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健康食品としてハチミツが人気です。
栄養価が高い完全食品という側面もありますが、
常温で保存できることから殺菌力という点からも注目されています。
もちろん乳児へ食べさせてはいけないなどの制約はあります。

そんなハチミツを作ってくれる養蜂家とは、どんな仕事でしょうか。

ミツバチとは

養蜂家とは、簡単に言えばミツバチを飼育する仕事です。

ブタなら養豚家、ニワトリなら養鶏家、同じような理屈です。

ではミツバチとは、どんな生き物でしょうか。
もちろんハチの一種、膜翅目の昆虫であり集団生活をします。

一つの巣、いわゆる巣箱が一家族です。

中心に女王蜂がいて、ひたすら卵を産み続けます。

いわゆるハタラキバチは、すべて女王の娘であり、
それぞれは姉妹です。そして自分の妹を育て続けます。

一部のハタラキバチは、近くの花を探して蜜や花粉を集めます。
これがハチミツの原料になります。

中学入試に出やすい問題として、特有の八の字ダンスが有名です。
ちなみにハタラキバチの寿命は2カ月程度と言われています。

天敵はスズメバチです

養蜂家にとって一番の課題は、巣が天敵に襲われることです。
最大の敵はスズメバチです。

同じハチの仲間ですが、スズメバチは肉食です。
主にミツバチを捉えて餌にします。

冷静に考えれば巣を襲われたとしても、
数匹のハタラキバチが犠牲になるだけです。

しかしミツバチはパニックになり、巣内が異常に熱くなり
全滅することもあるようです。

他にも蜜蝋を食べるスムシ、伝染病である腐蛆病なども深刻です。

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農薬の害もあります

昨今問題になっているのは、ミツバチが集団死するケースです。

これは蜂群崩壊症候群とも呼ばれます。

多くのハタラキバチが巣に戻ってこない現象です。

日本でも2009年以降、九州方面で影響が出ています。

はっきりとした原因は不明ですが一部の農薬が関係している?
ヨーロッパではネオニコチノイド系の農薬が販売禁止となりました。

このほかには

  • 遺伝子組み換え植物の花粉を採取したから
  • 異常気象
  • 地磁気の乱れ

などの説もあります。

かつては季節で移動していました

養蜂家は、かつて移動していたイメージがあります。

もちろん今でも、花を追って場所を変える移動養蜂があります。
主に特定の花限定のハチミツを作る業者が行っています。

一方で同じ場所で異なる花からミツを採取する定着養蜂もあります。
どちらが良いかは一概には言えません。消費者の好みです。

とはいえ一般的には冬の11月から3月までは巣を閉めます。

ミツバチの活動を制限します。事実上の休業です。

そして春になったら新女王によるハチミツ生産が開始します。

受粉させる仕事もあります

養蜂家の仕事は、ハチミツを作るだけではありません。
意外に知られていませんが、ミツバチを貸し出す仕事もあります。

つまり果実や野菜などは、ミツバチによって受粉します。
言い換えると受粉されないと実がなりません。

特に温室で育てるイチゴなどは、ミツバチが頼りです。
そうした農家にミツバチを貸します。

上述したミツバチの集団死問題は、養蜂だけの話ではなく、
拡大すれば野菜や果樹農家も巻き込む大事件なのです。

都会でも養蜂はできる

養蜂といえば田舎のお花畑をイメージします。

とはいえ都会でも養蜂は可能です。
最近は銀座や日本橋産のハチミツが話題になっています。

しかしどこに花があるのでしょうか?

近年はエコの観点から屋上緑化が注目されています。

つまり都会ならでは、ビルの屋上を活用しています。
また住宅街のガーデニングを利用した養蜂もあります。

でもハチが身近にいると人間にとって危なくないのでしょうか?

ミツバチは臆病なので、自分から刺すことはありません。
昆虫と人間の共存として、今後増えてきそうです。

副業としてどうですか

本格的に養蜂を始めようとするならば、
養蜂振興法に基づき都道府県から許可を得る必要があります。

もちろん花の蜜は誰のものか?権利関係も発生します。
生き物を飼うので保健所からの検査も不可欠です。

とはいえ趣味で細々とやるならば、問題はありません。

サラリーマンの副業として、これから流行るかも。
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