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コナガとは

コナガはキャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の植物を食害する生態を持つ世界的にも著名な害虫のひとつです。
コナガの幼虫は緑色をしているため、形態的にモンシロチョウの幼虫と間違えられることが多々ありますが、体長は1センチ程度と小さな昆虫です。
反面小さいことが有利に働き、コナガは成長スピードが極めて速く、暖地であれば年に10回程度、寒冷地であっても5回以上繁殖し、卵、幼虫、さなぎ、成虫という完全変態の生態サイクルを繰り返すのが特徴です。
寒さに強い点もコナガの生態的な長所と言うことができ、基本的にさなぎの形態で越冬しますが、暖地では成虫の形態で越冬できるケースもあり、冬季であっても幼虫を見つけることがあります。

被害の駆除方法

コナガは極めて有害な農業害虫であり、その被害は世界的に知られ、駆除方法も世界的に工夫が施されています。
基本的なコナガの駆除方法は、有機リン系、合成ピレスロイド系の殺虫剤を使用することですが、現在は多くの薬剤抵抗性を持つコナガ個体の存在が確認されているため、コナガによる被害を完全に抑えることが難しいのが実情です。
時に環境に優しい生物農薬の一種であるBT剤を使った駆除方法が検討されましたが、このBT剤に対してもコナガは耐性を持つとされています。
そのためコナガの最も現実的な駆除方法は、複数の薬剤を組み合わせ、被害を最小限に抑えることであり、単一剤の大量散布は逆に大量発生を招く危険性が指摘されています。

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