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武道は相手を尊び、そして自分自身の精神を高める。そんなものです。そんな武道に似たような言葉として武士道があります。武士道と武道。似ている言葉ですが、その内実は少々異なります。武士道というのは武士、いわゆる江戸時代までに多く存在した武士という人間が目指すべき心得です。武道と同じように誇りを持ち、そして自らを研鑽するという部分では同じものがあるのですが、しかし、武士道は主君に仕える武士という立場としてのあり方を説いたものです。一方の武道は主君云々ではなく、一個人としてのありかたを、武道を通じて高める。それが武道ですから、言葉として似ている両者ですが、その目指す方向性は異なるものなのです。
ですから、武士道では相手を尊重するのは勿論なのですが、その相手というのはあくまでも自分の主君です。しかし、武道の場合自分がどのようなメンタルを持つか。そうした違いが両者にはありますし、そもそも今の世の中には武士という存在はいません。そうした時代の違いもあるとはいえ、今の世の中に必要とされているのは武士道ではなく、どちらかというと武道の心得という事が言えるのではないでしょうか。かといって、武士道がまったく参考にならないという訳ではありません。

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