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6月1日、スズキの社長が一連の燃費問題で謝罪会見を開きました。実際には「逆偽装」とも言うべき、本当はもっと燃費が良かったものの低くした、というのですから、スズキのファンにとっては「だからスズキは」といった愛情表現がネット上で散見されます。
一方、三菱の問題然り、なぜここまで燃費にこだわるのか。世界的に見てもここまで燃費にこだわっているのは日本だけですが、その理由に迫ってみるとしましょう。

お金をかけたくない=低燃費だから

日本で自動車を欲しがっている人のおおくが、自動車にはあまりお金をかけたくないと思っています。税金や駐車場代、車検など、車を利用する上で必ず支払わなければならないお金がありますが、燃料費は燃費が低ければ低い程に出費を抑える事が出来ます。
仮に燃費が倍違うとすれば、かかるガソリン代が倍違う事になります。選択肢がないのであれば話は別ですが、「低燃費」という選択肢がある以上、お金をかけたくないと思っている人がそちらのモデルを選ぶのは当然の話です。

需要と供給の話

自動車メーカーとて利益を追求しなければなりません。売れない車をどれだけ作っても開発費のムダです。開発費をしっかりと回収しつつ利益を上げなければ会社経営は成り立ちません。そして、先に触れたようにお客が低燃費の自動車を求めている以上、そこで勝負するしかありません。各メーカーとも、低燃費の自動車が求められているとう事くらいは把握していますので、低燃費の自動車を出すしかありません。
新しく出る自動車が既に販売されている自動車よりも燃費が悪ければ、利用者はわざわざ買う必要はありません。このような風潮が各自動車メーカー間の燃費競争をより熾烈なものにしているのは言うまでもありません。
三菱の不正などは正にそれです。もちろんだからといって三菱自動車が悪くないという事ではありませんが、ユーザーの需要に応えるためには、他社よりも低燃費の車を供給しなければならないため、より競争が熾烈なものにになっているのです。

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分かりやすいというのもある

燃費というのは数字で出る部分でとても分かりやすいです。例えば「積載性」「走行性」と言われても、主観も入ればカーライフによって変わります。アウトドアが趣味の人とたまに旅行する程度の人が求める積載性は、同じ言葉ではあっても違います。
ですが、燃費だけは誰にとっても共通の部分です。もちろん燃費もアクセルの踏み方などカーライフ次第でまったく変わる部分ではあるのですが、誰にとっても「明確な数字」ですので、比べやすい部分なのです。
トルクだとかrpmだとか言われても自動車に経済性を求めている人にとってはどうでも良い部分ですが、燃費に関しては分かりやすい指標ですからね。

単純に「良い方が良い」から

カーライフ云々というよりも、単純に「数字が良い方が良い」という人もいるでしょう。先にも少し触れたように、日本では多くの人が自動車にトルクだ馬力だではなく、経済性を求めています。
経済性に関わる部分がどこなのかといえば、言うまでもなく燃費です。馬力やトルクと経済性は関係ありませんが、燃費と経済性は連動している部分です。それらを考えたら、やはり燃費を求めるのは当然とも言えるでしょう。

実用性を考えたらそこしかない

実用性を考えた時、燃費くらいしか気にしなければならない数字がないからという見方もあります。それもそのはず、先にも出ましたがトルクや馬力だとかは走りに関しては関係あるものの、燃費とは関係ありません。
高速道路でさえ一応は120kmという速度制限がありますし、高速道路に乗らないのであればそもそも馬力等、走行性などほとんど関係ありません。これだけ信号の多い国です。STOP&GOの繰り返しでは、どれだけ速度が出るのかよりも、経済性を求めたくなるのも分からない話ではありませんよね。

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