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考えてみれば、続けていたの?そんな気もします。
2016年7月14日の日本経済新聞に小さな記事が載りました。
VHSビデオ機 生産に幕
国内メーカーとして最後まで生産を続けていた船井電機が
7月末で家庭用ビデオテープレコーダーの生産を終了します。

ビデオテープとは

ビデオ(video)とは、一般的には映像のことを意味します。
それを録画する磁気媒体が、ビデオテープです。
音源だけを録音する場合、カセットテープがあります。
今でも磁気テープは、コンピュータのデータ保存用に使われたりしています。
耐久性がないと考えられていましたが、CDの耐久性も怪しい?
結局は磁気の方が寿命はありそうです。
とはいえテープの問題点は、機械の中で絡まってしまうことです。
鉛筆を使って、テープを巻き戻した経験は、
今の中高年以上なら、少なからずあるでしょう。
同様にビデオカセットが機械に飲み込まれる瞬間を、
ドキドキしながら、見ていた記憶が懐かしいです。

ビデオテープレコーダーの歴史は浅い

ビデオテープレコーダーは意外と歴史が浅いようです。
初めて使われたのは、1956年のアメリカです。
当時は高価だったので、もちろんテレビ局などの業務用です。
そもそも家庭では、録画するコンテンツもないですから。
家庭用の嚆矢(こうし)は、1965年、われらがソニーです。
当時の大卒初任給は24,000円ですが、販売価格は198,000円!
初めてにしてみれば、安いのかもしれません。

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VHSとベータの争い

家庭用として普及するためには、様々な問題があります。
ひとつは規格を統一することです。
当時は、松下、ビクター、ソニーがビデオデッキを扱っていました。
とはいえオープンリール式だったので、なんとかコンパクトにすべし!
そこで最長120分録画できるVHS(Video Home System)テープ
これを使えるビデオテープレコーダーが1976年、ビクターから発売されました。
しかしソニーは別規格?いわゆる小型のベータを、前年から販売しています。
いわゆるVHSとベータとの争いです。
様々な経過はありますが、結果的に松下がVHS側に立ちました。
1977年にマックロードを売り出します。
これがVHSに大きく流れが変わった理由と解されています。
それでもソニーは独自路線を進む!
消費者にとっては迷惑ですが、それこそIt’s a SONYですよね。

デジタルに負けた?

テレビを録画できる!当時としては画期的です。
しかしどんなものにも終わりは訪れます。
じわじわとデジタルの波が押し寄せて来ます。
音楽用CDの登場は、1980年代後半です。
1990年代は、ほぼレコードがCDに置き換わりました。
映像側は、レーザーディスク?変わり者もありましたが、
2000年以降、DVD、ハーディディスク内蔵録画機、
パソコンでテレビが視聴できるようにもなりました。

磁気テープは画像が劣化し、極端になると見れなくなります。
DVDは高価ですが、鮮明だし、テープがぐちゃぐちゃにならない!
どうしてもデジタル化の流れは止められません。

生産終了へ

2007年、日本ビクターは、経営不振を理由としてVHSから撤退しました。
以降、DVD一体型として販売していたパナソニックも2011年に完全撤退!
ビデオテープ自体も、2014年に日本マクセルが生産終了!
テープの代名詞でもあったTDKは2015年に生産終了です。
結果的に、在庫がなくなり次第、ビデオテープも販売終了です。
そこで船井電機です。
国内向けは、既に販売も終了しており、
中国で作ったものをアメリカで販売していたようです。
それがついに、部品調達が難しくなったという理由で撤退です。
ピーク時の1983年には年間1500万台を販売したようですが、
2015年は75万台だったとか。
とはいえそれだけ売れていたのも、不思議ですが。

VHSは復活しないのか

最近はレコードが注目されるなどアナログ音源が見直されています。
カセットテープも細々と使われています。
同じようにビデオテープも、愛好者は多数いるはずです。
今持っている機械が壊れたらどうなるか?
近い将来に、VHSが復活することはないのでしょうか。
時代は完全デジタル化なのでしょうか。

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