スポンサーリンク

薬や化粧品を作るために日々動物を使った実験が行われています。
テレビや新聞でも、動物実験で成功!華々しいニュースが流れます。
とはいえ、どのくらいの割合で医薬品として成功するのでしょうか。
そもそも動物実験をする必要はあるのでしょうか。
ITやAIが発達しても、止めるわけにはいかないのでしょうか。

実験動物とは

実験に使われる動物を、総称して実験動物と呼びます。
その種類は多様であり、マウスラットの他にも、
遺伝実験によく利用されるのがショウジョウバエです。
次いでカイコメダカツノガエルニワトリ
哺乳動物ではブタヒツジヤギウマイヌ
アカゲザルカニクイザルなども使用されます。
なおブタは消化器の構造が人間と似ているので、
一部人間への臓器移植が試みられています。

マウスとラットの違い

実験動物の中でもよく使われるのは、マウスとラットです。
どちらもネズミですが、どう違うのでしょうか。
マウスはハツカネズミであり、体長10センチ弱と小型です。
ラットはドブネズミであり、体長20センチ前後で大型です。

では両者をどのように使い分けるのでしょうか。
基本的にマウスは、遺伝子系の研究に使用されます。
特定の遺伝子機能を止めたノックアウトマウスがあるからです。
一方でラットは比較的大型なので解剖しやすく、
生理学や薬理学的な研究、標本づくり
に適しています。
なお実際に薬や抗体を増産するためには、
より大きな動物であるウサギやヤギが用いられます。

スポンサーリンク

マウスでは成功するんですけどね

マウスは1回に多くの子供を産み、かつ世代交代が早い動物です。
だからこそ実験には重宝します。
また哺乳類なので、人間とも基本的な仕組みは同じです。
そのため基礎研究において大量のマウスが飼育され、
生物学的にも有用な成果が多数示されています。
とはいえどれほどのものが医薬品として認可されているのでしょうか。
一説には1万分の1とも言われています。成功率0.01%?
その程度の確率であれば、いちいち報道する意味はあるのか?
研究者の宣伝にはなるでしょうが、
5年後の実用化を目指す?本当に成功するでしょうか。

動物実験は必要なのか

低い成功確率であれば、動物実験は必要なのでしょうか。
もちろん研究者に言わせれば、必要でしょう。
いきなり人間に試すわけにはいかないためです。
とはいえ18世紀の医学者ジェンナーは、自分の子供に種痘を接種した?
また19世紀ドイツの化学者であるペッテンコーファーは、
自らコレラ菌を飲んで、自説の正しさを証明しました。
そうした科学者は、今の世の中にはいないのでしょうか?
ちなみに美容整形で有名な高須クリニックの院長は
すべての技術を自分で試すとか?
それくらいの意欲と自信が、医学者には必要かも。

度を過ぎる実験は動物虐待です

一時期問題になったのは、化粧品の安全性を確かめるため、
ウサギの目に薬剤を塗り続ける実験をしたとか?
かつてはかなりハードな、動物だからこそできる実験もあったようです。
とはいえ現在では動物実験に関して一定の制限をする!
法律、基準、指針などが各団体や学会によって作られています。

例えば、死ぬまで何かをやらせるような無慈悲な実験はしない!
しかし病気に罹るノックアウトマウスは倫理的に問題ないのか?
言い出したらキリはありませんが、
人間の役に立つのであれば、犠牲もしかたないのでしょう。

動物のためにも成功してください

極論を言っていると科学の発展はありません。
ならば精一杯頑張ってもらい犠牲になった動物たちのためにも、
私たちのためになる医薬品作りに成功してほしいものです。

とはいえ人間だけの利益になればよいのか?
誰のための医療なのか、考えるべきかもしれません。
研究開発費が高いからと言って高額な薬を作られても、
利用する側としては困りますから。
保険財政が破綻するような実験は不要です。

スポンサーリンク