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茶髪禁止!
とは言えない事情が学校にもあるようです。
そのため東京都立高校の6割で地毛証明書を出させているとか?
2017年4月30日の朝日新聞が報道し、テレビやネットなどで議論になっています。

生徒指導に苦労している現場の先生の気持ちもわかりますが、一歩間違えば人権侵害に値します。
堂々巡りに陥る可能性も否めません。
それでもそこまでやらざるを得ない、理由は何があるのでしょうか。

地毛証明書とは

地毛証明書とは、

  • 昔から茶髪です
  • 縮れ毛です

それを事前に届けておくための書類です。

保護者の署名捺印を求め、場合によっては子ども時代の写真を添付させるようです。

とはいえ全生徒に対して提出を求めているわけではないみたいです。
入学説明会などで茶髪や縮れ毛など気になる生徒を見つけ声をかけている?
先生方の主観で決まっている観は否めません。

なお名称は学校によって違います。
頭髪についての申請書」などもあるそうです。
お隣の埼玉県でも確認されています。
千葉県や神奈川県でも、探してみれば見つかりそうです。

地毛証明書を提出させる理由とは

今の時代です。
発覚すれば人権侵害?
何らかの話題になることはわかっていたでしょう。
それでも多くの都立高校で提出させていた理由は何でしょうか。

1.単なるトラブル防止

生徒指導はいたちごっこです。
厳しい校則を作ったとしても、子ども達は抜け道を探して楽しみます。
ではなく
Be gentlemen!
紳士であれ!
その一言で、済む話かもしれません。
高校生になれば、善悪の区別はつくからです。

基本的な話として、トラブル防止という側面は否めません。
つまり茶髪を禁止しても、元々茶色の人がいます。
特に今なら両親が国際結婚しているケースも少なくありません。
天然パーマも普通にありえます。

そのため地毛証明書として事前に提出した髪の色や縮れ状態が変わったなら、そこで指導する!
そちらの方がフェアであり、生徒としても言い訳ができなくなるのでしょう。
証明書があれば、先生方も一応納得できるのかもしれません。

ただし子ども時代に体質が変わることも珍しくありません。
天パーがとれてきた、色が濃く、逆に薄くなるパターンもあるでしょう。
それをどこまで証明できるのか?
医学的に解明できるのでしょうか。
逆にトラブルの元になりそうです。

2.髪の乱れは心の乱れ?

昔から髪型が過激な人は必ずいました。
私が高校生だった昭和の時代はツッパリブームです。
男子はリーゼントに太いズボン、女子はパーマに長いスカートが流行りでした。
一般論ですが、そういう服装の人は、風紀が乱れている傾向はあったのでしょう。

そんな髪や服装の乱れを指摘する大人たちは多かったですね。
髪の乱れは心の乱れ!
わかりやすい例えです。
そうした精神が未だに受け継がれているのでしょう。
金八先生やスクールウォーズは、あくまでもドラマの話です。

とはいえ髪を正しても、悪い人はいます。
髪を七三に分けた一見サラリーマン風の男が爆弾事件の犯人だった!
昨今は生徒会長がいじめの張本人だった?
逆に茶髪やモヒカン、ピアスだらけであっても親切な若者がいます。
人は見かけによらぬもの!
ことわざにもありますが。

3.日本人の髪は黒い!という神話

  • 元々茶髪の子どもに対して、黒く染めろ!
  • 天パーの生徒にストレートパーマを強要する?

そんな指導があったとか。
ここまでくると本末転倒というか滑稽です。
言っている側の先生として矛盾を感じなかったのでしょうか?
とすれば、そちらの方こそ問題です。

日本人の髪は黒い!
そうした神話、言い換えると憧れがあるのかもしれません。

年配の先生ほど、その意識は強いのでしょう。
先生になる人は、大学の教職課程で相応の教育を受けています。
「洗脳」されているとも言えるでしょう。

とはいえ日本人は遺伝的に黒髪なのでしょうか。
黄色人種であれば、色素的に真っ黒とは言い難いのかもしれません。
一方で黒髪に憧れていた?
ならばそれは遺伝的に茶髪があった証拠と考えられるのではないでしょうか。

常識を疑ってみることも大切です。

4.生徒指導という世間体

都立高校も競争にさらされている?
少子化で志望する生徒が減っているとか。
そのため生徒指導を徹底しています!
そうした世間体であるとの指摘もあります。

  • 私立高校は服装が正されている?
  • 都立はだらしない!

そんな街の声があるようです。

とはいえその認識は正しいのでしょうか?
あるテレビ番組でコメンテーターは、

  • 難関校の生徒は茶髪が多い?
  • 公立中学は坊主頭で、頭のよい私立中学の生徒は長髪だった!

そんな意見を口にしていました。

髪の毛と学力、そして生活習慣とは関係していないのでしょう。
黒髪にしたら学力が伸びるのか?
そうした証明がない限り、髪型を生徒指導のツールとして利用するには無理がありそうです。

5.生徒に対する牽制

地毛証明書は、事前に怪しそうな生徒をピックアップして出させています。
これは生徒や保護者に対する牽制でもあります。
つまり我が校では厳しくしますよ!
それでよければ来てください。

途中で反抗する理由を与えないためです。

少子化ではありますが、トラブルになりそうな生徒をわざわざ受け入れたくはないでしょう。
腐ったミカンではありませんが、一部の生徒に周りが染まってしまうこともあり得ます。
二次被害を防ぐ上では大切かもしれません。

この根底には、

  • 都立高校は原則として入学試験の成績順に生徒を受け入れる
  • 定員を埋めるためには成績が低い生徒も受け入れる

そうした原則があります。
私立高校とは異なり私生活に立ち入って拒むことが許されない現状があります。

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高校野球は未だに坊主頭

髪の毛に関して言えば、高校野球は未だに坊主頭です。
もちろん帽子をかぶるスポーツなので、短髪の方が何かと便利です。
夏はそのまま水道水で頭も洗えます。
とはいえ坊主頭を強要するから野球部に入ろうとする生徒が減っている現実もあります。

私の高校時代も、野球はやりたいけど坊主は嫌!
だから入部しない友人がいました。
彼がいれば、もっと強くなれたかも?
そんな気がしないでもありません。
プロ野球では、ハマの番長みたいな人が許されています。
実力の世界ではありますが、柔軟な対応も必要です。

ちなみに坊主でも、当時は剃り込みが流行りました。
甲子園大会のテレビ中継で問題となり、直ぐに禁止令が出ました。
ただし禁止しても、子どもたちの発想力は無限だし、それを規制してはいけない、するだけ無駄!
早く気づくべきです。

大人ならやってもよいのか

子どもの茶髪やパーマを禁止するならば、先生の白髪染めカツラをどうするのか?
そもそも植毛という方法は潔くないのでは?
茶髪や長髪の先生もいるでしょう。
化粧臭い先生もいます。
大人だからやってよい?
そうした理屈は通らない時代です。

職員室での禁煙は、ほぼ徹底されたようですが、休み時間にスマホでゲームをしても良いのか?
言い出したら先生の問題行動も枚挙に暇がありません。

教育現場なら、先生が模範を示すべき!
先生同士のいじめやパワハラ、セクハラもないわけではないからです。
隗より始めよ!と言いたいですが、聖人君子はいません。
こちらも厳しくすると、先生を志望する学生が減ってしまいます。
参考「脱ゆとりで公立中学教員の6割が過労死ライン超え!その原因と改善案3つ

見た目で決めるのは教育ではない

根本的な問題として、見た目で決めるのは教育ではありません。
またトラブル防止が目的?
大人が言い訳をするために子どもへ精神的なダメージを与えてもいけないでしょう。
教育とは何か?
その根本がわからなくなっている大人こそ、指導されるべきかもしれません。

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