スポンサーリンク

ドラえもんの道具に「ほんやくコンニャク」があります。子供ではなくても、これがあれば海外旅行やビジネスが便利になる!思った人は多いでしょう。とはいえそんな時代が、すぐそこまで来ているかもしれません。

つまり自動通訳機が高度化しています。普通の人でも外国語を簡単に日本語へ、また日本語を外国語へ訳せる、優秀な通訳者をいつも連れているみたいです。もう英語の勉強は不要なのでしょうか。

バベルの塔が復活する?

旧約聖書の創世記第11章に出てくる話ですが、それまで人間はひとつの言語、ひとつの民でした。そのため驕り高ぶり巨大な塔を建てて神に近づこうとしました。そこで神は、人間の行いを改めさせるために言葉を乱し、お互いの言葉が聞き分けられないようにしました。その地がバベルです。

人間は地球上に広がっています。通常の生物であれば、生息環境が変わることにより亜種が生まれるはずです。とはいえ人間は、遺伝的に同じ種であり、誰とでも子供を作ることができます。言い換えると身体的な進化ではなく、言語的な進化によって「亜種」を作り出したのかもしれません。

では再びバベルに集まり、言葉をひとつにすることはできるのでしょうか。そうした野心的な考えは、成功するのでしょうか。自動通訳機は、神への挑戦なのか?

通訳と翻訳は別物か

紛らわしい用語に、通訳と翻訳があります。両者は混同されることがあります。もちろん広義に捉えれば、どちらも外国語を自国語へ変換する、もしくはその逆を行う、同じようなことです。

とはいえ狭義の意味では大きく異なります。つまり通訳は、会話が対象です。そのため同時もしくは逐次通訳などが一般的です。一方で翻訳は文語が対象です。すなわち本や書類など書かれた文章を変換する作業です。

したがって一般の会話で使われるのは自動通訳機、ネット情報を検索する際に使うのは、自動翻訳機です。誤解を恐れずにまとめるならば、通訳には即時性が、翻訳には確実性が、それぞれ求められるようです。

スポンサーリンク

同時通訳の仕組み

テレビのニュースでは、外国語を話しているシーンに字幕を出すことがあります。もちろん録画であれば、編集することができるからです。しかし生放送の場合には、肉声で同時通訳の流れることがあります。これはどんな仕組みでしょうか。

つまり同時通訳者が、その場で逐一通訳しているのです。大変そうなことですが、外国語と日本語の特徴を熟知していれば、できることなのでしょう。その技術には敬服します。とはいえ複数人を聞き分けてみると、やっぱり個人差はあるようです。

なお多言語が入り乱れる国際会議では、一度共通言語の英語に直し、そこから各言語へ変換する、二段階を経るケースが多いようです。そのため多少のずれや物足りなさは、許容すべきなのでしょう。文句があるなら自分で訳せ!そういうことです。

機械は通訳か翻訳か

面倒な話になりますが、自動翻訳機か自動通訳機か?もちろん会話の内容を変換しているのであれば、自動通訳機なのでしょう。しかし仕組みとして、一度会話を登録し、それを他言語に変換し、表示もしくは音声で流す。であれば、それは翻訳なのかもしれません。

とはいえ細かい定義は専門家に任せ、広義の言語変換、これを通訳と考えて以下は話を進めることにしましょう。

進む通訳技術

パソコンが登場し始めた頃、私が通う大学の研究室に、事務机ほどの大きさがある自動翻訳機がありました。英語を日本語へ、日本語を英語へ、ちょっと時間はかかりますが「素直に」変換してくれたものです。

とはいえ複雑な文章になると、まったく意味不明の答えが返ってきました。そのためなるべく短文にする工夫が求められました。そこまでするのは面倒?次第に誰も使わなくなったことを覚えています。

1.ネット翻訳

インターネットの世界は、当然のように日本語以外の情報がたくさんあります。科学や医学について詳しく調べたいなら、外国語の知識が必要になります。とはいえよほどの研究者ではない限り、それは極めて難しいことでしょう。

そうしたニーズは少なからずあります。ネットの普及に伴い増大してきました。そのため徐々にではありますが、何とか使用に耐えるような翻訳ソフトが登場しています。代表的な物はGoogle翻訳かもしれません。初めて使った時は感動しました。

もちろんネットサイトとして、英語をコピペすれば日本語に変換してれるサービスもあります。専門家に言わせれば、まだまだ使いづらいのでしょうが、概要を知る程度であれば重宝するツールではあります。

2.スマホのアプリ

今の時代はパソコンを使わない人も多くいます。ほとんどはスマホでできてしまうからです。ならばスマホに通訳してもらいたいですね。持ち運びが可能だからです。そうしたニーズに応えるためスマホの通訳アプリが多々あります。

機械を通すので、厳密な意味での通訳ではありません。それでもCPUの処理スピードが速いので、テレビの国際中継程度での会話が可能です。もちろん音声認識機能も高まっていますので、はっきりと話せば、驚くほど聞き取ってくれます。

3.拡声器

ちょっと違った技術ですが、自動通訳機能を備えた拡声器があるようです。まだ空港など使用の場は限定されていますが、日本語で話すと、複数の言語で復唱してくれるようです。災害時など、外国人を誘導する際に重宝すると期待されています。

自動通訳機を上手く使うためのポイント

自動通訳機は高度化しています。日常会話なら満足できるレベルかもしれません。とはいえ日常会話だからこそ気を付けたいポイントがあるようです。

1.文章を短く簡潔にする

通常の会話でも何を言っているのかわからない人がいます。その理由は、いろいろなことを盛り込みすぎて文章が複雑になっているからです。そのため通訳してもらう際には、文章を短く簡潔にする配慮が求められます。

具体的には、何とかで、何とかで、何とかで、のように続けるのではなく、AはBです、そう短くまとめましょう。人間が通訳している場合も、そうした方が親切ですよ。機械はまだ、日本語の助詞や接続詞が苦手なようです。

2.滑舌をよくする

音声認識装置は高度化していますが、滑舌がよくないと、上手く聞き取ってくれないようです。また日本語には同音異義語が多数あります。人間同士の会話であればなんとなく前後の内容から判断できますが、機械には難しいようです。

滑舌を良くする練習をすれば、日常生活でも変な間違いがなくなり、対人関係がスムーズになるかもしれません。そういう意味では、自動通訳機で練習してみることをおすすめします。

3.語彙を増やして鍛える

昨今の通訳システムは、ディープラーニングを応用した人工知能AIが使われるようになってきました。とはいえ完璧ではありません。つまり行間を読み取る?会話ではそうした作業も必要だからです。

上述のように、人間同士では暗黙の了解でわかることであっても、機械には理解できないことが多々あります。そういう意味では、自分の通訳機を鍛えることが大切かもしれません。語彙や用例を増やしてあげれば、自分に合った通訳をしてくれるでしょう。

英語学習は不要になるか

電卓の使用が当たり前になると、小学校で九九を教えない国が出てきます。同じように自動通訳機が一般化すれば、学校で英語の勉強はなくなるのでしょうか。

とはいえ英語は何のために勉強しているのか?それを考えてみるべきでしょう。もちろん国際化のためのツールです。とはいえ語学は、文法を論理的に考えることが求められます。そういう訓練と捉えれば、学校の授業はなくならないかもしれません。

スポンサーリンク