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かつて生活保護というのは言うなれば「都市伝説」と言っては大げさですが、どのようなものなのかあまり知られていませんでした。ですがインターネットの普及により、どのようなものなのかが明るみになるにつれ、「真面目に働くより生活保護の方がいいんじゃないか」という声さえ出てきている程です。
何故なら、6月16日の朝日新聞に「生活保護で月に29万円もらっているけど子供が二人なので生活が苦しい」という記事が掲載されたのも一因です。この記事の生活保護の内訳を見てみると、交遊費や学習塾の費用にかなり多額消費されているため、インターネット上ではまたもや失笑される事態となっている一方で、現代社会の所得事情から考えると、生活保護の方が良いのではないかという声さえ出てしまう、という訳です。
生活保護を受けられれば、医療費や光熱費等が免除されます。住まいに関しても家賃が減免になるケースもあります。つまり、額面以上にいわば「福利厚生」が手厚いものになります。その為、真面目に働いているのに生活保護の受給額より低い人が「それなら生活保護を受けた方がマシ」と考えるのも分からない話ではありません。そこで、生活保護についていろいろと考えてみるとしましょう。

生活保護の高齢者が多いのは…

5月31日の日経新聞の記事によると、生活保護の受給世帯の50.8%が65歳以上の高齢者世帯との事。高齢者社会を迎えている我が国では高齢者が受給しているのはさすがに「仕方ない」と思うのではないでしょうか。高齢者ともなると年金だけではどうしても暮らせない事情もあるでしょう。
また、高齢者世代に仕事があるのかといえばなかなか良い仕事はありません。それらの事情を考えると、これから更に高齢者が増えていくであろう事が予想されている我が国に於いて、更に生活保護受給者は増えていく事になるでしょう。

生活保護のお金は誰のものなのかという議論

以前、生活保護を受けているのにパチンコをしている人がいるという事が大きな話題を集めました。肯定する側の言い分は「生活保護を受けていても楽しみたい事はある」というものですが、否定派の言い分は「自分のお金でやれ。税金で補助されているのに好きな事をしたいという要求はおかしい」というものです。
確かに、生活保護を受けているからといって楽しんではいけないという事はありませんが、一方では生活保護のお金がどこから出ているのかといえば税金です。お金が降ってきているのではありません。パチンコに限らず、洋服が欲しい、スマートフォンのアプリに課金したい、旅行したい、美味しい物を食べたい。そのような欲求は生きていれば当たり前のものではありますが、一方ではそのような要求は自分のお金ですべき事であって、生活保護はあくまでも「援助」されているという言い分もあります。
確かに、自分で頑張って働いているもののなかなか余裕がない人とているのに、生活保護を受けつつ「あれが出来ない、これが出来ない」というのは少し虫の良い話ではあります。それらを楽しみたいのであれば「働け」で済む話ですし、働けないのであれば「現実を受け入れろ」という話です。

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現金以外の物で支給するという案も

一部では、現金という形で支給するからこのような問題が起きるのだから、それなら現物支給だったり、生活保護を受けるのであれば1か月の収支報告をすべて出させる、あるいは領収書方式にして必要なものだけ行政側が認可する、という方法で支給したらどうかという議論があります。このように、今のように現金をそのまま渡すという手法そのものに疑問を抱いている人も多いようです。
確かに、もしも仮に現物支給だったり、あるいは必ず収支を出させるとあれば、パチンコなど認可されるものではないでしょう。

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