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共に燃費不正が明るみになったものの、スズキに関してはほとんど「無傷」のような状況。一方の三菱はマスコミはもちろん消費者からも「フルボッコ」のような状態になってしまい、日産自動車の下で再建する形になりました。5月26日の会見で、三菱自動車に日産の社員が役員として入るのが発表されたのも、「このままでは駄目」という空気が作られてしまっていたからに他なりません。
ですが、「不正」という点ではスズキとて同じです。一体なぜ両者にこれほどまでの差が出てしまったのでしょうか?

「目的」が違う

三菱自動車の不正はユーザーを騙すためのものでした。とにかく他社に負けないために、偽りの数字で何とかしようとしてしまったがために起きた問題でした。
ですがスズキの場合、ユーザーを騙すというよりもより正確なデータを取りたいがためでした。以前にもお話しましたが、燃費競争の影響がないとは言い切れないとはいえ、むしろネット上ではスズキに対しては擁護するような声も多々見かけます。
方法が不正だったという話ではありますが、スズキの場合は一応は走らせていたのです。一方の三菱自動車は机の上の計算のみ。
結局は「消費者の事をどのように考えているのか」という点が違いになっているのかもしれません。

再犯か初犯か

少々言葉は厳しいですが、これもあるでしょう。三菱自動車は今回が初めてではありません。かつて三菱ふそうのリコール隠し問題が起きた時、隠ぺい体質まで明るみになったのです。三菱グループに所属している事もあり、不正くらいなんとでもなるという意識もあったのでしょう。
明るみになった問題以前にも実は多々問題があったとも言われているのは、結局は先にも触れたように消費者の事をあまり真剣に考えていないからなのでしょう。あくまでも「会社本位」なのです。
ですがスズキに関しては言うなれば「初犯」です。しかもグレーゾーンではあるものの、三菱ほどの悪質さは感じられません。そもそもスズキのこのような話など初めてです。
人間心理として、初め、さらにはそこまで悪質ではない以上、そこまで悪意は抱かないでしょう。ですが二回目ともなれば印象は全く違います。
ましてや三菱自動車の場合、初犯だった以前の問題の際には死者まで出ているのです。それでも尚、何も変わっていなかったのです。
怒りや失意を通り越し、「もう勝手にしてください」と思った人も多いのではないでしょうか。

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補償するとはいえ…

三菱自動車はユーザーへの補償も発表しました。まだまだ詳しい内容は分かっていませんが、以前お話したように補償額と販売台数から換算すると一人当たりおよそ30,000円程の補償が予想されます。
この額はよく分かっていない人にとっては「三菱自動車もなかなかやるじゃないか」と映るかもしれませんが、自動車の事情を少なからず理解している人にとっては「安い」のです。
リセールバリューを考えたら30,000円など補填にもならない額です。このような部分もやはり見る人が見れば「消費者を軽んじている」になるでしょう。仮にこれが倍以上であれば少しは印象が変わったかもしれませんが…。

会社の規模へのイメージもあるでしょう

会社の規模に対しての印象もあるでしょう。スズキは独自に努力している企業です。アイディア、そして技術力等でのし上がったと言っても過言ではありません。
一方の三菱自動車は言うまでもなく三菱グループです。強大なグループに属しているだけあり、「何やってんだ」という視線も集めやすいのでしょう。いろいろな事情があるにせ、やはり「二回目」の三菱自動車への風当たりが強くなってしまうのはいたしかたないのかもしれません。

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