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タバコの葉からインフルエンザワクチンを作る!
2016年2月23日の日本経済新聞で報道されました。
おかげで実用化に向けて研究している
田辺三菱製薬の株価が上がったとか?
2016年内に最終的な治験を行い、
2018年度には製品化したいようです。
とはいえ今までとは何が違うのでしょうか。
私たちにもメリットはあるのでしょうか。

ワクチンとは何か

多くの人は誤解しています。
インフルエンザワクチンは、
感染を予防するためのものではありません。
悪化を予防するためのものです。

そもそもワクチンとは、
病原ウイルスを死滅もしくは力を弱めたものです。
それを体内へ入れることにより、
自己免疫でウイルスに対する抗体を作る!
本物の敵が来る前に練習しておくようなものです。
そのため抗体の作り方に失敗すると、
ワクチンに入っているウイルスで発症するリスクもあります。
だからでもありますが、
ワクチンを接種することによる副作用が稀ではないのです。

これまでの作り方

新しい作り方と言われても、
これまでの作り方はどうだったのでしょうか。
そもそもウイルスは、
自分単独で仲間を増やすことができません。
この点が細菌類など他の生物との違いでもあります。
ではウイルスはどうやって増えているのか?
まず他の生きた細胞に入り込みます。
その細胞内にある材料を利用して、
新しいウイルスを作ります。
そして細胞から出て、新たな細胞を探す!
この繰り返しで倍々に増えていきます。
なおワクチン製造に際しては、
この細胞として主に鶏卵が用いられています。
鶏卵が使われる理由は、入手しやすい材料である。
また栄養分が豊富な点も重要です。
とはいえ1個の卵からは1人分のワクチンしかできません。
ワクチンの緊急的な大量増産が難しい理由がここにあるのです。

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新しい作り方のメリット

新しいワクチン製造法のメリットはどこにあるのでしょうか。

1.製造期間が短縮される

第一のメリットは、製造期間が短縮されることです。
つまり鶏卵を使った従来の方法では、
約6カ月かかりました。
また昆虫を使った製造方法もあります。
それでも3カ月かかりました。
しかし今回のタバコ葉を使った方法では、
1カ月で済むようです。
これならば新しい型のウイルスが出現しても、
直ぐに対応できます。

パンデミックが起きそうな際にも、
緊急措置が取れるのです。
なおインフルエンザ以外のウイルスでも研究中だとか。
可能性はどんどん広がります。

2.卵アレルギーの心配がない

卵アレルギーの人は少なからずいるようです。
食品アレルギーの1/3を占めるそうです。
この人たちはワクチンを打てませんでした。
つまり製造に際して鶏卵を使っていたからです。
これが従来法の難点でもありました。
とはいえ今度はタバコの葉を使います。
卵アレルギーの心配がありません。
昨今はアレルギー患者が増えています。
そういう意味でも早く実用化して欲しい製造方法です。
ただしタバコアレルギーはないのか。
調べておく必要はあるでしょう。

3.感染の恐れがない

ワクチンの問題点として、
接種時に感染してしまうことがあります。
つまり予防のために打ったワクチンで、
病気を発症する事例が稀ではないのです。
とはいえワクチンの原理は、
接種することにより一時的な発症を促します。
そういう意味では、間違いではないのです。
これも誤解してはいけません。
例えばコレラのワクチンでも、
接種後に微熱が出ることがあります。
しかし体調不良だったり体力が衰えていると?
それで重篤化することもあります。
なお今回作られるワクチンは、
後述するようにウイルスを含んでいるわけではありません。
そのため私たちの感染リスクが下がります。
これも大きなメリットです。

ウイルスを作るわけではない

今回開発した手法が画期的な点は、
ウイルス自体は作らないことです。
詳しい内容は不明ですが、
ウイルスへの抵抗力を付けるために必要な成分を作る!
ワクチンとは言いますが、
厳密には予防薬と言えるのでしょう。
タバコは生長が早く葉も大きいですね。
かつ比較的簡単に栽培できます。
いずれにしても成功することを祈りたいですね。

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