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4月20日、三菱自動車にまたしても「衝撃」が走りました。三菱自動車と言えばかつてのトラック問題がまだまだ記憶に新しいかと思います。そこで一度「どん底」を見たはずだったのですが、今度は燃費の不正問題。しかもアウトランダーPHEV、デリカ、ミラージュ。この車種以外のすべてで不正が行われていたとの事。当初の報道ではekワゴン、ekスペースでした。日産との合弁会社である「NMKV」の次期軽自動車を日産が作る約束となっており、三菱側からのデータで開発を進めていたものの、どのように頑張っても燃費を達成出来ない。それで問い質したところ、不正が発覚した次第です。

まさか…という声もあれば「やっぱり」という声もあります。三菱は世界に名をとどろかせる大財閥ですが、三菱自動車に関してはかなり弱いです。業界内でも「三菱の社員車」と揶揄されているほどで、巨大財閥である三菱の社員が勝っていればそれだけで利益になるので真剣に作っていないとまで揶揄される事もあるほど。この不正問題、先のフォルクスワーゲン同様簡単には収束しないかもしれません。データの改竄値は5%から10%との事ですが、これは実は大問題なのです。

税金が絡んでくる

この問題、ここまで大きな問題として叫ばれているのは税金が絡んでくる可能性があるからです。自動車にはエコカー減税があります。これは「車重に対しての燃費」から割り出されるもので、ekワゴン、ekスペース共に免税。つまり100%の減税でした。軽自動車なので額そのものは27,600円から35,000円程度ではありますが、自動車を一台購入すると、政府から補助金が出されていたのです。

もしもですが、正しい燃費であればエコカー減税の額が変わっていた可能性があります。つまり、三菱自動車の今回の不正は、税金にも絡む問題なのです。一企業だけの問題でも大問題ですが、税金まで絡むとなるとさすがに「ごめんなさい、許してね」では済まされないでしょう。

日産との関係

今回の件で何より大ダメージを負ったのは三菱自動車よりもむしろ日産とも言われています。日産は国内市場ではデイズが「主力」でした。デイズは三菱との合弁会社、「NMKV」からのもので、今回は三菱自動車がわが製造したものを最終チェックは日産が行って「日産車」として販売していました。

この手法そのものは何ら問題ありません。いわゆる「OEM」は正しいルールの元で行われているのですが、デイズは今回の騒動を受けて発売停止。日産は、国内販売の「主力」を販売停止にせざるを得なくなったのです。

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保証の問題

保障の問題もあるでしょう。燃費不正という事で、どのような形での保障になるのか。何せこのような問題はそうそうあるものではありません。モデルケースがない以上、どのような形で保障すれば良いのか。そしてどのように消費者を納得させる事が出来るのかなど、まだまだ誰にも分かりません。

自動車業界からの声は?

今回の騒動。自動車業界からは辛辣というよりも「やっぱり」という声が多いです。軽自動車の燃費競争は熾烈を極めています。低燃費でなければ売れない以上、低燃費に特化しなければならないのですが、今回不正が露呈したデイズやekワゴンのエンジンはかなり古いものです。

ダイハツやスズキが日々エンジンの開発に力を入れ、低燃費のエンジンを開発していたのに対し、三菱自動車側は旧式のエンジンで安全装備等を減らして軽量化する事で低燃費にアプローチしていました。涙ぐましい努力ではありますが、肝心の心臓部が旧型ではダイハツやスズキの磨きのかかった低燃費のエンジンに太刀打ち出来る訳がありません。ある意味、これは必然だったのかもしれません…。

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