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猟師と聞いて、どんなイメージですか。
今でもいるの?そんな感じかもしれません。
しかし人里にイノシシやクマが下りてくる事件は、
稀ではありません。
その際に活躍するのが地元の猟友会です。
とはいえじっくり見てみると、高齢者ばかりですね。
猟師の世界でも後継者問題が深刻です。
そもそも本当に猟師は必要なのでしょうか。
理由を探っていきましょう。

猟師の現状

21世紀における猟師の現状はどうなのでしょうか。
例えば猟銃を所持できる免許を有している人は、
10万人程度とされています。
その他に銃を使わない?
罠や網などだけを用いる猟師が8万人強います。
併せて20万人弱というのが実態です。
しかしこれらの人たちが実際に猟をしているか?
ペーパー猟師も少なくないようです。
さらに重複カウントされている可能性があるとか。
一方で60歳以上の高齢者が6割以上を占めています。
猟といえば山道を進みます。
もちろん経験という意味では、高齢者でも有用です。
それでも将来的なことを考えれば?
若手の育成が急務なようです。

猟師になるには

日本では、基本的に銃を所持できません。
しかし猟師は合法的に、仕事のために銃を所持できます。
とはいえ誰でも猟師になれるわけではないようです。
銃の扱いに責任が持てる人物か?
それを確認する作業があります。

では猟師になるためには、どうすれば良いのでしょうか。
まず都道府県に申請書類を提出します。
この際には精神病や麻薬中毒などがない旨の診断書を添付します。
試験は都道府県ごとに行われます。
それほど難しい問題ではありません。
例えば
・撃ってもよい動物はどれか
・銃の取り扱いはどうするか
・関連法規
・鳥獣保護に関する知識
などを問われます。
事前に講習を受けることもできます。
合格率は90%とも言われています。
なお銃の所持許可書は別途取る必要があります。
また実戦で鍛えないと、使える猟師にはなれません。
簡単そうで意外に大変ではあります。
興味本位だけでは入れない世界です。

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猟師が必要な理由とは

そもそも猟師は必要なのでしょうか。
具体的な理由を探ってみましょう。

1.鳥獣被害は甚大です

基本的に猟は遊びやゲームではありません。
第一の目的は、野生動物による被害をなくすことです。
直接的にはイノシシやクマなどによる人的被害がありますね。
またシカやサルなどによる農作物の被害も甚大です。
つまり年間の被害額は200億円にも昇ると言われています。
これは東京都の農業生産額に近い値でもあります。
もちろんすべてを防ぐことはできませんが、
畑に近寄らせない予防的措置としては有効です。

2.ジビエのニーズもある

無制限な普及は避けるべきでしょうが、
ジビエのニーズがあります。
ジビエとは野生動物の肉です。
昨今では専用のレストランがあります。
あるアンケートによれば、
7割の人がジビエを食べることに興味を示しているようです。
調理法にもよりますが、
野生動物独特の生臭さや肉の硬さなどは感じなくなっています。

3.伝統文化でもあります

猟師は日本の伝統文化でもあります。
もちろん意味のない文化ならば消失しても良いのでしょう。
しかし日本の面積の7割は山林です。
今後は野生動物と共存していく必要がより大きくなっていきます。
そういう意味では伝統文化としての秩序ある猟師を
残していくことに価値はあるでしょう。
一度途絶えてしまえば、復活することは難しいからです。

猟師女子もいますよ

男女平等社会だからではないでしょうが、
昨今は猟師に興味を持つ若い女性が増えているようです。
もちろんこれまで猟師は男社会でした。
肉体労働でもあります。
そこへ女性がどこまで参入できるのか?
現実問題として簡単な話ではありません。
とはいえ門戸を閉ざさない!
伝統とは変わっていくべきものである!
そういった柔軟さが、
日本文化の根底にあることも事実です。
環境保護という面からも、逆説的ではありますが、
猟師をなくしてはいけないのでしょう。

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