子どもに片づけるやる気を与える方法!努力を教えてもわからない?
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「がんばって、お片付けしなさい。」

「がんばらないと、いつまで片付かないよ。」

「もうお兄ちゃんでしょう?どうしてできないの!?」

子どもに片づけや何かをさせるとき、ついこんな言葉を言ってしまいます。

【がんばる】【努力する】ことが大切だと教えようと、出てくる言葉です。

ですが子どもは、そもそも『どうしてがんばらなくちゃいけないの?』と思っているかもしれません。それ以前に『がんばるって何?』という疑問を持っているかも。

では、どうすれば子どもに片付けるやる気が起きるのでしょうか。

おもちゃをがんばって片づける?

おもちゃの片づけなければいけないのに、片づけている間に遊んでしまい、片づけていることも忘れてしまうのが子どもです。

あなたには、『押入やクローゼットの整理中に、目に留まったアルバムが懐かしくて、少し開けて見るつもりが見入ってしまった』なんて経験はないでしょうか?

大人でさえ、そういう状況になってしまうのです。子どもならなおさら、片付けを忘れて遊んでしまっても仕方ありません。

なのに、いつまでもおもちゃを片づけない子どもに「片付けしないなら、捨ててしまうよ!」と叱ったらどうでしょうか。小さな子どもは、怒られてしまうという恐怖心を感じるだけで、意味がわからないままです。

先ほどと重複しますが、具体的な説明もなく「がんばってお片付けしよう!」と言っても、「なんでがんばるの?」と感じるだけです。

こんなときは、子どもがわかるように説明してあげる必要があります。

おうちに返してあげないとかわいそう

子どもに片づけをさせるには、やる気を出させるより前に、片づけは何のためにするのかを言い聞かせましょう。

  1. 「〇〇にも、おうちがあるでしょう?ご飯食べたり、おふとんで寝たりできるおうちがなかったら迷子になってしまうよ。もうママと会えなくなるね。」
  2. 「ママも〇〇と会えなくなったら、寂しいし悲しいんだよ。」
  3. 「おもちゃさんもみんな同じだよね。きちんと箱に入れてあげないと、どこかへ行っちゃうんじゃない?寂しいよ~って泣いちゃうかも。」
  4. 「迷子になったら、かわいそうだよね?だからお片付けしてあげないといけないよね。」

子どもは自分と置き換えて、『おもちゃがかわいそうだから、きちんと片づけてあげなくちゃ!』と感じ、片付けないといけないことを理解します。

「がんばってお片付けしよう。」と言うよりも、「かわいそうだから」と言う方が、断然子どものやる気を引き出します。

お母さんがかわいそうだと泣いた娘

昔「かわいそう…。」と泣いた、私の娘の片付けに関する面白いエピソードをご紹介します。

私が小さい頃に読んでいた、思い出深い絵本があります。

せなけいこ作の【あーんあんの絵本】と【いやだいやだ絵本】シリーズです。

ちぎり絵のイラストは、子どもの私には「怖い」と思わせるものでした。なので、大人になっても忘れることがない本でした。

出産したときにはもう手元には残っていなかったので、子どものために同じものを購入しました。

【あーんあんの絵本】シリーズ2の『ふうせんねこ』という絵本は、子どもがママの元から飛んでいってしまうというストーリーでした。

  • ご飯はイヤだぷーと言って、ふてくされほっぺたが膨らむ
  • お片付けはイヤだぷーと言って、またまたほっぺたが膨らむ
  • 何でもいやがって膨らんで、とうとうお空に飛んでいっちゃった

そして、最後のオチは「ぷーぷーねこはどこ行った…母さん屋根で泣いている。」と、屋根の上でお母さんネコのシルエットが映し出されている絵でした。

娘が3歳半~4歳前頃だったでしょうか。『ふうせんねこ』読んであげていると、私の娘は『くすんくすん』と泣き出し意外なことを言いだしたのです。

「お母さんネコがかわいそう。」

「ねーママ?お母さんネコが寂しいって泣いてる?どうしよう…」

わがままを言って飛んでいった子どものネコよりも、寂しがっているお母さんネコがかわいそうだと言って娘は泣いていました。

いつまでも「どうしよう…。」と繰り返しながら。

子どものネコがどうなったかよりも、お母さんネコの寂しさを考えた娘の言葉に、子どもの感情ってすごいなと感じたのを覚えています。

もちろん小さな子どもなので、そこまで感じていたかどうかまではわかりません。

その後、お片付けをしないとママが悲しんでしまう!と思った娘は、おもちゃを片付けるようになりました。娘の片付けは、この絵本だけでしつけられたと言えるほどでした。

小さな子どもでも、侮れません。これくらい、多くのことを考えているのです。

ちなみにこの本は大変おススメなので、出産した知人には必ずプレゼントする絵本です。

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ママと競争しよう!

子どもに片づけをさせたいなら、片づけを強制するのではなく、競争心をうまく使ってがんばるように仕向けましょう。

「よーいドン!」から始まる競争は、子どもが大好きな遊びのひとつです。

  1. 「ママも、今からお片付けするから、どっちが速いか競争してみよう!」
  2. 「ママと〇〇、どっちが勝つかな??」
  3. 「〇〇が勝ったら、ママうれしい!!いっぱい『バンザーイ!』ってしようかなぁ!」

まだ知恵のついていない子どもの場合、「ごほうびにお菓子を買ってあげる。」というよりも、「ママはとってもうれしいんだよ。」と言ってあげる方が、よほどやる気を出す場合があります。

それに、子どもは母親が大好きです。

基本的にはどんなことでも、母親が笑顔で自分を愛してくれることを、最も望んでいます。

『片づけがうまくできたね。』と笑顔を向けられほめてもらえた子どもは、自分が愛されていると感じ、自分の存在価値をみいだします。

「あ~!ダメだった。ママもがんばったけど、片づけ速かったね!〇〇が勝ったね~。すごーい!!」とほめてあましょう。ほめてあげることで、子どもは伸びるからです。

注意点

ただし、注意しなければいけないことがあります。決して「ママの方が勝った!」と子どもの心を折ってしまってはいけません。

劣等感を感じてしまうと、子どもへ悪影響を与えます。

  • 『がんばってもどうせ負けてしまうのだから意味がない。』と挑戦する気を起こさないようになる
  • 悔しさのあまり、結果ばかりにとらわれた競争心がむき出しの人格になってしまう

このような可能性がありますので、やる気を引き出させるためには、子どもを勝たせてほめてあげてください。

がんばる努力を教える年齢は?

子どもに片づけるやる気を与える方法!努力を教えてもわからない?

片づけの競争をして、完全に勝たせてあげるのは、私の考えでは約4歳が境目です。

ずっと勝たせ続けると、そうしてもらうのが当たり前になり、幼稚園・小学校と進んでいく中で、集団生活になじめなくなる可能性があります。

4歳頃からは、『負けたら悔しいからもっとがんばる!』という努力を教えてもいい年齢になってきます。

一概には言えませんが、その頃になると自立心も旺盛になり、少しずつがんばることの意味を理解するようになっていきます。

いつまでも持ち上げるばかりで、【がんばる】ことを教えないままのしつけをするわけにはいきませんね。

  • 必要なもの・身の回りのものは、きちんと片づけなければいけない
  • 努力をしないと、何も達成することはできない
  • がんばったらがんばった分、お兄ちゃんになってカッコいい

その上で、強調する部分は同じです。

「そんなカッコいいお兄ちゃんの〇〇が大好き!」と愛情を伝えることです。

決して「片付けができないような子は、大嫌い!」とは言わないでください。恐怖心を植え付けていい聞かせても、しつけにはなりません。子どもの心に傷を負わせてしまうだけです。

そう考えると、本当に子育てって難しい…一筋縄ではいきませんね。

子どもは、たった数年間で多くのことを一気に吸収していきます。

大人のように賢くないのだから何も分からないと子どもを侮ってはいけません。一度傷ついた心は根強く残ります。できるだけ笑顔でしつけるようにしたいものです。

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