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4月28日、一連の三菱自動車の燃費不正問題の件で政府は行政側も三菱の不正があった車種で走行実験を行うと発表。三菱から出されるデータに信憑性がないため、自分たちでも調べるとの事。
自動車業界にあまり詳しくない人にとっては、何もそこまで…という気持ちもあるかもしれません。
そもそも、カタログ燃費から比べればどのメーカーだって全然違いますので、そのくらい良いのではないかと思う人もいるかもしれません。
ですがこの問題、看過出来ないいくつかの理由があるのです。

他のメーカーの視線

三菱自動車は名前からも分かるように三菱グループの自動車部門です。「三菱グループ」で考えた時、トヨタでさえ会社の規模では太刀打ち出来ないレベルです。
三菱は「うちは何をしても大丈夫」という傲慢があると言われているのですが、自動車に関しては他のメーカーも経済界にそれなりに強い影響力を持っています。
仮にですが、トヨタが「こんななぁなぁにするなら、もう本社は海外に移転する」とでも言いだしたら、日本にとっては大打撃所ではありません。
トヨタに限らず、海外に拠点を移されると税収がダウンします。自動車は輸出で好調です。
アベノミクスで円安に振ったのも、自動車業界など輸出業に対しての期待値でもあります。つまり、いくら三菱だからとはいえ、不正していた事実をうやむやにしてはならない。このような意識も働いているでしょう。

明確な違反だから

これまで自動車業界だけではなく、社会を震撼させるようなニュースは多々ありましたが、どれも「灰色」なものでした。
灰色段階である以上、政府としてもあれこれ言い辛い部分があるものの、今回に関しては「黒」です。
しかもメーカーを信頼して任せていたものの、そこでの不正になりますので、石井国土交通省大臣のコメントにもあるように、行政の信頼を裏切った事にもなります。
これで「次からは気を付けてくださいね」では、他のメーカーだけではなく、行政そのものも馬鹿にされているようなものです。
いくら三菱グループとはいえ、そこはやはりなぁなぁでは済まされないでしょう。

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三菱の姿勢

三菱自動車の問題は今回が初めてではありません。仮に今回が初めてであればここまで騒がれなかったかもしれません。
ですが三菱自動車はいわば二度目です。「次気を付けて下さいね」の「次」を起こしてしまったようなものです。これではさすがに行政側としても何も言わない訳にはいかないでしょう。
また、25日からは中国の上海でモーターショーが行われているのですが、そこでは三菱はこの問題を「封印」してイベントに臨んでいます。
反省していない訳ではないでしょう。ですが、ビジネスを考えたらモーターショーに出ないのは痛手です。
国内ではこれだけの大問題を起こしつつ、海外では「ビジネスのため」イベントに出席している。このような姿勢に対しての怒りもあるでしょう。

三菱への思い

これもあるかもしれません。先に少し触れたように、三菱は社内体質が傲慢です。「うちらは三菱」という思いが強い、いわば「選民思想」があります。
そのような姿勢に対しての「NO」もあるでしょう。いくら三菱だからとはいえ、ルールはルール。
守らなければ厳罰されると明確にしておく事はとても大切です。

特に自動車は輸出を考えた時、日本の「基幹産業」と言っても過言ではありません。今回は幸か不幸か国内で見つかりましたが、もしも国外でこれを追求されていたら、日本自動車業界だけではなく、日本への信頼性が揺らいでいたかもしれないのです。
いろいろな理由が重なっていますが、不正は許されるものではありません。身売りなどいろいろと話は出てきていますが、今後三菱自動車はどうなるのでしょうか…。

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