛み癖は治りません。

子どもの年齢が上がれば、人を噛んではいけない理由も多少わかってはくるものの、疑問は残ったままです。それでは、なぜいけないのかの本質を理解しているわけではありません。

その本質が、どういう人間になってほしいか、という愛情です。

愛が欲しくない子どもなんていません。子どもは、精一杯愛情を求めています。

上述した子は3歳になっていたので理解が早かったということもありますが、気長に愛情を伝えていくと、必ずその気持ちが伝わります。

なお、一度や二度子どもに対する愛を伝えたからって、簡単に噛み癖が治ると考えてはいけません。

以下のページでご説明したように、気長に伝えていきましょう。

(参考:【絶対NG!】言うことを聞かない子どもに言ってはいけない言葉と重大な理由

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