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25日、三菱自動車燃費不正問題に関して4月下旬に公表した2016年3月期の連結決算を修正し、191億円の特別損失を計上したと発表。
簡単に言えばこの191億円という額がユーザーへの補填に使われる形になります。先に三菱自動車は「燃費分などを…」とお話していましたので、単純に販売台数等で割ればユーザー一人当たりおよそ30,000円「補償」される事になります。
もちろんまだまだ大枠が計上されたのみで、これから煮詰めていくかと思われるのですが、一人当たり30,000円という額は高いのか安いのか。
前代未聞の出来事なだけに、比較対象がないので高いのか安いのかよく分からないという人も多いでしょう。そこで、この額をいろいろな角度から検証してみるとしましょう。

正直な所、「安い」です

三菱自動車の言い分としてはカタログに記載していた「不正値」と実際の燃費との差額分やエコカー減税分を補填する…というものでした。
実はカタログ値よりも悪かったのですから、ユーザーとしては「騙されていた」になります。差額分を…という話も分からないものではありません。
一見誠実で真摯に見えるかもしれませんが、決して高くはありません。むしろ安いです。確かにかかったガソリン代の差額「だけ」で考えるのであれば妥当なラインかもしれません。

リセールバリューはどうなるのか

軽自動車の魅力は多々ありますが、リセールバリューの高さもその一つです。
新しい自動車を購入するにせよ売却だけするにせよ、買取業者に買取ってもらう際の価格を「リセールバリュー」と呼ぶのですが、軽自動車はこれが比較的高いのです。
リセールバリューは中古車市場における人気で決まります。例えばベンツやBMWといった高級車は意外に思うかもしれませんがリセールバリューは低いです。
高級車です。中古で購入するよりも新車でと考える人が多い点。さらには型落ちの物は富裕層にとっては無用の長物ですし、メーカー保証期間が終わると修理やメンテナンスに高額な費用がかかるのです。
型落ちのモデルの場合、わざわざちょっとしたパーツを輸入しなければならないため、高額になるのです。その点レクサスは国産メーカーですので、それらの費用がかからない分中古車市場でも需要がそれなりに高いため、リセールバリューは高いのです。
軽自動車の場合、出来れば自動車にはあまりお金をかけたくないという層が多いのですが、規格も一定ですので、流行り廃りに左右されず、リセールバリューが高いのも魅力なのです。
軽自動車を購入する際、ディーラーに行けば必ず「手放す時もそれなりの額になりますよ」と言われるでしょう。
ですが今回の不正問題のおかげで、さすがに該当車種に乗りたいと思うような人は減っているでしょう。
中古車市場での価値も下落していますので、リセールバリューも落ちているでしょう。おそらくリセールバリューの落ちは30,000円では利きません。むしろエコカー減税の追徴分を考えたら、30,000円では納得出来ないでしょう。

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細かく計算すれば損ですが…

細かく計算すれば損でしかありません。ですが、自動車に興味がない、あるいは移動手段程度であまりお金をかけたくないと思っている人にとっては、そこまで考えないでしょう。
むしろ「臨時ボーナス」くらいにしか思わないかと思いますが、車検時や売却時になって「もしかしたら30,000円程度では損だったのかも」と気付かされるでしょう。
とはいえ、三菱は民間業者です。納得いかないとはいえ、「もっと値上げしろ」とも言えないでしょう。この問題に辟易したユーザーが出来る事は、今後は三菱自動車の車を敬遠するという事しか選択肢がないのが実情ですが…。

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