子どもがまだ小さいからどうせ忘れるだろう!?約束はいい加減でいい?
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子どもがまだ小さいなら、
『親が言っていることを全てきっちり理解しているわけではない』と思ったり、

仮に子どもに「どこかに連れて行ってあげる」と約束をしたとしても
『覚えているわけがないだろう。』
とタカをくくっていませんか?

たとえその約束が、大人にとってたいしたことのない約束であったとしても、子どもにとっては非常に重要なことです。

【約束】について、親の立場・子どもの立場、両面から考え解説していきます。

破るならしてはいけない約束

そもそも【約束】とは何のためにあるのでしょう?

「今度〇〇へ行こうね。」

「絶対だよ!」

「うん。約束ね。」

子どもにこんな約束をするときは、当然子どもを喜ばせようという気持ちがあって言うでしょう。

ですが、子どもに思い通りに動いてもらおうと、何とかその場をやり過ごすために約束をしている場合もあると思います。

  • うるさく騒ぐ子どもに対し「静かにしてくれたら、日曜日〇〇へ連れていってあげる。」
  • いつまでも片づけをしない子どもに「これを片付けたら、お菓子を買ってあげるよ。」

といった感じの約束です。

親にとってはそこまで重要な約束でなくとも、子どもはその時のことを心から楽しみにしています。

一方親は深く考えず言っているで、そのまま忘れてしまう場合もあるでしょう。

ですが、子どもを遊びに連れて行ってあげようと思ってした約束でも、交換条件の約束でも、もし守れないのなら絶対に約束をしてはいけません。

(関連:ご褒美によるしつけ『これをすればこれをあげる』交換条件は良いか悪いか)

約束に意味がなくなる

交わした約束を守ってもらえないことは、子どもにとっては一大事です。

逆に、子どもが約束を破ったら、親はどのように教えるでしょうか?

「約束したでしょう!?どうして守れないの!?」ときつく言い聞かせますよね。

しかし、親が約束を守っていないのに、子どもに約束の意味を教えることはできません。

小さな子どもにとっては、親がお手本です。『子どもは親の背中を見て育つ』とも言われていますね。

子どもは自分が約束を守れなかったことよりも『ママは約束を守らないのに・・・。』と感じ、親への信頼度が薄れます。

さらに、親が約束を破り続けると、子どもはにこう考え始めます。

  • どうせ約束したって破るんだ。
  • 僕(私)だって、約束を守る必要はないんだ。
  • 親は約束を守らなくたっていい。= 目上の立場になると、約束を守る必要はない。
  • 守れない約束であっても約束しておいて、適当にその場をやり過ごせばいい。

約束なんて意味がない、という感覚になっていくのです。

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約束を守らないと親を甘く見る

私は子どものしつけがかなり甘い親でした。

たとえば、

「おもちゃをお片付けできたら、おやつをあげる。だから頑張って!」と約束していました。

それでも子どもはダラダラと遊んで、なかなか片づけを始めようとしません。

そして「ねぇお片付けするから、先におやつが食べたい。」とグズりだします。

私は「わかった。じゃおやつを食べたら、絶対お片付けするのよ。約束よ。」とおやつをあげていました。

どうでしょうか?

親が一度交わした約束をカンタンに曲げてしまうと、「約束守らなくても、ママはどうせボク(ワタシ)の要求を通してくれるんだ。」と、知恵がつきます。

  • 『ママは、最後には優しくしてくれる。』
  • 『何でも自分の言う通りにしてくれる。』

親がどれだけ怒っていても、どれだけキチンと約束をしても、最終的には『自分にとって都合のいいように動いてくれるのだから、気にする必要はない。』と、子どもは親を甘く見てしまうのです。

子どもと交わした約束は貫く

交換条件によるごほうび的な約束ではなく、罰としての約束でも同じことです。

たとえば「おもちゃをお片付けしないなら、捨ててしまうからね。ママが用事をしている間にお片付けしなさい。」と約束をしたとします。

子どもは『大切なおもちゃを捨てられては大変だ!』と急いで片づけを始めるでしょう。

でも、用事が終わって部屋を見ると、全く片づけが終わっていない。

一方で親は、掃除できていなければ捨てると約束をしたものの、せっかく買った仮面ライダーのベルト、シルバニアファミリーのお家。子どもからしそれを取り上げてしまうのもかわいそうで、簡単に捨てるなんてできません。

ここで多くの母親は、また子どもを叱って「約束したでしょう?」と片づけを催促するのではないでしょうか?

しかしそれを繰り返すと、上述したように子どもは『どうせママは優しいから、捨てるはずがない。』と、親との約束を守らなくていい、と考えるようになってしまいます。

ここは一度約束をしたら、どんなに実行したくないことでも貫く姿勢が重要です。

そこで、「ごめんなさい!」と子どもが泣き叫んだら、1度は猶予をあげても構わないでしょう。

ですが、それを繰り返してはいけません。『謝ればそれで済む。』とも思い始めるからです。

悪く言えば、親の弱みに付け込むという悪知恵を習得し、約束が守れないまま成長してしまうのです。

とはいえ、本当に捨ててしまうのはもったいないと思いますので、しばらくの間は物置きなど、子どもに見つからない場所に隠しておきましょう。

ただし、すぐに出してあげてはいけません。

子どもの様子を見て、充分に約束が守れるようになったなと感じたら、「知り合いのおばさんから貰ってきたよ。」などと言って、渡してあげて下さい。

カンタンに出してしまうと、『どうせまた貰ってくれるから、捨てられたっていいや。』と、同じことの繰り返しになります。

子どもの様子・性格などを見極めて、タイミングを計る必要があります。

約束を守れない大人になる

どんな事であっても、親が約束を守らないということが度重なると子どもに悪影響を与えます。

子どもの中で【約束】に対して『約束なんて守らなくっても大丈夫。』という概念が染み付いてしまうからです。

親が約束を守らなければ、子どもは親との約束を軽視するようになります。

あげく、親の言葉も重みがなくなってしまいます。

そのまま育てば、子どもが約束を守れない大人になってしまう可能性が出てくるのです。

それに約束を『上の立場になったらしてもいいし、カンタンに破ってもいい。』という、上下関係の上に成り立っているものと思わせてしまいます。

  • 自分の都合の良いことだけ約束して、他人にそれを強要する
  • 人の約束は守らなくてもいい

極端だと感じるでしょうが、最悪の場合、このような考えで成長し、あなたの子どもはモラルをわきまえない大人になってしまう可能性があるのです。

子どもとの約束も大人との約束も同じ

  • 小さな子どもだから、適当にかわせばいいし、お菓子やおもちゃを後で与えればいい
  • 仕事だから、大人同士の約束だから、守らなければならない

このように約束の重みを、年齢や相手によって分けるのは間違いです。

できない約束は絶対しないとともに、約束したのならそれを貫くのが、モラルある人としての行動ですね。

子どもであっても、大人と同じ人間です。

いつも子どもを尊重する気持ちや姿勢は、必要なのではないでしょうか。

約束は人とするのではない

子どもがまだ小さいからどうせ忘れるだろう!?約束はいい加減でいい?

約束と言えば、他者を対象とした【契り】だと考えてしまいがちですが、実はそうではありません。

実は、約束は自分自身が信じたことであり、約束を破るというのは自分を裏切る行為です。

約束は、自分でこうすると決めたという決心あってのことだからです。

本来の約束は【誰かとするもの】ではなく【自分と約束する】ものだと私は考えています。

子どもと、お菓子をあげる約束をしたのにあげなかったら、自分自身を裏切っているのと同じことなのです。

だから私は、一度した約束なら子どもであっても必ず守るようにしてきました。

自分自身と交わした約束は、何があっても守り通す。自分を裏切りたくはないからです。

詳しくは、こちらでご覧下さい。(【4月1日】エイプリルフールについていい嘘・いけない嘘

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