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2016年4月13日に、驚きのニュースが流れました。
東京の警視庁渋谷署内で、署員19人が結核に感染していた!
医師らも含めると感染者は26人に達したようです。
元々は留置中に死亡した男性が肺結核だったとか。
都会のど真ん中で起きた事件です。
とはいえ都会だからこそ、集団感染はありえます。
今あらためて、結核に関することを確認しておきましょう。

結核とは

結核の原因は結核菌です。ほとんどは肺で炎症が起きます。
これを肺結核と呼び、肺炎のような状態になります。
初期ならば風邪のような症状を示しますが、
咳、喀痰、微熱が2週間以上続くなら、結核を疑うべきです。
なお結核菌は、肺以外にも広がることがあります。
背骨に達すると脊椎カリエス、腎臓なら腎結核!
髄膜炎になることも稀ではありません。
かつては不治の病でした。著名人も多く亡くなっています。
とはいえBCGで予防でき、ツベルクリンでチェックできます。
抗生物質の登場によって、治る病気になりました。
それでも薬剤耐性菌が出現?保菌者が知らずに街を闊歩している!
油断できない感染症のひとつです。

確認したいポイントとは

いまさらかもしれませんが、結核について確認したいポイントです。

1 感染と発病は違います

紛らわしいですが、感染と発病は違います。
感染とは、とりあえず結核菌が体内にいる状況です。
その菌が生きているのか死んでいるのか、わかりません。
感染状態に留まっていれば、菌を撒き散らす心配もありません。
また積極的に治療をする必要もありません。
注意すべきですが、変に恐れることはないのです。
一方で発病とは、具体的な症状が現れることです。
咳が出れば、菌を撒き散らす危険があります。
そういう意味でも、早めに医療施設で診てもらいましょう。
もちろん結核に係わらずエチケットとしてマスクをしましょう。
当然ですが、予防にも使えます。

2 咳によって菌が撒かれます

結核の怖い点は、咳によって菌が撒かれてしまうことです。
患者自身が気づいていないことこそが問題なのです。
軽い風邪かな?微熱程度なので、仕事もできます。
とはいえ結核は、放置しても自然治癒しません。
周りに菌を撒き散らすばかりです。
こうして知らない間に無自覚患者が増えていきます。
そして体力の弱い人が発病して、大問題になる!
一人ひとりの結核に対する意識改革が求められています。

3 発見しにくいのも事実です

結核は、早期に発見することが大切です。
とはいえ発見が難しいのも事実です。
子供ならツベルクリン反応検査をするでしょう。
しかしそれは発病を調べているわけではありません。
大人なら定期健康診断でX線撮影をします。
これでも確定診断にはいたりません。
人間ドックでは、意外?チェックしないこともあります。
最終的には喀痰検査をします。
それでも結果がわかるまでに1カ月程度かかります。
その間に、菌が撒かれ続けている?可能性は否めません。

4 治りにくい病気です

結核は治る病気ですが、治りにくいのも事実です。
急速に症状が進展することはありません。
じわじわと菌が増えていくので、長患いになります。
もちろん現在は抗生物質などの特効薬があります。
しかし結核菌はしぶといので、
半年程度は入院して治療に専念すべきです。
なお気になるのは治療費ですが、
感染症法による公費負担制度があり、治療費が補助されます。
自治体の窓口や医療機関で相談してみましょう。

5 医師には届出義務があります

結核は感染症法によって第2類に指定されている病気です。
医師が患者を確認したら、保健所へ届ける義務があります。
渋谷署で起きたケースは、医師が、警察に届出を任せていた?
連絡ミスがあったようです。
とはいえ医師であれば、真っ先に届出する義務があります。
怠慢との謗りは免れないでしょう。
そうした一人ひとりの自覚が薄れることこそ、
結核に関して恐れるべきことなのです。

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具体的な予防法は

結核の具体的な予防法はあるのでしょうか。
根本は、菌をもらわないことです。
マスクをかけて外出することでしょう。
とはいえ100%ではありません。
定期健康診断でチェックしてもらいましょう。
また免疫力を高めて発病しない身体を作ることです。
日頃強健な成人男性であっても、
油断すると、結核に負けてしまいます。

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