【男の子の虫嫌いを直す方法】小さな子どもの頃に克服させよう
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男の子なら、どんなことでも尻込みせず挑戦したり、少しくらいやんちゃに育って欲しいですね。

怖がりな性格は、小さな頃に改善しておきたいものです。

怖がりの中でも『虫嫌い』はどうでしょうか?

3歳の息子の極度の虫嫌い

私の息子は小さい頃から、極度の虫嫌いでした。

特に苦手だったのは、河原などの草にびっしりついている黒いアブラムシ。必要以上に怖がって、草むらにも入っていくことができませんでしたので、必ずだっこ。

川へ遊びに行っても、地面の石にうようよいるわけのわからない虫たちを怖がって、素足で歩くこともできませんでした。虫を見つけると「ギャー!」と叫んで「ママ抱っこ~!!」。

大人であっても『得体の知れない生物』は怖いものです。暗闇が怖いのも、自分の知らない世界があると思っているからこそですね。子どもだけに限らず、いったい何なのかわからないような虫を触るのは、やはり少しは躊躇するでしょう。

ただ、やはり男の子。セミ捕りには喜んで出掛けるし、カブト虫やバッタやカマキリ・セミなど、一般的に知られる昆虫全般には興味を持っていました。

それでも、やはり怖くて触れない。しっかり固定し動かないようにすれば、なんとか少し触れられるといった感じでした。

ですから、息子の虫嫌いはそこまで過度のものではありませんでした。もっと怖がる子どもも沢山います。

「これは、絶対に直しておかなければならない。」と私がこだわった息子の虫嫌いは『みみず』です。

みみずを異常に怖がる息子

みみずは街中ではなかなか見る事はありません。

田舎の方へ行くと道で干からびているのをよく見かけますが、土を掘って探さなければそんな簡単には見る機会はありませんね。

息子の虫嫌いは、どうにかしたいとそれまでも感じていました。なぜミミズに拘ったのかと言うと、虫図鑑のみみずのページを見るだけで大泣きしてしまったからです。

「嫌だ!嫌だ!気持ちわるーい!!」みみずのページを開けると、飛び上がってすごい勢いで逃げ出します。

「怖くないよ。写真だよ。ほら、動かないでしょう。」とどれだけ表面を触ってもダメ。みみずの図鑑はずっと封印していました。

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得体の知れない虫でも平気にさせたい

いくら3歳・いくら得体の知れない虫だと言っても、写真だけで怖がるのは大袈裟すぎると感じました。

私は、男の子はどんな虫でもへっちゃらで捕まえて遊んだり、肝っ玉が据わっている必要があると考えていました。

成長して、彼女と同じように虫を怖がっていたり、もし家にゴキブリが出てきて女子どもと一緒に怖がる父親なんて・・・想像しただけでも情けない。

何の虫なのかわからない生き物が出てきたら怖がるのか?いえいえ。そんなことでは父親の威厳以前の問題です。「任せておけ。」と逞しく退治してくれる男性が良いに決まっています。

息子のみみず嫌い克服作戦

【男の子の虫嫌いを直す方法】小さな子どもの頃に克服させよう

そういった考えを持っていたので、3歳という年齢の今、虫嫌いを何とか克服させておかなければいけないと強く決心したのです。

雨上がりのある日、私はスコップを持って息子を公園へ誘いました。「みみずさん捕りにいこう!」

みみずのことを怖くないと言い聞かせる

当然、息子は真っ青な顔をして嫌がりましたが、急に連れていっても公園で泣いてしまうので、私は必死に説得しました。

  • みみずは全く怖くない。
  • 絶対に何もしないから大丈夫。
  • ただ見るだけだから。

家の中でゆっくり時間をかけて説明をすると、しぶしぶ首を縦に降ってくれました。

公園へ到着すると、偶然にも近所の子どもがみみずを掘り出して遊んでいました。息子を連れてそばへ寄ると、その子は何匹ものみみずを素手で触り、私は思わず息を飲みました。

息子もなんの言葉も発しませんでした。きっと凍り付いた母親と息子の姿は、とても滑稽なものだっただろうと思います。

「何しているの?」と声をかけると、その子はみみずを持ったまま振り向き「みみず!」と嬉しそうに答えました。

私は深呼吸し、性根を据えました。「ねぇ。そのみみず一匹、おばちゃんにくれない?」

「いいよ!」そういって、手を差し出しましたが、私にみみずをつかむなんてことできるわけがありません。手のひらを広げ「ここに乗せて。」と言うのが精一杯。

全神経を『息子のみみず嫌いを克服する。』という事だけに集中させ、心と体を切り離すつもりで挑みました。

興味を湧かせみみずを可愛いと認識させる

みみずを手のひらに乗せられた瞬間、体が硬直し息もできない上、ゾワゾワと何かが襲ってくるような気持ち悪さ。しかし「ありがとう。」とお礼を言った後、私は息子に「ほら!ムニュムニュ動いていて、とっても可愛い!」と笑顔でみみずを見せました。

そして、指でみみずをそっと撫で、「かわいいね~♪何も悪いことしないよね~。」とみみずに話しかけながら、その様子を我が子に見せ続けたのです。

はじめは少し後ずさりした息子でしたが、次第にそばに寄ってきて「ママ、怖くないの?気持ち悪くない?」と聞きました。

「全然怖くないよ。だってね。なんか冷たくってムニュムニュ動いて可愛いよね。それにね。みみずさんて目がないんだ。だから、今ママの手の上にいることもわからないかも知れない。怖いのはみみずさんの方なんだよ。」

指で撫でたり軽くつついたりしながら「可愛い!」を繰り返していると、みみずの写真を見るだけでも泣いていた息子が、間近にきてみみずを眺め出しました。

「しめた!」と思った私は「〇〇も、みみずさんお手てに乗せてみる?」と聞くと不安そうにも「うん。」と答えました。

肯定的に捉えさせ触れて実感させる

私が「可愛い!くすぐったい!」と怖がっていない様子に、3歳の息子は興味が湧いたのです。

そっと小さな手のひらにみみずを乗せると、「くすぐったい!」と言って笑いました。「でしょう?冷たいでしょ?気持ちいいね。可愛いね?」すると「ほんとだ!可愛い~。ちっちゃいねぇ。」触れることで、みみず嫌いを克服できた瞬間でした。

「ムニュムニュして、くすぐったいね。なんで動いているのかな?」なんて言いながら指でツンツンし出し、帰ってからすぐに図鑑を取り出し、みみずのページを一生懸命に見入っていました。

『死ぬくらい気持ち悪かったのに、必死で行なった私の努力!母は強し!』と自画自賛した私。その時のみみずの気持ち悪い感触は、20年経った今でも忘れられません。

子どもの虫嫌いは先入観により起きる

自分の子どもにいくら虫嫌いを何とかしたいと思っていても、実は私も極度の虫嫌いでした。そう。息子の虫嫌いは、母親である私のせいでもあったのです。

子どもは親が嫌うものに対して、好意的な目で見ることはできません。

  • 母親の虫嫌いという部分を見せない。
  • 虫に対する恐怖心をできるだけ取り除く。
  • 虫も一生懸命生きているんだということを教える。
  • 徐々に触れ合いをさせる。

私は、羽を素早くバタバタさせるセミは怖くて大嫌いでしたが、セミ捕りを楽しませるために怖がらず行っていました。

足の長いクモは、どれだけ小さくても気持ち悪くて触れません。ですが、どこの家でもいる黒っぽいクモは、実家で母が行なっていたように、手ですくいとって外へ逃がしたり、そのまま放置していたので、息子も苦手ではありませんでした。

息子の前で、みみずを怖がったことはないつもりですが、やはり子どもは親のことをよく見てわかっているのだなと感じました。親が自ら「虫は怖くない!」という態度を示し、先入観を取り除いてあげて下さい。

ただし、笑ってバカにされていると感じさせてはいけません。

息子は何故かその後、全ての虫嫌いが治ったのです。あれだけ怖がっていたのにどんな虫でも平気になり、本当に驚きました。

ただ一つ、草についたアブラムシだけは今でも気持ち悪いようです。そうです。私が小さな頃、同じように怖くて嫌いだった虫です。

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