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4月18日、トヨタはオーリスにハイブリッドグレードを追加。それまでオーリスはガソリンモデルのみでした。ですがここでハイブリッドグレードを投入。燃費は30.4km/L、素晴らしいの一言でしょう。オーリスは経済性を求めたモデルではなく、走りを楽しみたい人に訴求した一台だったのですが、このような形でハイブリッドグレードを追加した事は、実は大きな意義があります。

トヨタにとってのハイブリッドカー

かつて、ハイブリッドカーを作るためにはハイブリッドカー専用の設計が必要でした。ハイブリッドカーはモーター、バッテリー。これらを必要としますので、ガソリンモデルよりもどうしても重くなりますし、居住性も変わります。重くなるという事は車の重心も変わるので走行性とて同じではなくなりますし、いろいろな部分に影響を及ぼす事になります。

そのため、ハイブリッドカーの生産はそれなりに苦労させられた時代もありました。ですが、オーリスはハイブリッドカーとして登場した訳ではありません。ガソリンモデルとして登場し、ハイブリッドグレードが投入されたという事の意義は、オーリスという車種の話ではなく、トヨタという会社の完成度がとても高くなっている事を意味しているのです。

ハイブリッドグレードの追加が苦ではない

オーリスだけではなく、カローラでも同様ですが、もはやトヨタはハイブリッドカーが「特別な技術」ではなくなっている事を意味しています。ハイブリッドカーとして1から設計するのではなく、ガソリンモデルの車にもモーターやバッテリーを上手く配置し、システムを少し弄る事でハイブリッドカーにする事が出来てしまうのです。

まだまだハイブリッドカーが特別な技術であれば、ここまで手軽にガソリンモデルをハイブリッドカーにする事は出来ないでしょう。ですが現実的にはとても簡単にハイブリッドカーにしてしまっているのです。

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経済性を考えると…

現代の自動車オーナーが求めているのは経済性です。こちらに関しては今更説明するまでもないと思いますが、経済性とは何か。具体的に言えば自動車にかかるお金すべてです。税金、駐車場料金、燃費。これらをトータルで考えた言葉が「経済性」になるのですが、税金や駐車場料金は、持てばかかるものです。削るのが難しい部分です。

一方、燃費に関してはカーライフ次第ですし、自動車の性能によりけりです。低燃費の方がかかるお金は少なくなりますので、そちらの方が好まれているのです。むしろ、今の時代のユーザーは自動車を購入する際、必ずといってよい程カタログで燃費をチェックします。

オーリスが30.4km/Lという低燃費を記録したのです。これまで「オーリスは欲しい。でも燃費が…」と思っていた人にとっては「この燃費なら!」と背中を押される事になるのではないでしょうか。

トヨタの牙城は…

かつて国内御三家といえばトヨタ、ホンダ、日産でした。「普通乗用車の販売台数」という括りで見れば、まだまだこの図式は変わりません。ですが軽自動車も含めるとトヨタ、ホンダの次はスズキかダイハツになりますし、販売台数の伸びという点で見ればトヨタの次はマツダになります。これらからも分かるのは、トヨタには死角がない点です。

消費税増税の駆け込み需要の反動から、軽自動車まで不振を極めています。独自路線のマツダだけが好調な状態ですが、トヨタはまさに「別格」です。マツダも好調ではありますが、トヨタ程の体力はありませんし、ホンダはリコール続きで大不振。日産に関してはもはや国内市場には興味がないのではと思うレベル。国内市場に関して言えば、トヨタの「一強」は当分続くでしょうね。

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