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9月29日、富山市に住む男性がインターネットオークションにて脱獄したiPhoneを販売していたとのことで商標法違反で逮捕されました。
脱獄を知らない人にとっては「脱獄」という名前の響きから「悪いことなら逮捕されて当たり前」と思うかもしれませんが、この逮捕は様々な形で波紋を呼んでいます。

iPhoneの脱獄とは

そもそも脱獄とは、正式にはJailbreakと呼ばれています。
簡単に言えば、iPhoneのプログラムを不正に改造することです。iPhoneには様々なセキュリティがかけられています。音楽やアプリ等がappleが認めた公式のものしかダウンロード出来ないのが、まさにそれです。
一方、Androidはそのようなガードはありません。Android用のプログラムが出来る人であれば個人でも作成したAndroidアプリ等を配信出来ます。
よく、安全性はiPhoneの方が上、と言われているのはそのためです。余計なデータの送受信をガードしているiPhoneですが、脱獄はプログラムの不正改造で、それらのセキュリティを外すのです。

iPhone脱獄のメリット、デメリットは?

せっかくappleが用意してくれているセキュリティを外して何かメリットがあるのか、と思う人は多いでしょう。
ですが、脱獄を行うことでappleが認可していない様々なアプリを利用出来るようになります。iPhoneはAndroidと比べるとカスタマイズ性が劣ると言われていますが、脱獄することによってAndroid以上に様々なカスタマイズが可能になるのです。
そのため、iPhoneマニアでは脱獄は決して珍しいものではありません。一方で脱獄した瞬間、appleの保証外となります。初心者は行うべきではない、とされているのはその為です。
また、脱獄したiPhoneが故障した場合、apple storeに持って行っても「当店では保証外です」と言われて修理対応はしてもらえなくなります。

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何が問題なのか?

今回の逮捕、簡単に言えば「プログラムを不正に弄ったiPhoneを売った」だけです。
脱獄、という呼び名は仰々しいものの、少し調べれば誰もが行える事です。にもかかわらず、「商標法違反」という曖昧な罪状で逮捕されました。

商標法(しょうひょうほう、昭和34年4月13日法律第127号)は、商標の使用をする者に独占的な使用権(商標権)を与えることにより、業務上の信用の維持を図って産業の発達に寄与するとともに、需要者の利益を保護することを目的とする日本法律である。Wikipediaより

仮にですが、正規品を改造したものを中古で販売することが商標法違反となるのであれば、カスタマイズされている車やバイクもアウトになるはずです。
既製品の家具や食器棚といったインテリアを改造するのもアウトでしょう。純正のメーカーパソコンをカスタマイズして売買するのもアウト。
脱獄の是非はともかく、改造したものを中古品として販売するのがアウトであれば、ジャンルによっては中古市場が壊滅しかねないのですが…。

今後起訴されるのか否かは大きな関心を集めそうです。

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